#author("2016-12-24T08:24:02+00:00","","")
#author("2017-09-16T02:37:07+00:00","","")
*No.999 霊獣 守のアンプルゥ [#y018b9e0]
|>|>|>|>|>|CENTER:|c
|>|>|>|>|>|~''ステータス''|
|&attachref(守のアンプルゥ.jpg,nolink);|>|''属性:''COLOR(orange):突|>|>|''名前:''霊獣 守のアンプルゥ|
|&attachref(守のアンプルゥ.jpg,nolink);|>|''属性:''無|>|>|''名前:''霊獣 守のアンプルゥ|
|~|>|>|>|>|[[★★★★★]]|
|~|~初期Lv&br;(最大Lv)|>|>|>|~''/''|
|~|~''HP''|>|>|>|10&br;(10)|
|~|~''攻撃力''|>|>|>|10&br;(10)|
|~|~''防御力''|>|>|>|10&br;(10)|
|~|~''移動力''|>|>|>|''0''|
|~|>|>|>|>|~''戦闘スキル''|
|~|>|>|>|>|なし 発動率0%&br;なし|
|~|>|>|>|>|~''アビリティ''|
|~|>|>|>|>|強化合成専用、EXPが多く獲得できベースキャラクターの防御力を増加させる|
|~|>|>|>|>|なし|
|>|>|>|>|>|~''プロフィール''|
|>|>|>|>|>|''品種:''特殊合成専用|
|>|>|>|>|>|''所属国家:''無国籍|
|>|>|>|>|>|''花言葉:''なし|
|>|>|>|>|>|''勇敢なる者の秘められた力を引き出すと云われている霊獣。&br;強化合成に使用すると花騎士の「防御力」を増加させる。&br; ※強化合成専用キャラクターです。''|

*霊獣 守のアンプルゥについて [#lf79f45b]
合成したキャラクターの防御力を一体につき+4 各種アンプルゥにつき最大100体まで合成可能
ごく稀にノーマルガチャや高難易度ノーマル任務、最上級緊急任務でドロップする
詳しくは[[強化・進化合成]]

#region(''元ネタ解説'')
アンプル(ampoule)と聞いて団長各位が想起するのは、プラスチック容器で観葉植物の植木などに刺さっている緑色のボトルだと思われる。
(まさに霊獣が持っているアレである)。
が、Google先生の画像検索で「アンプル」と入力して出てくるのは、ほぼ注射剤の中身を保管するガラス容器である医療用のアンプル画像である。
&br;
一応そちらの説明もすると、アンプルはガラスの筒に薬剤を入れた後に先端を熔封してあるもので、薬剤を取り出すためには頭部をポキンと折ってから使う必要がある。
(『アンプルカッター』と呼ばれる専用の道具が必要で、これもアンプルの画像検索で良く出てくるがハート形の物であったり、専用の器具であったりと様々)。

折った後は蓋のしようがないため基本的に使い切りであり、小容量の液剤の保管に用いられ、製造の際も低コストである。
短所は折った際の破片が薬剤に混入する可能性がある事と、開封時に怪我の危険性があること。
(アンプルを折るのには非常にコツがいるようで、画像検索をすると折る際に指を切ったと思われる画像や「開け方のコツ!」といった具合のタイトルの絵がちょくちょく見られる)。
近年は傷を付けなくても頭部が折れるよう加工されたワンポイントカットアンプルが主流だそうだが、実際の医療現場ではどちらが多いのだろうか。情報求む。

注射剤の中身を保管するガラス容器の種類には他に「バイアル(vial)」と呼ばれるものもあるがこの二つには「蓋があるか否か」と言う決定的な違いがある。
こちらはコルク栓がしてありそこに複数回針を刺すことが可能なので、薬剤を分けて使ったり、固形注射剤に溶解液を加えて溶かしたり、複数の薬剤をバイアル内で混ぜ合わせたりすることができる。
アンプルのようにガラス片が発生することはないが、針を刺す際に栓の一部が削り取られて異物となることがある(コアリングと呼ぶ)。

最近ではガラス製ではなくプラスチックの物も多く、内容量によって硬質か軟質か変わってくるようだ。
が、中に保管する素材によっては加熱滅菌の条件設定が難しくなったり、ガラスと異なり酸素を透過するので注射剤の安定性に影響が出るなどと言う欠点がありガラス製の物と上手く使い分けられている。
&br;

さて、植木に刺さってる緑色のボトルの話題に戻ろう。
実はあの緑色のボトル、良く見ると大体「肥料アンプル」か「活力剤」のどちらかの表記をされているのだがこの二つは全くの別物である。
どちらも多くが緑色をしたプラスチック容器のものが多いため、たまに肥料アンプルと活力剤がごっちゃになっている人が時折いたりする(この文章編集をしている貧弱一般団長の周りにも数名いた……)。
肥料アンプルは文字通り「肥料」なのだが活力剤は「''法律上肥料として販売できない低濃度の肥料''」の事である。

要するに、''活力剤だけでは植物への肥料代わりにはならない''のだ。
活力剤はあくまでもサブとして使用し、メインの肥料は必要量ちゃんと与えてやる事が花木を育てる第一歩である。


そもそも植物には必要な栄養分が17あると言われているがそれが全て言える団長はそう多くはないだろう。%%むしろ言える人がいたら私に変わってアンプルゥの解説してほしいぐらいである。%%
そしてその17種類の栄養分も、植物の要求量に応じて二つに分けられ四つのランクがある。

|多量要素|多量一次要素|空気や水から摂取する|炭素 (C)、水素 (H)、酸素 (O)|
|~|~|根から摂取する|窒素 (N)、リン (P)、カリウム (K)|
|~|多量二次要素||カルシウム (Ca)、硫黄 (S)、マグネシウム (Mg)|
|微量要素|||ホウ素 (B)、塩素 (Cl)、マンガン (Mn)、鉄 (Fe)、亜鉛 (Zn)、銅 (Cu)、モリブデン (Mo)、ニッケル (Ni)|

それぞれ解説していくと……

①多量要素
文字通りむっちゃ必要な栄養素のことである。これが無いと間違いなく植物は育たないと言って良いだろう。必要量に応じて二種類に分かれる。

-①-1多量一次要素
無くてはならない栄養素である。摂取の仕方で更に二つに分けられる。
--炭素 (C)、水素 (H)、酸素 (O) ……水や空気から摂取。この三つを除いた14種類を植物の必須栄養素を''無機栄養素''と呼ぶ。
--窒素 (N)、リン (P)、カリウム (K) ……根から摂取する。それぞれ「葉肥」「実肥」「根肥」と言われる程その部分の成長に大事な栄養素である。

-①-2多量二次要素
多量一次要素ほどではないが、かなり必要な栄養素である。
・カルシウム (Ca) :植物の細胞壁にペクチンを固定する重要な役割(NPKの欠乏でも植物自体は生育するが、Caが欠乏すると生育は停止してしまう)。
・硫黄 (S) :酸化還元の電子の受け渡し、酵素の構造維持に重要。
・マグネシウム (Mg) :葉緑体に含まれる葉緑素に含まれる。Mg欠乏では葉緑素が不足し、生育が遅れる。

②微量要素
この辺も少ないとはいえ無かったら植物の育成に支障が出る栄養素である。
・ホウ素 (B) : Ca同様に細胞壁に結合してペクチンの固定に役割を果たす。Ca同様に欠乏すれば成長は停止してしまう。
・塩素 (Cl) :細胞内の電気的なバランスを取るため、また、浸透圧の調節に必須。特に、二酸化炭素を吸収するための器官である気孔の開閉にはリンゴ酸と共に必須である。
・マンガン (Mn) :光合成の反応で、水を分解して酸素を作り出す反応に必須である。
・鉄 (Fe) :酸化還元に関与するヘムタンパク質(カタラーゼなど)と呼ばれるものや、鉄-硫黄タンパク質に含まれている。解毒や光合成などに関与するタンパク質に含まれており、とても重要。
・亜鉛 (Zn) :酵素の基質結合部位や立体構造の維持に必要。また、DNAの安定化にも寄与している。
・銅 (Cu) :酸化還元関連の酵素、特に過酸化物などの分解反応で酵素の触媒として作用する。一方、銅イオンそのものは植物に対して毒作用を示す。
・モリブデン (Mo) :多量一次元素の窒素を吸収する際、一般的には硝酸イオンを吸収するが、これを体内で利用するためにアンモニウムイオンへ還元する反応の酵素に含まれているため、必須である。
・ニッケル (Ni) :詳しいことはよくわかっていないが、尿素などのウレイドを分解する酵素に必須であることがわかっている。(野外ではめったに欠乏症を観察できない。むしろ過剰害の方が目につくと言われている)

ここまでくれば「肥料」の正体が分かってくるはずである、答えは「窒素(N)」「リン(P)」「カリウム(K)」である。植物によっては必要な栄養素の配分が異なったりもするが、基本的にこの三つが必要不可欠と言って良い。
特に窒素とリンは光合成をする上でとても大事な役割を果たすのだが、それについては攻のアンプルゥが詳しいと思われるのでここでは割愛する。

……え? カリウムは光合成では役に立たないのかって? 疑問は当然出てくる流れなのだが。
実は何故植物にカリウムが必要なのかという謎はつい最近(1980年代)まで解明されていませんでした。

そのカリウムの役割とは、ずばり「光合成などの各種反応が起こる場の雰囲気を保つ」というもの。
また寒さや病気に弱くなり枯れてしまう、実に含まれる栄養量が低くなると言う原因の一つにカリウム不足が挙げられるなど、窒素やリンと勝るとも劣らない重要度があったりする。
ただし、一部の植物ではカリウム不足を必須元素ではないナトリウムの吸収によって補う現象が報告されている。


上記にも一部書かれているが施肥の難しい点は、連想し易い各必要元素の欠乏症
と共に多くの必要元素に過多症が発生する点である。

植物により必要量や過剰となる量は異なるが、当然必要量が足りない元素があれば
植物は良く育たない。
だが逆に、特定の元素を過剰に吸収すると、病害への抵抗性が落ちたり、
形態が異常になったり、他の必要元素の吸収を阻害してしまうのである。

そのためコレさえたっぷり施肥注入すればOK、といった万能肥料は存在せず、
不足している元素を緩やかに補うという技術が必要なのである。
有機肥料は、植物が吸収できない形態の必要元素が、菌などの分解で、
徐々に植物が利用可能な状態に変化していくため
緩やかに長期的に効果を発揮する点で過多症になりにくく且つ上手く
好状態にできればその状態を保持できる点で優れている。
化学肥料は、欠乏の状況を把握できていれば、定量的コントロールを
行い易い点で優れている。

(蛇足)
実際のところ、植物には必須元素以外にも「有用元素」と呼ばれるものがある。
これは、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、ナトリウム(Na)、コバルト(Co)、セレン(Se)の5種類が現在のところ報告されている。

気になる団長諸兄は調べていただきたい。


#endregion

#region(''守のアンプルゥからのチョコのプレゼント!?'')
&attachref(守のアンプルゥからのチョコレート.jpg,nolink,);
#endregion


*コメント [#s6ad3c3c]
#pcomment(./コメント,reply,15)

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