ゼラニウム のバックアップ(No.13)

ゼラニウム（Geranium）は南アフリカを中心に熱帯アフリカ、シリア、オーストラリアなどの広い範囲に約280種が分布している、花壇や鉢植えの定番植物です。

ゼラニウム全般の花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」、西洋では「true friendship（真の友情）」「stupidity（愚かさ）」「gentility（育ちの良さ、上流気取り）」
赤いゼラニウム（Red Geranium）は「君ありて幸福」、西洋では「protection（保護）」「preference（優先、好み）」
ピンクのゼラニウム（Pink Geranium）は「決心」「決意」
深紅のゼラニウム（Scarlet Geranium）は「メランコリー（憂うつ）」、西洋では「melancholy（憂うつ）」「consolation（慰め）」「comfort（慰め、癒し）」

属名のペラルゴニウムは、ギリシア語の「pelargo（こうのとり）」のこと。
果実に突起があり、こうのとりのくちばしに似ていることに由来します。

性質自体は丈夫で、暑さで枯れることは少ないですが30度を超える日が続くと
弱ってしまったり、多湿も嫌うので日本の夏には少し合っていません。
水のやり過ぎで、多湿になり根腐れ等を起こしてしまいます。
夏場は日陰に入れる等、多少気を使って上げたほうがいいです。
冬場も寒さに弱いわけではないので、暖地ならば屋外で越冬もできます。

近年話題になっている、アロマの世界でもゼラニウムの精油は大変人気があります。
ゼラニウムは花にはほとんど香りがありませんが、茎や葉から精油を分泌し、リラックス作用のある芳香を放ちます。
ゼラニウムにはたくさんの園芸品種がありますが、特に香りを楽しむために改良されたものは、センティッドゼラニウム(scented-)と呼ばれています。
香りの種類も柑橘やフルーツなど様々ですが、特に人気があるのはバラのような甘い香りがするローズゼラニウムです。
ハーブとしては鎮静作用や抗炎症作用に優れており、最近では花粉症などのアレルギー症状を抑える働きがあるとして注目されています。
甘い香りには不思議なことに昆虫忌避作用もあり、蚊取り草や蚊連草、蚊香龍という名前で売られていることもあります。
ヨーロッパでは魔よけや厄よけの効果があるとも言われており、昔から窓辺に置く花の定番になっています。

彼女がいる以上、害虫の大群が列挙して押し寄せるようなことは
無いはずなのですｇ（うわ、なにすｒ

緊急任務の寸劇でずっとクロユリの心配をしていたので、もしや、と思った団長さんも多いのではないでしょうか。
マイページ等のセリフでも団長よりもクロユリの事を気にしている事が多いんじゃないかというくらい、会話にクロユリの名前が出てくる、クロユリ大好きな子だったり。でも、そういう関係ではないみたいで残念。
アビリティもクロユリの初期アビリティをフォローする発動率UPタイプなので、クロユリを所持している団長さんは是非一緒に組んであげてください。

さてそんな二人ですが、「自分と正反対の性格のクロユリ」と自ら言っているように、花本来のゼラニウムとクロユリも真逆の要素があります。
ゼラニウムは上述されているように、“虫除け効果”のある精油として、また品種によってはバラやミカンなど様々な香りを楽しむことができるハーブとしても利用されています。
一方のクロユリは、生物の少ない高山地域で受粉を行いやすくするために“虫を引き付ける”独特の香り(屍臭といわれるほどの強烈な香り)を放っているという特性があります。恐らく、この虫を引き付けるという花の特性もクロユリの『死神』という設定に繋がっているのでしょうがそれは余談なので割愛。
また、ゼラニウムは虫除け効果が転じて、欧州では“厄除け”の花としてポピュラーな贈り物として知られていますが、クロユリは『黒百合伝説』(詳しくはクロユリのページを参照するかググってください)や花言葉の“呪い”が示すように贈り物としてはふさわしくないものとされています。

“親友を求める”ゼラニウムと“孤独を望む”クロユリ。二人が今後親友と呼び合えるようになるのか、それともクロユリの“呪い”に屈してしまうのか。それは団長さん次第です。