アキメネス のバックアップ(No.4)

アキメネス（Achimenes）は、イワタバコ科アキメネス属の植物群。日本語ではハナギリソウとも呼ばれる。
メキシコ南部～中央アメリカ～コロンビアにかけて、約30種が分布する。
多くの園芸品種が作られており、細長く管状になり先端が大きく開く花が特徴である。花期は7月～11月頃までと、比較的長い。
春植えの球根が販売されており、適切に処置すれば、冬は休眠して翌年もまた芽を出してくれる。

さてこのアキメネス、日本での栽培難度は結構高めの花である。
原生地が暑すぎず寒すぎず雪も降らずという中南米の風通しのよい日陰であり、
アキメネスという名もギリシア語で「寒さに弱い」を意味する cheimanos が語源と言われるくらいである。
日本の気候は致命的に合っておらず、梅雨の長雨もだめ、夏の高温も厳しい、強い日差しも苦手、冬の低温もムリだし雪なんてもっての外。
このため、日本で栽培するには庭植えはまず無理。鉢植えにしてこまめな管理が必須である。
手間がかかることから、園芸ファンの間でもややマニアックで上級者向けの花。
花騎士アキメネスの暑さ寒さが苦手でか弱い印象のキャラクターは、こうした性質が由来と思われる。