ゴギョウ

• ステータスは足が遅く、防御力がやや高い以外は標準的だが、★6の魔属性では初となる複数回攻撃スキルを所持している。
  虹ではアネモネやシロタエギクが同様のものを持つが倍率が僅かに高く、代わりに発動率がやや低い。
  ただ、二人とは違いアビリティで補強されているため実際の発動率はより高いものとなっている。

• アビリティ面では虹の標準的な攻撃力アップとスキル発動率アップ。
  スキル発動率1.2倍を持つ★6で3回攻撃スキルなのはゴギョウのみだった。
  （2017年9月のオジギソウの開花まで。進化までの場合2018年4月時点でもゴギョウのみ）
  総合的に見ると非常に火力が高い構成となっているため是非とも開幕スキルをお見舞いできるように編成してあげたいところ。

2017/7/3に開花(能力のみ)、2018/1/29に開花対応された。
※開花後のアビリティは何度か上方修正を受けて変化しているが、記述時点の最新のもので記載する。

開花後のステータスはHPと攻撃力が並、防御力が高めになっている。
アビリティはスキル発動率上昇はそのままで、パーティメンバーの攻撃力上昇が15%→25%と大幅に向上。
新たに【パーティメンバーのスキルダメージ15%上昇】と【ソーラードライブの効果70%上昇】が追加される。

開花前から一転してソーラードライブ編成の一員となっている。
★6のソーラー強化キャラは全体攻撃スキルが多く、3回攻撃のゴギョウは貴重な存在である。
スキルダメージ上昇も直接ダメージを上昇させるアビリティが少ないソーラー編成では役に立ち、
ソーラー編成向けのキャラとしてはなかなか戦闘力が高くなっている。
また、光GAUGEの蓄積の関係上できるだけ後半に戦わせたいソーラー編成では移動力の低さがメリットになりやすい。

欠点としてはスキル発動率が最大32%であるため、マンリョウを使ったソーラードライブ＋1ターンスキル確定を狙う場合、
わずかに100%に届かないというところぐらいだが、実際のところマンリョウ一人でスキルを確定させるためには
全員がスキル発動率1.2倍かつスキルレベル最大が条件となるのでそもそも条件を整えること自体が難しい。
また、今後マンリョウ以外のソーラードライブ効果上昇と1ターン目スキル発動率1.65倍を併せ持ったキャラが増えれば、
確定が容易になりゴギョウの欠点も打ち消される。
そのため今無理に半端に確定に届かない状態で運用するよりは、今後に期待しつつ確定は狙わずに
ソーラー編成での貴重な3回攻撃役として活躍させるのが良いだろう。

ちなみにソーラードライブ以外の部分で見ても3回攻撃、スキルダメージ上昇という点は優秀なので、
所持キャラの状況によっては1ターン目スキル確定部隊などでも活躍できるだろう。

余談：同じ七草乙女団の一員であるスズナとスズシロはソーラードライブ関連のアビリティを持っているので、
今後の昇華によっては一緒に活躍させられるかもしれない。

2017/10/02 スズシロの実装に伴い、スキル発動時のSDにスズシロを召喚するモーションが追加された。
2017/10/30 戦闘中、パーティメンバーのスキルダメージが12%→15%に修正された。
2017/11/13 スズナの実装に伴い、スキル発動時のSDにスズナを召喚するモーションが追加された。
2018/03/26 戦闘中、ソーラードライブの効果が30%→50%に修正された。
2018/04/09 パーティメンバーの攻撃力上昇が18%→25%、ソーラードライブの効果上昇が50%→70%に修正された。
2019/01/07 コオニタビラコの実装に伴い、スキル発動時のSDにコオニタビラコを召喚するモーションが追加された。

母子草、すいた人の指にはめた脆い蛋白花(オパアル)、寢室でもつて、月を映してみるつもりか。

ゴギョウ(Gnaphalium affine、御形)とは、キク科ハハコグサ属の越年草、ハハコグサ(母子草)の別名である。特に春の七草としてはこの名で呼ばれることが多い。
式神を使役する姿や、NZNの声を担当していそうで(多分)していない声優さんの名前などからも「五行」を連想したくなるところだが、
陰陽道とか何かに関係があるわけでもなさそうなので、恐らく単なる偶然の一致であろう。さらに言えば、本来は「オギョウ」と読むのが正しいのだとか。

4-6月頃、黄色いつぶつぶの花を咲かせる。ひと粒ひと粒は無数の小さな筒状花が集合してできた頭状花序と呼ばれるもので、キク科に典型的な咲き方である。
白い綿毛に覆われた、細長いヘラ状の葉が特徴である。七草の中でも特徴的な外見なので、探しやすいかもしれない。
よく似ている植物として、チチコグサ(父子草)やチチコグサモドキなどが挙げられる。ちなみにチチコグサは非常に地味である
近縁種とはいえ、ドクゼリみたいな例もあるし、食えるかどうかは何とも言えない。

草餅といえば、ヨモギを使うのが現代では一般的であるが、本来はゴギョウを使ったものであったという。
なるほど、つまりゴギョウはヨモギのようなものなのか、というと、そんなことはない。
味はほとんどないか、苦い。クセは無いが、うまみや香りも無い。
そして尋常でない繊維質、噛み切れない。七草粥などに使う際は、ゆでた後によく包丁で刻んでおくと良いだろう。
草餅のゴギョウは風味付けのためではなく、綿毛がツナギの役割を持つために使われたと考えられている。
現代と異なり品種改良も進んでいなかったため、もち米だけでは充分な粘り気を得ることが難しかったのである。
「母と子を杵で搗くなんて縁起が悪い」という理由で、ヨモギを使うようになったとも言われるが、それ単純に美味かったからなんじゃないかなぁ。

食材としての価値には疑問が残るものの、ゴギョウの薬効には確かなものがある。ナマのゴギョウには渋みがあるが、これはタンニンを豊富に含むためである。
乾燥した全草は「鼠麹草(そきくそう)」と呼ばれ、昔から喉の痛み、咳や痰などに処方されてきた生薬である。
開花したゴギョウを陰干しにして、適当に刻んで煎じれば、タンニンたっぷり健康ゴギョウ茶の完成。渋みと苦味があるが、キツイものではなく割と飲みやすい。