クフェア のバックアップ(No.74)

クフェア(Cuphea)はミソハギ科クフェア（タバコソウ）属の総称。

英名：Cuphea（クフェア）、Cigar plant（シガープラント）

主な種小名：C・ヒッソピフォリア(C. hyssopifolia)「メキシコハナヤナギ（墨西哥花柳）、メキシコハコヤナギ(墨西哥箱柳)」

　　　　　　C・ミクロペタラ(C. micropetala)「ハナヤナギ（花柳）」

　　　　　　C・イグネア(C. ignea)「ベニチョウジ（紅丁字）、タバコソウ（煙草草）」

原産地：北アメリカ南部～南アメリカの熱帯及び温帯地域

開花期：8月-10月頃（イラスト背面＿深赤色筒状の花）

誕生花：7月11日、8月12日、11月29日、11月1日

花言葉：『自由気まま』『見事』『我が国を愛す』『立派』『せつない思い』『家庭愛』

○クフェアとは
クフェアはアメリカ、メキシコ原産の半耐寒性常緑低木です。
クフェアと呼ばれるものには１・２年草、多年草、小低木など多くの種類があります。
春から夏にかけて筒状の花を咲かせます。この花びらのように見えるのは実際は萼（ガク）です。

属名の「クフェア（Cuphea）」はギリシア語の『kyphos「キフォス」（曲がる）』に由来し、この萼が微妙に曲がっていることによるとされます。

販売されているのは、『C・ヒッソピフォリア「メキシコハナヤナギ」』で、花径1㎝ほどの紫紅色の6枚の花弁が目立ち、
枝葉が密に茂る熱帯性の常緑低木です。
また『C・ミクロペタラ「ハナヤナギ」』は下半部が赤、上半部が黄色で筒状の萼が目立ち、光沢のある緑葉は十字に対生し、
茎は赤みを帯びて成熟すると木質化します。
『C・イグネア「ベニチョウジ」』は、長さ2～3㎝の赤い紙巻タバコのような細長い筒状が目立つユニークな花です。
それ故、英名ではCigar plant（シガープラント）和名ではタバコソウ（煙草草）と呼ばれているようです。

恐らくこの花騎士のクフェアは花の赤い配色から「イグネア」かと思われます。
彼女が煙草を嗜んでいるのも別名の「煙草草、シガープラント」を由来としていると思われます。
『ちょっと火を貸してくれるか？アンタと吸うタバコは、妙に美味いんだ。』

いずれも強健で、真夏の強光と乾燥に強い生育旺盛な植物です。
一般にクフェアというとヒッソピフォリアを指すようです。
多くは切り花として利用されています。
また小型の樹木でもあり、枝は直線的で広がるように伸ばすので、グランドカバーやコンテナ植えとして利用されています。
樹高は30～70cm。開花期は7月～11月で鉢の市販期は8月頃です。

○引用文献

「ウィキペディア（英語）　Cuphea」https://en.wikipedia.org/wiki/Cuphea

「ヤサシイエンゲイ　クフェア」http://www.yasashi.info/ku_00018.htm

「魅る魅るガーデニング　クフェア」http://www.teych.com/7ghana-11.html

「チルの工房　クフェア」http://chills-lab.com/flower/ku-ha-01/

○編集履歴
　初回：2016年7月25日