ウサギの意匠はイースターの象徴とされるが、欧米文化圏では民俗的な意味合いが異なる。
厳格なキリスト教習俗に基づけば、”生命”の概念から卵・ウサギが引き合いにされたが、卵の代用品としてウサギが用いられたという形跡も指摘される。
伝統的にウサギは「多産」「好色性」を象徴する存在として登場する事が多く、静物画におけるウサギの寓意にも通じるが、聖母マリアの傍らに置かれると反転して「純血」を担う。
もっともラビット伝承については、キリスト教よりも民俗習俗として、日本のナマハゲに近いものがあり、サンタクロースの要素も加わる伝承が多々確認されている。
要は、「良い子にはプレゼント、悪い子にはお仕置き」がイースターラビット。
ドイツではクリスマス商戦よりもイースター商戦の方が景気浮揚効果が指摘される。
(イースターセールと銘打った商業展開がイオン系列で行われている。日本では耳慣れないが、ハロウィンのように定着する可能性が指摘されている模様)
子供向けのイベントであればイースターバニーになるが、普通はイースターラビットと呼ばれる。
♀のウサギは周期生理がなく妊娠期間以外は発情期。重複妊娠・想像妊娠も可能。♂ウサギも年中発情期で種族を選ばず(ぬいぐるみ相手も)、オーラルセックスも確認されている。
バニーガールという概念は、アメリカのPLAYBOY社が起源であるがここでは割愛。
単なるウサ耳をバニーと言うのは自重されるのが望ましい模様。
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