キリンソウ のバックアップ(No.82)

ＨＰがかなり高く、攻撃力も高めだが、反面、防御は低めとなっている。
戦闘スキルも一般的な★6と同じ全体攻撃だが、特筆すべきはそのアビリティ。
久々の無条件の全体攻撃力20%上昇とクリティカル率20%上昇という超攻撃的な構成となっている。
同じくクリティカル率アップやクリティカル時のダメージアップのアビリティを持っている面々と組み合わせればかなりの殲滅力を発揮してくれるだろう。
しかし、警戒という防御的なイメージの花言葉に対して、ここまで攻撃特化とはこれいかに。
（それとも攻撃は最大の防御ということか。）

総じて★6に相応しいだけの実力は持ち合わせていると言えるだろう。
無事にお迎えできた団長は、ぜひ活躍させてあげよう。

2017/2/13に開花対応された。

キリンソウ(Phedimus aizoon var. floribundus)はベンケイソウ科キリンソウ属に属する多年草である。
シベリア東部・中国・朝鮮半島と日本の北海道・本州・四国・九州の山地の日当たりのよい岩場などに分布する。
各自生地でレッドリスト（準絶滅危惧～絶滅危惧IA類）の指定を受けている絶滅危惧種。
本来の漢字は「麒麟草」だが、和名では「黄輪草」と表記されることもある。

茎は太く葉は肉厚と多肉質なのが特徴的。
葉の縁は中央から先端にかけて鋸歯形状となっており、茎に大量についている。
花期は5月から8月で、茎の先端からたくさんの黄色い星形の花が放射状に咲く。
冬は地上部が枯れるものの、根元に新芽をのぞかせており、その状態で越冬する。

別名は「キジンソウ」「キジグサ」ともいい、和名は「傷薬の草」を意味し、これが転訛して「キリンソウ」となったとする説がある。
また、その漢字の名前の通り、中国の古書に登場する伝説上の動物、麒麟に由来するという説もある。
主にシベリアや中国、朝鮮半島、そして日本の全域の日当たりのいい岩場に生えている。

切り花でハギの代用にされるセイタカアワダチソウ(キク科アキノキリンソウ属)とは全く別の植物である。（セイタカアキノ”キリンソウ”、と呼ぶ人も居るらしい）
またセイタカアワダチソウは花粉症や喘息とは無関係だと今では考えられている。
そのほかにも名前の類似から低木のハナキリン(トウダイグサ科トウダイグサ属)と混同されるケースもある。

＜番外編・常緑キリンソウ＞

キリンソウは前述のとおり、日本各地の山地や海岸の乾いた岩の上などに自生する植物で、
天然雨水が当たる所であれば3-5ｃｍの薄層土壌での灌水設備が無くても生育が可能な、非常に乾燥に強い植物です。

このことから植生が困難な屋上などにも適している植物、なのですが、
本来のキリンソウは冬期間は落葉してしまいます。

そこで一年中緑を保つように環境保全・都市緑化に適した新品種を
株式会社フジタが開発・品種改良を行い、通年を通し緑を保つ様にしたのが
「常緑キリンソウ／トットリフジタ1号、及びトットリフジタ2号」です。

設置にも特別な潅水設備は必要なく簡易であり、
太陽の紫外線から屋上防水層を守るので防水層の劣化を低減、そして、屋上を断熱する事により、コンクリート躯体の温度変化を低減させ、建物の長寿命化にもつながる、とのこと。

都市部のビルの緑化やCO2削減、ヒートアイランド現象の抑止など、
今後の活躍が期待される植物のひとつです。

なお本種は種苗法における登録品種として登録されています。
このため無断増殖することは禁じられており、違反すると厳しい罰則規定が適用されます。
実際に2015年1月に兵庫県の屋上緑化メーカーが種苗法違反の罪で逮捕されています。

花言葉「警戒・要注意」にぴったりの目の光らせっぷり（真偽不明）ですので
モグリの増殖はやめましょう。