コルベット のバックアップ(No.11)

▼アビリティ《変身》について
　アビリティに指定された条件を満たすことによって、
　その戦闘中《変身》専用のちびキャラに切り替わります。

　こうして戦闘中にちびキャラを切り替えることを「変身」と呼びます。

▼《変身》の条件について
　指定の条件のカウントをし始めてから必要回数分、
　条件を満たすことで次のターン開始時に《変身》します。
　《変身》先は条件を満たしたときに生存している敵の数に応じて変動します。
　※他フォルムに《変身》中は条件達成でのカウントはされません。

▼クマツヅラ、ローマンカモミールの所持する《変身》との違い

　・《変身》終了後、《再変身可能》
　・《スキルダメージ上昇》の特殊強化が発生しない
　・《行動でクリティカルが発生しなくなる》のデメリットが発生しない

▼《変身》の解除について
　下記のいずれかの条件を満たすことで《変身》が解除され、
　戦闘開始時のちびキャラに切り替わります。

　・戦闘が終了する
　・変身を行なったアビリティによる効果終了条件を満たす
　・変身を行なったキャラクターが戦闘不能となる

▼既存変身キャラとの併用について

　・《再変身可能》キャラクター
　　既存《変身》キャラクターが先に《変身》した場合、
　　現在変身中のキャラクターの《変身》が解除後、条件を満たすことで《変身》可能です。

　・既存《変身》キャラクター
　　《再変身可能》キャラクターが先に《変身》した場合、
　　《変身》が解除されるまで既存変身キャラクターが《変身》の条件を満たさなかった場合のみ《変身》可能です。

[癒えぬ血斧ラス変身中]　[食む棘槍イラ変身中]
　条件に対応するフォルムに《変身》中のみ、効果があるアビリティです。
　各フォルムに《変身》時に発動し、《変身》終了後に消失します。

[食む棘槍イラ変身時]
　条件に対応するフォルムに《変身》時に効果を獲得します。
　この効果は《変身》解除後も継続します。

　古の　しづのをだまき　繰り返し　昔を今に　なすよしもがな　　『伊勢物語』
　
コルベットは、作中シナリオでも言明された通り園芸品種名であり、正式名称は『アクイレギア・カナデンシス‘コルベット’』という。
学名は『Aquilegia canadeansis'Corbett'』、和名は『カナダオダマキ‘コルベット’』、キンポウゲ科オダマキ属のカナダ原産の多年草である。
元々は赤や白、紫といった色合いの花であったが、カナダのモンクストンのリチャード・サイモン博士が黄色のアクイレギア・カナデンシスをメリーランド州の小さな町で初めて発見し、その町の名前『コルベット』を新種名として名付けるに至った。
草丈は約30cm程度であり、先に述べた通り、原種は黄色の花では無かったのだが、自然交配により選別された結果、萼片から花弁まで淡い黄色に色付いているため、全体的に黄色く見えるのが特徴。開花時期は4〜6月頃。
　
育てる際には、冬の寒さには強い一方で、高温多湿を苦手としているため、日本の夏だと注意が必要。
夏には強い日差しを避け、半日影や明るい日陰に移動させるか、遮光ネットを利用して強い日差しを遮る工夫が必須である。適度な湿り気を保つ為に、株元にマルチング(土壌表面をビニール等で覆うこと)すると良い。
また、根が細長く成長する傾向にあることから、3〜4年が過ぎると次第に弱り始め、最終的には枯れてしまう運命にある。この性質がキャラ設定にも活かされている可能性は高い。
ただ、種ができやすく、発芽もしやすいため、こぼれ種から自然と世代更新がなされる場合も結構な頻度であるとのこと。この性質も受け継いでいるのであれば、団長との間に新たな命が芽吹くのも時間の問題げふんげふん。
　
和名の『オダマキ』は、漢字にすると『苧環』であり、これは機織の際に使う繊維を丸めた糸玉やそれに用いる道具のこと。この形にアクイレギアが似ていたため、日本ではそう呼ばれるようになった。ちなみに、日本には変種の『ミヤマオダマキ』という種も存在する。
　

　
▷ 花言葉【愚か】の由来
アクイレギアの英名が『コランバイン／Columbine』と言い、これはヨーロッパの道化芝居から来ている。
その中で登場する道化役の娘が持つ杯がアクイレギアに似ていたため、【愚か】という花言葉となった。
　
▷ 花言葉【心配して震えている】の由来　
ヨーロッパでは赤いアクイレギアが『捨てられた恋人の象徴』となっている。
このことから、【心配して震えている】という花言葉になったとされる。
　
▷ 花言葉【勝利への決意】の由来
ヨーロッパでは紫のアクイレギアを『ライオンソウ』と呼ばれている。
これは、ライオンがアクイレギアの葉を食べたのを見て力を持つ草だと信じられ、葉を両手に擦り付ければ勇気が出てくると人々に謳われるようになったため、【勝利への決意】という花言葉となった。
　
▷ 花言葉【あの方が気がかり】の由来

　しづやしづ　賤（しづ）のをだまき　繰り返し　昔を今になすよしもがな　　『義経記』

白いアクイレギアの花言葉として扱われるが、これは日本の静御前が詠んだ上記の歌からだと言われる。
この歌は、「『静よ静よ』と繰り返し私の名を呼んでくださったあの昔のように、懐かしい判官様(＝源義経)の時めく世に、今一度したいものよ』という意味。
これは、義経と共に都から逃れたものの、吉野で生き別れてしまうだけでなく、頼朝に捕捉されて鶴岡八幡宮で『鎌倉万歳』を祝ぐ舞を奉納せよと命じられた際に詠ったものである。
腹に義経との子もおり、義経を血眼で探す頼朝の命を守らず、そればかりか反逆者として追われる義経を想う歌で舞を奉納した静御前に頼朝は激怒するも、妻である北条政子が『女とはそういうものです』と執り成し、褒賞を与えて帰したと伝えられる。