クマツヅラ のバックアップ(No.61)

• クマツヅラの場合は、スキルは全体2.8倍→全体3.4倍に倍率が強化される
• 1度の戦闘につきパーティ内で1回のみ発動可能
  →複数の変身可能キャラクターが居ても、1回のみ、先に条件を満たしたキャラクターの変身のみが発動する
  →ターン経過で変身が切れたのち再度スキルを発動させても変身しなおすことはできない
• 変身中はパーティメンバー全員クリティカルが発動しなくなる
  →たとえ「クリティカル率変更：100％」アビリティを所持した花騎士がいてもその効果より優先され、クリティカルは発動しない
  　さらに戦闘中の表示上の変化として、パーティメンバーが攻撃した際のダメージ表記の文字が紫色に変化し、MAGICALと表示される。(これにより、敵の弱点を突いたかどうかが文字色で判別できなくなる)

例として、パーティメンバー全員のスキルダメージを10％上昇させるアビリティを所持しているキャラクターが2人いたとする。
通常はスキルダメージの上昇は加算され、スキルダメージは20％上昇する。
しかしクマツヅラの第4アビリティの処理を行うと、まず各々のスキルダメージ上昇アビリティに10％を加えるためそれぞれ値が20％となった上で、
「20％アップ、すなわち1.2倍になる」処理を2人分掛け算することになる。
よって最終的なスキルダメージは、1.2×1.2＝1.44倍になる、つまり上昇値で言うと44％上昇する、という計算になる。

もう一つの例。スキルダメージを10％上昇させるキャラクターが4人いた場合は、4人全員のスキルダメージ上昇量が20％となった上で掛け算が行われるため、
1.2の4乗で約2.07倍、上昇値は通常時の40％から107％にまで跳ね上がる。

つまり、パーティ内のスキルダメージ上昇アビリティの数が多いほど、＋10％による数値の上昇及び乗算化によりスキルダメージ上昇幅は跳ね上がっていくというわけである。

コデマリ(イースター)のターン経過スキルダメージ上昇アビリティの場合は、1ターン経過するごとにスキルダメージ20％アビリティが最大3個まで増えていくことになる。
クマツヅラ変身時には各々が＋10％されて30%になった上で乗算され、最終的に一人で1.3×1.3×1.3＝2.197、つまり119％ものスキルダメージを上昇させることが出来るようになるわけである。

オンシジューム(フォスの花嫁)の「戦闘中、パーティメンバーのスキルダメージが30%上昇し、さらに自身のスキルダメージが30%上昇」を例にとると、
通常自身のスキルダメージは30＋30＝60％アップとなるが、変身中はそれぞれを別のスキルダメージ上昇アビリティとみなし、1.4×1.4＝1.96、つまり96％上昇するという結果になる。

クマツヅラは、彼女が初となる特殊なアビリティである「変身」が可能なキャラクターである。
これまでのキャラクターにはない特別な仕様が多々あるため、活用しようと思うならばまずアビリティの特性を理解する必要がある。

まず、第2アビリティ「変身」の内容について。

• クマツヅラの変身の仕様
  • スキルを発動した次のターンから変身し、第2、3、4アビリティの効果が発揮される

• スキルが変化し、全体2.8倍→全体3.4倍に倍率が強化される

• 変身中はパーティメンバー全員のクリティカルが発生しなくなる
  • 追撃・迎撃・反撃など全ての行動で発生しなくなり、「必ずクリティカルになる」効果よりも優先される
  • 実装時点では「必ずクリティカルになる」アビリティは1ターン目限定で発動するアビリティしかないため実際に競合することはない

• 変身後5ターン経過、クマツヅラの戦闘不能、戦闘の終了によって変身は解除される

• 1度の戦闘につきパーティ内で1回のみ発動可能
  • 複数の変身可能キャラクターが居ても、1回のみ、先に条件を満たしたキャラクターの変身のみが発動する
  • ターン経過で変身が切れたのち再度スキルを発動させても変身しなおすことはできない

• 表示上の変化
  • SDが進化後のグラフィックになり、モーションも変化する
  • パーティメンバーが攻撃した際のダメージ表記の文字が紫色に変化し、MAGICALと表示される
    
    

次に、第1、3、4アビリティを整理する。

• 未変身時でも発動するアビリティ
  • スキルレベルに応じたスキル発動率上昇(1.28～1.36倍)

• 60％の確率で自身が再行動

• 変身時のみ発動するアビリティ
  • パーティメンバー全員の弱点属性の敵に対するダメージが50％上昇

• パーティメンバー全員に魔属性付与

• パーティメンバーが所持する《スキルダメージが上昇する》効果のアビリティをそれぞれ特殊強化する

変身時に効果を発揮するアビリティの内、第4アビリティの「《スキルダメージが上昇する》効果のアビリティをそれぞれ特殊強化する」という能力が文字通りかなり特殊なものとなっている。
「特殊強化」の内容としては、「スキルダメージが上昇する値に10％を追加し、効果重複時の計算をそれぞれ乗算に変更する」　とある。

計算方法の理解はなかなかややこしいが、ざっくりといえば

「スキルダメージが上昇するアビリティを持っている花騎士を多く一緒に組ませれば組ませるほど、スキルダメージの上昇値が普通に組ませるよりもはるかに大きくなる」

という認識でいればいい。

• 実際の運用について

彼女のアビリティをしっかりと利用しようとすると、

• スキルダメージ上昇アビリティを持った花騎士・FMを多く組み込む
• スキル発動率を確保する(変身起動のための1ターン目、火力を出せる2ターン目以降どちらも)
• 敵を倒すまでクマツヅラを生存させ変身アビリティを維持する
• 変身が切れるまでに敵を倒す
• 敵の弱点を突く
• クマツヅラが持たない攻撃力上昇バフ(加算バフ)を補う

など考えるべき点がかなり多い。

クマツヅラは既存のパーティにそのまま組み込んでも真価を発揮できない。
性能を十分に活用するためには、弱点や有効アビリティ等の敵の情報を参照しながら、彼女を中心としたパーティを組む必要があるという意味で非常に玄人向けである。
パーティ構成の思案し甲斐のあるユニークな性能を持っていると言える。

• 2021/04/26 復刻ガチャ開催(～2021/05/10)
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クマツヅラ(熊葛)はクマツヅラ科クマツヅラ属の多年草。

学名：Verbena officinalis
別名：バベンソウ(馬鞭草)、ハトノクサ(鳩の草)
原産地：日本、台湾、ユーラシア大陸、アフリカ北部

６～８月頃に本州～沖縄でよく道端に生えてるのを見かけるアレ。
900年代に書かれた分類体漢和対照辞書「和名抄」にも記載されている在来種。

和名の「クマツヅラ」の由来は
・米粒状の実が付くことから「コメツヅラ(米葛)」
・花穂が長く伸びることから「ウマウツツヅラ(馬打葛)」
など、諸説あるがよくわかっていない。
別名の「ハトノクサ」は鳩が好んで食べることに由来する。サクランボ同様、捕食者がお供である。

学名のクマツヅラ属を表す「Verbena(バーベナ)」は「祭壇を飾る草」の意味。

磔にされたキリストの血を止めたとされ、ヨーロッパでは神聖な植物として扱われる。
実際に古くから世界各地で止血や解毒、婦人病、皮膚病に効く薬草として使われる。
漢方では「馬鞭草」と呼ばれる。