アンリ(バイカカラマツ) のバックアップ(No.8)

「人間ではない」花騎士。
原作での音精と同じく、魔力を帯びた古いバスクラリネットに命が宿り、人の姿をとった存在。
地中に埋もれかけていたところを偶然オンシジュームに拾われ、それを預かる形で団長が引き取った。
くすんだ状態のそれを哀れに思った団長が綺麗に手入れした結果、人の姿に変身した。

彼女の基となったバスクラリネットはどこから来たのか
芸術の女神（ガールズシンフォニー世界の創造神）が存在しない異世界スプリングガーデンでいかにして音精と成ったのか（音楽魔術に近いものはスプリングガーデンにも存在する）
、
なぜ人ではなく音精である彼女が世界花の加護を得る事が出来たのか、

彼女はその存在自体が謎だらけである。

確かなのは、彼女は「アンリ」という音精であり「バイカカラマツ」という花騎士でもあるという事である。

バイカカラマツはクラリネットの派生楽器キンポウゲ科バイカカラマツ属またはカラマツソウ属(Thalictrum)の多年草。
学名：Anemonella thalictroides（アネモネラ・タリクトロイデス）
英名：Rue Anemone(ルーアネモネ)
原産地：北アメリカ
1930年頃に日本に渡来した外来種。
和風な情緒あふれる姿だが日本には自生していない。

開花時期：３～４月
草丈は１０～２５cmの塊根を持ち、花径２～３㎝程の桃色の花を咲かせる。
最近では品種改良により、八重咲きや千重咲きだったり、白やピンク、淡緑色など、様々な品種が流通している。

鉢植えや寄せ植えに適しており、育てやすく丈夫な植物。
小型の宿根草なので、どちらかといえば鉢植え向き。
排水性に秀でた土が最適。
花が咲くまでは日当たりの良い場所で、夏が近づくと半日陰で管理すると良い。
耐暑性が弱く、花が終わると急に地上部は衰えて休眠するため、翌春に芽吹くまで、忘れずに世話をしてあげよう。
耐寒性が強く、冬でも植え替えたり家の中で育てる必要はないが霜で塊根が痛むことがあるため、落ち葉などで霜よけをすると良いだろう。
うどんこ病（葉に白い物体が付くという病気。カビが原因）やナメクジ、アブラムシによる食害には注意が必要。

漢字では「梅花唐松」と書くが、もちろんウメともマツとも関係はなく、
葉が「カラマツソウ」という植物に似ており、一重咲きの花が梅に似ていることが名前の由来である。

また属名のAnemonellaが示すとおり、アネモネとも近縁の植物である。