インパチェンス のバックアップ(No.15)

Impatiensはツリフネソウ科ツリフネソウ属のラテン名。
同属ではホウセンカ(I.balsamina)が実装済み。
ただし、国内で園芸品種としてインパチェンス（インパチエンス）と呼ぶ場合、主としてアフリカホウセンカ(I.walleriana)を指す。

アフリカ南東部の高原帯原生の多年草。
2,30cm、大きいと60cmほどの高さに成長し、直径3cmほどの丸い五弁花を無数に咲かせる。
花の色は白赤黄色、紫など品種によってさまざま。
園芸品種としては八重咲・バラ咲き品種もあり、人気が高い。
Impatiens属らしく、実（種莢）を触ると弾けて無数の種をばらまく。
進化前のイラストで手に持っているのがその実。
刺激を与えると縦の分割線の一部が裂け、展開した殻がぐるっと丸まり、その勢いで種を吐き出す。
進化後のイラストに描かれている謎の物体が、破裂後の実である。

夏から秋までと長い期間花が咲くのと旺盛な繁殖力・日陰でも安定して育つことなどから欧米では花壇などの下草としてよく見られる。
国内でもメジャーになりつつあるが、気候の安定した高原地域原産のため、夏の高温多湿にも冬の極度な寒さにも弱く、あまり日本の気候に向いているとは言えない。
鉢植えなどで適切に温度管理さえしていれば生育は容易で越年もするが、霜に弱いため、地植えでは一年草として扱われることが多い。
長い花期と「ホウセンカ」の名に恥じぬ種のばらまきっぷりで、一年草と見ても旺盛に繁殖してはくれるのだが。
（ただし、園芸品種には結実しないF1品種も多い）

なお学名のImpatiensは英語のImpatientと同語であり、せっかち・落ち着きがない・怒りっぽい、の意。
ちょっとつつくとすぐさま破裂して種をばらまく様からの連想なのだが、彼女が大変落ち着きがないのは、これが由来であろう。

元ネタ解説の通り、謎のねじねじは実が破裂した後の状態である。
（元の実を開きにして縦に丸めたもの）
…が、SDのモーションを見ると、
実をぶつけている通常攻撃は破裂せず、
ねじねじをばらまくスキル攻撃ではその後に派手な花火が上がる。

未熟果は破裂しないので、通常攻撃はまだよい（爆弾かもしれないもので殴るな、とは言いたいが）。
スキル名を踏まえても、スキル攻撃で破裂しているのは実の中の「種」である。
大きな爆弾（親爆弾）の中に小型爆弾（子爆弾）を詰め、親の破裂によって子を広範囲にまき散らして爆撃する…
人これをクラスター爆弾と呼ぶ。

その形状上小型爆弾の散布域や起爆をコントロールできないため、大量の不発弾を広範囲に留置し、戦後その処理に際して大きな被害をもたらす事例が多発した。
結果、非人道的な兵器であるとして廃絶に向けた動きがある一方で、アメリカなどでは「不発率下げればいいんだろ」と性能向上を追求していたりする。

インパチェンスの場合、破裂後の実を模したのを投げてるだけっぽいし…
　・上記のとおり破裂後の実は筒状
　・スキル名「こぼれ種」
…あっ（察し