ハートツリー のバックアップ(No.51)

★6では登場時点で初の15％を有する。
また3回攻撃スキルは★6命中率デバフでは唯一となる。
敵命中率低下PT(以下ミスパ)ではこれまで最大上限が60％止まりであったが、ハートツリーの登場時点でわずかではあるものの63％と更新した。
数値的には誤差と言ってしまえばその通りではあるものの、その誤差はあまり無下にはできない。

ミスパは純ミス(5人ミス持ち)と準ミス(回避混成)、二通りの方針があり、編成難易度は準ミスが比較的構築しやすい。
詳細や計算式等は敵命中率低下PTを参照していただきたい。
これまでは回避1人+ミス4人(48％)の場合、89.6％ → 74％ の底上げになっていた。
しかしハートツリーを含めた場合のミス倍率は51％、回避率は 90.2％ → 75.5％ になる。
少々乱暴な言い方にはなってしまうが、2ターン目以降の回避確率が3/4未満と、3/4以上をどう捉えるか。
その点を団長各位の判断に委ねることにはなってしまうが、PT生存の僅かな差に繋がることをどうか記憶して頂きたい。

同イベントで登場となったヒナソウの迎撃アビリティとも非常に相性がいい。
迎撃アビリティの効果条件は「敵の攻撃が命中しなかった場合」、ダメージ値が表示されないこと。
(注意：バリアで攻撃を防いでも迎撃しないことが確認されている。システム上はバリアが消える=被弾したとして処理されるためか、迎撃の条件を満たしたことにはならない)
今のところ迎撃アビリティは回避とワンセットになっているが、回避率は従来の★6基準値より10％下に設定されている。
反撃と違い、被弾しないことが絶対条件になるため迎撃を活かす場合には必然的にミスによる回避率の底上げが求められ、ミス倍率15％を見過ごすのは中々難しい。

また迎撃のダメージ参照値は攻撃力を参照するため、ターン経過の攻撃力加算バフによる上昇も見過ごせない。
だが加算バフが最大値に到達するタイミングは、回避率が低下しているタイミングでもある。
迎撃と組み合わせる場合は、出来る限りミス倍率を最大に上げることを念頭に置き、攻撃力バフを揃えるようにしたい。
そうでない場合でも75％がPT全体に配れるため、無駄になる場面は全くない。

スキルLvに依存したスキル発動率上昇も、命中率デバフ持ちでは意外にもハートツリーとヒメリュウキンカのみと希少。
可能な限りスキルLvを最大にまで上げ、1.2倍持ちと並べて安定したスキル発動を狙うのがいいだろう。

攻撃力デバフは上記のアビリティと比較するとオマケと思えるが、ミスが発動しなかった場合の保険として機能するため、枠を食い潰してはいない。
むしろ命中率デバフと攻撃力デバフを1セットとした編成パターンもあるので、そちらの基軸になりえる。

総括すると、キャラクターイメージは前線に立って殴るアタッカーに見えるが、実際は攻防共に優秀なサポーター色が強い花騎士。
特にミスパの編成を考えている場合は、他の★6以上に最優先で確保しておきたい。
同時に、他の★6以上に回避、迎撃、ターン経過バフとの相性が高く、組み合わせ幅が広いのがハートツリー最大の強みだ。

欠点らしい欠点は見当たらないが、現在では入手方法が限られた虹メダルとの交換なのが欠点だろうか。
今後ラインナップに再登場する場合があるとアナウンスはあるが、入手出来るときに入手しておくに越したことはない。
また現状唯一と言えど、現環境ではミスパの風当たりはあまりよろしいとは言えない。
性能的には純ミスパでも準ミスパでも対応出来るので、手持ちの花騎士としっかり相談するといいだろう。

ハートツリー
学名：Maytenus diversifolia
科名：ニシキギ科
属名：ハリツルマサキ属
別名：ハリツルマサキ
原産地：日本(沖縄)、中国南部、台湾、フィリピン

葉がハート型のハートカズラや花がハート型になるアンスリウムと違い、ハートツリーはハート型の実がなる。

ハート型の実を付ける台湾産のハリツルマサキ(針蔓柾)の突然変異種を基に、愛知県の農場で「人が幸せになる、笑顔になる」商品をコンセプトに開発された。
およそ10年の歳月をかけ、厳選を重ねられて作られた品種改良種がハートツリーである。
高温多湿の日本の沖縄から以南が原産なので日当たりがよく暖かい気候を好む。
その特徴的な外見から観葉植物と思われるが、半蔓性の低木に分類され、高さは５ｍ近く成長する立派な庭木である。

夏の暑さに強く冬の寒さにもある程度耐える。
雪が積もらないような場所でも気温が十度以下になったら屋内で管理し、屋外での越冬も可能ではあるがその場合水を控えめにして耐寒性を上げておくといい。
６月から１０月頃にかけて、およそ5ｍｍほどの白く小さな花を咲かせるが、この時に受粉しなければ特徴的なハートの実を見ることはできない。
本領発揮させるならそもそも戸外が前提となる……のだが、寒さにはそこまで強くないので霜の対策は万全に。

変異前のハリツルマサキは沖縄の塀に植えられていることもあるが、現在沖縄では絶滅が危惧され数を徐々に減らしている。
可愛らしい見た目と手入れのしやすさから贈り物として人気で、また観賞用の盆栽としてしてよく育てられていて、手のひらサイズのミニ盆栽がよく見られる。

「このむすめの首をちょん切れ！」とクイーンがありったけの裏声をはる

トランプの王国の主が一人、ハートの女王。
不思議の国のアリスにおける、一応の「悪役」とも言える存在。
常に苛立ったヒステリックな人物で、気に食わない者がいればすぐに死刑を言い渡す暴君。
もちろん、アリスも言いがかりをつけて処刑しようとし、アリスの反論に怒り狂って無数のトランプ達と飛びかかるが……。
……という所でアリスは目を覚ます。不思議の国の旅は、アリスがまどろみの中で見た一睡の夢だったのである。

キャラクターの特性上、アリスを題材とする作品では高確率で悪役キャラやラスボスになる事が多い。
一方でギャルゲ等では若干マイルドにされてツンデレ風味のヒロインになることも。主にこのゲームとか。