アスター のバックアップ(No.9)

蝦夷菊（エゾギク）
昔はシオン族に（Aster：アスター）に分類されていたが、
今はエゾギク属（Callistephus：カリステプス）に分類されている。
学名は Callistephus chinensis。英名は China aster。
Callistephus（カリステプス）は「美しい冠」の意味、花冠が大きく美しいことが由来。
Aster（アスター）はギリシャ後で「星型」の意味。

原産地は中国や朝鮮半島の北部で
日本には江戸時代に渡来し、品種改良の結果、様々な色・形の品種がある。
1731年にタネが原産地の中国からパリに送られ、フランスで育種が進み、
次いでドイツからアメリカに渡って多くの品種が作られた。

マーガレットに似た品種もあることから、恋占いにアスターが使われることもあった。
上記のようなマーガレットのような咲き方（一重咲き）をするものから
アスター本人が構えている武器のようなぽんぽん咲（小毬咲き）の品種もある。
その他様々な色もあり、変化に富んでいる。

連作障害を起こしやすく
園芸に関係の資料では「五年以内に同じ土地に植えてはいけない」等の記述がある。

日陰や湿気が多い場所でも育ちにくい傾向があるが、基本的には育てやすい植物。

「菊との見分け方」
アスター／エゾギクで画像を見つけると、
調べる以前ならまず「菊」だと思っていた花の画像だったので
見分け方を調べてみた。

花の付け根にガク以外に葉が沢山付いているのが「アスター」
無いのが「菊」というのが一番見分けやすい
「アスター」の葉はやわらかくて１枚１枚が細長く少し丸みを帯びている
「菊」の葉は固くしっかりしている。

武器解説１　「金瓜錘」
　錘の一種。錘とは”重り”の意味で、それ単独で武器と呼ぶのは中国武術的には不適切。（厳密には武器の部位である）
ほとんどの場合が柄がついている場合では「瓜」と呼ぶが、『水滸伝』の杜興（とこう）が愛用。今回の場合では一般的には「双錘」と呼ぶのが妥当
”錘”だけで日本で知られるようになったのは、投擲具（武具ではなく用具）としての”錘”が先んじているため、と思われる
なお、解説では殴打・打撃武器としての側面が強調されるが、運用は武術訓練であって実戦利用の事例は稀有。そして球状部分にモルゲンシュテルンよろしく刺々しい様相に進化したものが、「蒺藜骨朶」（しつれいこつだ）。こちらは比較的有名

武器解説２　「京劇と双錘」
　現代ではメイス型の双錘は中国武術よりも中国歌劇の京劇などで見る機会が多い。ポピーの剣舞よりも見世物としては女性の双錘演舞の方が見る機会も多い

武器解説３　「史実上の双錘について」
　見た目の奇抜さからゲーム上で採用されることが多いが、中国の近世以降の王朝では訓練武器として制式化している。あくまでも訓練武器の類であって体幹を整えたり、基礎的筋力鍛錬などを目的とした訓練で用いられる。中国武術の視座で言えば、この武器はアクションの一連の流れを常に強く意識して用いることで特異性があり、武術というよりも演舞性が高く「高い運動能力」を求められる傾向がある。基本的に中国武術は動作の”流れ”・”繋ぎ”を強く意識する傾向があるが、双錘はもっともその思想性を顕現させうるものかもしれない