「概要を食べながら、しゅっぱーつ!」

アズキはマメ科ササゲ属の一年草。
日本、朝鮮、中国、台湾、インド、ネパール、ベトナム、ミャンマーなどに自生するヤブツルアズキが東アジアで栽培化されたもの。

学名:Vigna angularis

俳句では夏の季語。
学名の「Vigna」は「ササゲ属」(17世紀のイタリアの自然科学者に由来)、「angularis」は「角張った」の意味。
本作では「アズキ」という名前で実装されているが、「小豆」の読みは本来は「ショウズ」であり、「アズキ」は大和言葉(和名)であるらしい。
名称の由来については、諸説ある。
・「ア」は「赤」、「ズキ」は「溶ける」の意味。煮崩れやすく短時間で調理できることから。
・「アカツブキ(赤粒木)」からアズキとなった
他多数。

このように本来の読み方はショウズだが、アズキ読みの方が一般的。英名も「Azuki bean」となっている。
中国から伝来してきた大豆は中国読みを採用してダイズになったが、古来よりヤブツルアズキが自生していた日本では、土着の大和言葉を採用してアズキと読むようになった。
いつ頃から読み方が変わったのかは不明だが、918年に作られた本草和名(ほんぞうわみょう)という本では、赤小豆と書いてアカアスギと読ませていた。
豆という漢字は、神様の食事である神饌を盛る高坏の形から生まれた字と言われる。昔の人は小豆を神へのお供え物にしていた事が窺える。

アズキの草丈は30~70cm程度。ヤブツルアズキと違い蔓にならず、茎は直立する。
長い葉柄に小さな葉が3枚付く。5月中頃に種を植え、6月上旬に発芽。兵庫県では7月中頃から種をまく。
7~9月頃に黄色い花が咲いた後、5~10cm程度のサヤができる。
8~11月頃になるとこのサヤが熟し、いわゆるアズキ色の豆が収穫できる。見た目はインゲンマメのサヤにそっくり。

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Last-modified: 2022-03-27 (日) 16:20:41 (761d)