カカオ のバックアップ(No.92)

ステータスは幼い外見に似合わずHPが非常に高く、実装時点での開花を除けば全虹騎士中で4位、打属性ではデンドロビウムに次ぐ2位となっている。
加えて攻撃力も虹騎士として平均的な数値を維持しており一見優秀なのだが、一方で防御力が実装時点で虹騎士中最下位となっている。
現在の仕様では防御力よりHPの方が生存率に影響しがちなため大きなデメリットにはならないが、編成の際には一応頭に入れておいた方が良いだろう。

特筆すべきはアビリティで、初実装となる「戦闘中、パーティメンバーのスキルダメージが上昇」のアビリティを持つ。
PTの最大火力を引き上げてくれる可能性を秘めており、また他のアビリティと組み合わせることで様々な戦術が楽しめる。
増加方法については、スキル倍率への「加算」ではなく「乗算」になることが運営から発表されている。
（例えば基本ダメージ10000、スキル倍率2.2倍、スキルダメージ上昇率10%アビの場合、10000*(2.2+0.1)=23000ではなく10000*2.2*1.1=24200になる。
なお攻撃力バフ系は基本ダメージを上昇させるが、スキルダメージ上昇アビは攻撃力バフで上昇した基本ダメージをさらに乗算で強化する形になる）

一例として、デンドロビウムやシンビジューム等と組ませて開幕の殲滅力に特化させたり、
デバフ＋挑発吸収等と組ませることで高いHPを活かして生き残りつつPT全体のスキル火力をサポートしたりと、編成次第で様々な戦術を検討できる。
（特に前者はカカオも含め打属性統一なので一部の装備品とも好相性なのが嬉しい）
なお、カカオ本人のスキル発動率が一般的な全体攻撃スキルに比べて高めに設定されているため、自身が恩恵を受けやすいのも嬉しいところ。

このように既存のアビリティはもちろん、今後も実装されていくであろう新アビリティ群も含めPTの戦術の幅を広げてくれるユニークなアビリティと言えるだろう。
今後登場が予想される同種のアビリティと複数重複させた場合、想像を絶する殲滅力を獲得できる…かもしれない。
大人になりたい本人同様、今後の成長・発展に大いに期待したい。

余談だが、進化前イラストでは青い果実だったカカオの実（キャラクエによるとカカオ型のボールかも？）が進化後は熟して茶色になっている。
少しずつながらもしっかり成長して一人前のレディに近づいているのかもしれない。
大人になりたくて一生懸命な可愛い彼女のこれからを優しく見守ってあげたい。

実装しばらく後今のSDに差し替えられた。

庭園Aは実装時から、庭園Bはのちに追加された。

庭園A	庭園B

お願い　想いが届くようにね
とっても　心こめた甘いの
お願い　想いが届くといいな
対決の日が来た

カカオ(Theobroma cacao)はアオイ科カカオ属の常緑樹。

別名　カカオノキ、ココアノキ　原産地　熱帯地域(中央アメリカ～南アメリカ）

属名の【Theobroma】は　ギリシャ語での“神(theos)”の“食べ物(broma)”から
と言われている。

樹木の類に近く、樹高としては４.５～１０メートル。

カカオの生育には、規則的な降雨・排水のよい土壌・湿潤な気候が必要になる。

標高約300メートル程度の丘陵地に自生している。
カカオの花と果実の付き方は大変面白く、枝だけでなく主幹にも花や果実がつく。
太い幹の途中からいきなりカカオの実が生えている姿はインパクト絶大である。
このように幹に直接つく花・果実のことを、それぞれ幹生花・幹生果（かんせいか）と呼ぶ。小説版で登場したハナズオウも幹生花である。
樹齢4年程度で開花し、直径3センチメートル程度の白い(品種によっては、赤～黄色味)幹生花を房状に着ける。結実率は1%未満。

※よく誤解されているが、カリフラワー(cauliflower)は、幹生花(cauliflory)とは別物である。

花期は原産地では周年、栽培地では気温によるが、日本では5月以降に開花している事が多い。

幹生果(カカオの幹生果はカカオポッドと呼ばれている。）の中に20から60個ほどの種子が入っており、これがチョコレートの原材料として有名なカカオ豆 (cacao beans)である。
主に有名な栽培品種として

• フォラステロ種　原産が南米アマゾン川、オリノコ川源流地域。西アフリカと東南アジアで多く生産されている。
  成長が早く耐病性に優れるなど栽培しやすい事から主流の品種になっている。
  特徴としては、幹生果は黄色、苦味が強い。
• クリオロ種　メキシコからベネズエラにかけて分布し、古代から利用され僅かに生産されてたが(フレーバービーンズ)、
  病害虫に弱く大規模栽培に不向きなことから、19世紀半ばにほとんど壊滅したとされている。
  幹生果は赤や黄色で、苦味が少ない。
• トリニタリオ種　フォラステロ種とクリオロ種を交配したハイブリッド種であり、
  トリニダード島で育種に成功したことから、この品種名が命名された。
  ベネズエラ、トリニダード・トバゴなど中南米で栽培されている。
  栽培が容易で品質も優れる。

が挙げられる。

カカオという名前は、ミヘ・ソケ語族の語彙で、もとは「カカワ」と発音されていた。

カカオの原産地であるメソアメリカで　紀元前1900年ころから利用されており、オルメカ文明の時代から栽培食物とされていた。
当時は飲料としてよく用いられ、貴重品だった為、通貨としても用いられた。

なお、カカオ豆の皮に灰などを詰めた贋物も存在したのは言うまでもない。

団長さんたちも気付いてると思うが、カカオ自体は　凄く苦い。
これは主成分のテオフロミン＋ポリフェノールによるものである。（テオ＝神の、フロ＝食べ物）
テオフロミンには軽度の中毒性があり、似たような成分のコーヒーが美味しく感じるのもこのせいとされる。
因みに砂糖抜きのチョコがどのくらい苦いかというと、
コーヒーのエスプレッソを５倍ぐらい濃縮した感じ。
(某有名なチョコレートが不味いと言われているが、多くは　カカオ独特の苦味が原因。)
その分ポリフェノールを多く含み、抗酸化作用は高い。

高い興奮作用を利用して、昔は興奮剤として使われてたらしい。
ただし、食べすぎは嘔吐をもたらすので注意されたし。

カカオ含有率　95%のチョコレートの場合、
単体では食べないでください。　と注意書きが書かれるレベルの苦さである。

「ミルクチョコレート」などと呼ばれるように、甘さは砂糖や乳製品によるものである。
チョコレートが甘い　＝　原料のカカオも甘い　と言う思い込みが生んだ悲劇である。