ハゼ のバックアップ(No.53)

ハゼ（ハゼノキ）は花というよりは大樹、雌雄異株の高木で、樹高は10mほどになる。
学名はToxicodendron succedaneum、ウルシ科ウルシ属に属する。
樹皮は灰褐色から暗赤色。開花は5-6月頃、秋になると実が熟し褐色系の色となる。
（ハゼちゃんの着物の褐色ベースは実を想定してか？）
ウルシと言えば触るとかぶれることで有名だが、ハゼも同属なだけあってかぶれに注意。

ハゼの日本への渡来は安土桃山時代。1591年に中国南部から輸入され、ろうそくの蝋を採取する目的で
栽培されたのがはじまりとされる。また、江戸時代になると鹿児島・薩摩藩、長崎・島原藩、山口・長州藩
などで率先して育成され広まっていったとされる。
現在は、蝋燭の他には坐薬や軟膏の基剤、靴磨き用の研磨剤、ポマード、石鹸、クレヨンなどの原料としても利用される。

花言葉は、「真心」

※　なんでハゼちゃん、ろうそくもってるの？

ウルシ科のハゼ（ハゼノキ）の果実から果肉や種子に含まれる融点の高い脂肪を圧搾するなどして
抽出した広義の蝋を「木蝋（もくろう）」または「生蝋（きろう）」と呼ばれる。
要は、ハゼは蝋燭の原材料にも該当する。
特に、江戸時代の長崎・島原藩は経済振興策として、ハゼノキの栽培と木蝋製造を推進したといわれ
昭和になってからさらに選抜された品種「昭和福櫨」は、長崎・島原地方の伝統工芸品の一つにも
なっている。

※　なぜハゼちゃん、沖縄弁なの？

日本に一番最初にハゼが渡来したのが沖縄地方のため。
故に「リュウキュウハゼ」という別名も有る。

※　なぜハゼちゃんは埴輪もってるの？

前方後円墳で有名な仁徳天皇陵でも有名な大阪府堺百舌鳥にある「百舌鳥古墳群」にある古墳の一つに、
武人埴輪など多くの埴輪が出土されている「土師（はぜ）ニサンザイ古墳」が存在するが、この「ハゼ」は
植物のハゼではなく、当時の古墳周辺に住んでいる豪族の名前「土師氏（はぜし・はじし）」から来ている。
ちなみに、土師氏は埴輪制作集団であるとともに、古墳造営の指揮や大王の葬送儀礼に従事する集団でも
あったといわれる・・・ＳＤでたまにモズ（百舌鳥）のような鳥が飛んでいることもある上に、後述のお酒の「ハゼ」の件も含めて、運営のダジャレネタの可能性が高い。

ただ、ここまでネタにするなら、デカハニワからは口からビームではなくて、小判爆弾を口から大量に吐き散らすべきだったと思う。そういう点では詰めが甘いと思われる。
理由は、ハゼの果実の核が、飴色で強い光沢があり、俗に「きつねの小判」や「ねずみの小判」とも呼ばれたため。
せめて小判ネタも入れるために、探索シーンの追加レアＳＤではハゼちゃんと埴輪たちが小判ざっくざくで喜んでるシーンがあったらと願うばかりである。

ちなみに、埴輪だからといって某ハニーなあア○スソフトとは無関係ではある。決してグランドクエスト・グランドハーレムみたいな事はない。
でも、寝室シーンにはちゃっかりハニホー（がしゃん・・・埴輪がいたりする。アリ○ソフトネタかよ・・・ｗ

※　ハゼちゃん、どうして靴磨き得意なの？
靴磨き用の研磨剤の用途から。ハニワもいっつもぴっかぴか！

※　ハゼちゃん、どうしてお酒苦手なの？

子供だから！（ででーん）・・・ではなくキャラクエストで理由が語られている。

それはさておき、これにもちょっとした元ネタがあったりする。
「破精」（はぜ）とは、日本酒醸造過程における麹造り（製麹）の段階で重要視される
概念であり。麹菌（コウジカビ）の菌糸が蒸し米に根つき、喰い込んだように見える
状態をいい、具体的に造り手など人間の肉眼からすると、米のあちこちに出てくる
白い斑点をいう。

※　ハゼちゃん、魚は持ってないの？　お魚じゃないの？

お魚は大好物だそうですが、釣りは団長さんとするのが初めてだそうです。
ちなみに釣れたハゼはハゼちゃんと団長さーがおいしくいただきましたとさ。

ちなみに・・・
・植物のハゼ→「櫨」
・魚のハゼ→「鯊」・「沙魚」・「蝦虎魚」
・イネなどの穀物を干す設備のハゼ→「稲架」
・お酒作りにおける白い菌糸の状態のハゼ→「破精」

漢字って難しいね・・・

• ウフソー（またはウーソー）とは
  沖縄の方言で、間抜け、とんま、おっちょこちょい、あわてもの、など複数の意味を持つ言葉。
  要領が悪い人に本気で使う言葉なので、親しい仲でなければあまり使わない方が良い。
  沖縄でも殆ど使われない方言。

• イチュンテー（またはイチュンドー）とは
  沖縄の方言で、行くよ、行くぜ、やるよ、やるぜ、など大勢で気合を入れるときに使う掛け声。
  日常生活でたまに耳にしたりする事がある方言。
  沖縄方言に詳しい人は普通に使っている。

• おとうさー・・・あれ？薩摩弁？奄美弁？
  沖縄ではお父さんのことを「スー」、位の高い身分の父君を「ターリー」というが、現代の沖縄ではほとんど使われないらしい。
  ただ、この「さー」の使われ方がちょっとおかしい点もある。普通、沖縄での方言での「さー」は「名詞」＋「さー」となると「名詞”だよね”」とかの意味になる。
  例えば、「そわさぁ～、うちなんちゅ～ぐちやわさ～！」みたいな感じになる。
  「団長さー」やキャラクエスト会話で「お父さー」「お母さー」とかいうが方言の使い方としては間違いである。
  コメントで鹿児島弁ではとの意見もあるが、お父さんは「おやっどん」「おやっさー」となり（お母さんは、「おっかん」、「かかどん」）、「おとうさー」「おかあさー」にはならずやはり間違いである。