ロイヤルプリンセス のバックアップ(No.56)

同名の客船が存在するようだが、出てくるゲームを間違えているというわけではない。
ロイヤルプリンセスはバラの園芸品種名。四季咲き大輪系で、花弁は半剣弁でアイボリーがかった上品な白。フルーティな強い香りがある。
咲き始めは高芯咲きといって、花弁が高く立ち上がり、シャープでモダンな印象を与えるが、
成長するにつれて花弁が寝てロゼット状になり、アンティークな佇まいに変わる、一粒で二度美味しいバラである。

品種改良を続けて病気に弱い印象があるバラ種のなかでも、比較的病気に強く頑健な性質を持つ。
このため初心者でも比較的育てやすいとされているので、育成にチャレンジされてはいかがだろうか？
綺麗な花を咲かせてあげるにはそれなりに手間が掛かるのだが、手間と愛情を注いであげればきっと答えてくれるだろう。

「皇家のお姫様」とは随分と思い切ったネーミングにも思えるが、これにもちゃんと理由がある。
このバラは2002年、フランスの名門メイアン社より、敬宮愛子内親王殿下の御生誕を記念して献上された、栄誉あるバラである。
愛子さまに献上されたバラは他に、京成バラ園芸から「プリンセス・アイコ」、岐阜県農業技術センターから「ハイネス愛」があり、
更にはユリやシンビジュームまで愛子さまの御名前が付けられたものがある。日本のプリンセスすげぇ・・・
愛子さま以外の日本の皇族や、その他世界の著名人の名前や地名に因むバラは多い。
調べてみると意外？な人物の名前が見つかったりして、面白いかもしれない。
クイーン・エリザベスなんか実装されちゃったら今度こそ出てくるゲームを間違えていると言われそうな・・・あ、カサブランカ様・・・

解説１「盾装備最初の花騎士」
　花騎士最初の盾装備。進化後のみ。キンレンカが二体目
武器は、「ブロードソード」に属する。一般的に肉厚の刀剣全般をブロードソードと呼ぶが、この名称が生まれたのは、レイピアなどの細身の刺突系刀剣が普及した時期に生まれたもので、レイピアなどの細身の刀剣との比較で肉厚・刀身が広めの刀剣を総称する。しかし、個別に特殊な名称が与えられた刀剣も多いことから、刀身の長さをスケールにして分類するケースも見られる。
なお、花騎士世界が現世人類の騎士時代と大差ないものと仮定すれば、彼女の兵装が近世以前の騎士としては　もっともシンプルかつもっともスタンダードな兵装
というのも、日本と異なり、「盾の発展」を見る欧州地域では、”刀剣と盾”はセットでの教練が基本
騎士というと、一騎打ちなどでランス（大型馬上槍）（参照イエローパンジー）を用いた騎乗戦闘（ジョスト）のイメージが強いが、訓練・模擬戦であって騎士の実戦には程遠い。
欧州騎士も軍編成および騎兵の発展により、重武装の騎士は時代遅れになり、今では「騎士」は名誉称号と変化している

解説２「バックラー」
　バックラーとブロードソードのセット兵装がスタンダードであるのは、調達都合もあるが、なにより消耗品である兵装としてはもっとも汎用性と普及性が高かったことに原因がある。要は「どこでもある兵装だし、様々な戦闘用途で使える」というのが実情
バックラーの基本は、相手の攻撃を受け止めるのではなく、受け流すことをメインにしている。ただし、手ではなく、腕に装着する部類の盾になると「受け止める」用途が強くなる。大きさ・形状などによって用途が大きく変わるが、独立した技術としての発展が見られず、刀剣とのセットでの運用術の進歩である。
なお、キンレンカのような手持ちの盾は、盾を前に突き出して突進して接近戦に持ち込むスタイル。ロイヤルプリンセスの場合は、腕装着であることから防御主体のスタイルだと推測される。
『中世ヨーロッパの武術』長田 龍太 (著)　当たりに仔細あるので興味がある人は是非。（ダイレクトマーケティング）自著だったら絶対に紹介しないさ！