オリーブ のバックアップ(No.28)

鳩は夕方になってノアのもとに帰って来た。
見よ、鳩はくちばしにオリーブの葉をくわえていた。
ノアは水が地上からひいたことを知った。（創世記8:11）

わたしは、四つの生き物の間から出る声のようなものが、こう言うのを聞いた。
「小麦は一コイニクスで一デナリオン。大麦は三コイニクスで一デナリオン。
オリーブ油とぶどう酒とを損なうな。」 (ヨハネの黙示録6:6)

オリーブ

科属名：モクセイ科オリーブ属

学名：Olea europaea

別名：オイレフ、橄欖（カンラン）※注：橄欖は本来オリーブとは全く異なるカンラン科の常緑高木である

英名：Olive（オリーブ）

原産地：北アフリカ、地中海沿岸、中近東

開花期：5月-6月頃（イラスト背面＿白色の花）

誕生花：5月22日、5月26日、5月30日、10月27日、12月23日、12月31日他

花言葉：『平和』『知恵』『安らぎ』『勝利』『歓迎』他

○オリーブとは
モクセイ科の常緑高木。紀元前から栽培されていて、果実がオリーブオイルやピクルスを作るときに利用されています。
地中海地方が原産とされ、葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されています。
多くの品種は自家受粉できないため、同じDNAの花粉には反応せず実をつけないことが多いです。
このため、オリーブは別の品種を2本以上、隣接して植えた方がよいとされます。

オリーブの枝は、「ハト」とともに『平和の象徴』とされることが多いです。
これは『旧約聖書』の「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアの放ったハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきました。
これを見たノアは、洪水が引き始めたことを知った」との一節に基づいています。

またギリシャ神話においては女神アテナから、人類に贈られた『知恵の象徴』とされています。　

さらにアテナ神に与えられた都市とされるアテナイ（現在のアテネ）は古代オリンピック発祥の地であり、
競技の勝利者にはオリーブの冠が与えられていたことから『勝利の象徴』とされています。
　

日本でも九州から東北と広い地域で栽培されているが、原産地同様の地中海性気候である瀬戸内海沿岸(中四国地方)で盛んに栽培されている。
その中でもとりわけ盛んなのが、日本で初めて栽培に成功した香川県。生産量はダントツの日本一(国内の97%を生産。2013年)だが、香川県のオリーブへの情熱は並々ならぬものがある。例えば、

・県の花、県の木はいずれもオリーブ
・県の魚ハマチの養殖で、飼料にオリーブを加えて育てた｢オリーブハマチ｣が特産(ちなみにハマチの養殖も香川県が日本初)
・ハマチ以外にも、オリーブ車海老・オリーブ牛・オリーブ夢豚などのオリーブ特産が沢山
・香川県の社会人野球チーム名が｢香川オリーブガイナーズ｣

等々。冷奴にオリーブオイルなんで猛者までいる。

香川の食といえばうどんであるが、オリーブちゃん目当てに香川観光に来た団長諸君は是非オリーブグルメで楽しんでもらいたい。

○引用文献

「ウィキペディア　オリーブ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%96

「ヤサシイエンゲイ　オリーブ」http://yasashi.info/o_00008.htm

「horti　オリーブ」https://horti.jp/3040

「APEGO　オリーブ」http://www.apego.jp/contents/house-plants-dictionary/1338.html

「チルの工房　オリーブ」http://chills-lab.com/flower/o-ra-04/

「聖書本文検索　新共同訳　検索：オリーブ」　http://www.bible.or.jp/read/vers_search.html
　
○編集履歴
　初回：2016年12月26日
　　　　2017年 1月16日