アスター

※お花の写真集さまからフリー素材を引用しています

和名：蝦夷菊（エゾギク）
昔はシオン属（Aster：アスター）に分類されていたが、
今はエゾギク属（Callistephus：カリステプス）に分類されている。
学名は Callistephus chinensis。英名は China aster。
Callistephus（カリステプス）は「美しい冠」の意味。花冠が大きく美しいことが由来。
Aster（アスター）はギリシャ語で「星型」の意味。

原産地は中国や朝鮮半島の北部で、
日本には江戸時代に渡来し、品種改良の結果、様々な色・形の品種がある。
1731年に種が原産地の中国からパリに送られ、フランスで育種が進み、
次いでドイツからアメリカに渡って多くの品種が作られた。

一般的にアスターというと、エゾギク属（カリステプス）の一年草のアスターを指す。
園芸品種の中には、日本で改良された茎の上部で枝分かれする「箒立ち種」と、
欧米で改良された株元から枝別れする「枝打ち種」がある。
このほかにも、昔分類されていたシオン属（アスター）の「宿根アスター」や「孔雀アスター」など、
名前にアスターと入っていても違う属のものもたくさんある。

マーガレットに似た品種もあることから、恋占いにアスターが使われることもあった。
マーガレットのような咲き方（一重咲き）をする「ハナ」シリーズや、
花径が約8cmの大型の花をつける「シャギー」シリーズ、
アスター本人が構えている武器のようなぽんぽん咲（小毬咲き）の「あずみ」「松本」など、
その他様々な色もあり、変化に富んでいる。

（その品種の多さの一端を見たいのであれば、別サイトのこちら→「この品種を探す」から一覧を見ることができる。）

上記で書いたように、品種のひとつに「松本」がある。
スキル名にある「天翔旋」や動作を見るに、なんとなくオトコプター・・ヘリコプターを連想するが、
「長野県松本市」には「松本空港」がある・・・。偶然だろうか。

連作障害を起こしやすく、
園芸に関係する資料では「5年以内に同じ土地に植えてはいけない」等の記述がある。

日陰や湿気が多い場所では育ちにくい傾向があるが、基本的に育てやすい植物。

「菊との見分け方」
アスター／エゾギクで画像を見つけると、
調べる以前ならまず「菊」だと思っていた花の画像だったので、
見分け方を調べてみた。

花の付け根に、萼以外に葉が沢山付いているのが「アスター」、
無いのが「菊」というのが一番見分けやすい。
「アスター」の葉はやわらかく、1枚1枚が細長く少し丸みを帯びている。
「菊」の葉は固くしっかりしている。

また、紫などの「青系の花」も菊にはない。

ソリダスターはソリダゴ属との属間雑種。

武器解説１　「金瓜錘」
　錘の一種。錘とは”重り”の意味で、それ単独で武器と呼ぶのは、中国武術的には不適切（厳密には武器の部位である）。
ほとんどの場合、錘に柄がついているものを「瓜」と呼び、『水滸伝』の杜興（とこう）が愛用。今回の場合では、一般的には「双錘」と呼ぶのが妥当。
”錘”という名前だけが先に日本で知られるようになったのは、投擲具（武具ではなく用具）としての”錘”が、先んじて日本に登場しているため、と思われる。
なお、解説では殴打・打撃武器としての側面が強調されるが、本来の運用は武術訓練が主であって、実戦利用の事例は稀有。そして、球状部分がモルゲンシュテルンよろしく刺々しい様相に進化したものが、「蒺藜骨朶」（しつれいこつだ）。こちらは比較的有名。

武器解説２　「京劇と双錘」
　現代ではメイス型の双錘は、中国武術よりも中国歌劇の京劇などで見る機会が多い。ポピーの剣舞よりも、中国の見世物としては、女性の双錘演舞の方が見る機会も多い。

武器解説３　「史実上の双錘について」
　見た目の奇抜さからゲーム上で武器として採用されることが多いが、中国の近世以降の王朝では、訓練武器として制式化している。あくまでも訓練用なので、体幹を整えたり、基礎的筋力の鍛錬などを目的として用いられる。
中国武術の視座で言えば、この武器はアクションの一連の流れを常に強く意識して用いることで特異性があり、武術というよりも演舞性が高く、「筋力」や「腕力」といったものではなく、より総合的に、「高い運動能力」を求められる傾向がある。
基本的に中国武術は動作の”流れ”・”繋ぎ”を強く意識する傾向があるが、双錘はもっともその思想性を顕現させうるものかもしれない。