スイセン のバックアップ(No.101)

• 移動力730はウサギノオやツキトジ等の750に次ぐ数値であり、実装時点でスイセン一人しかいない。

• 迎撃に関与するアビリティは「[討伐終了まで]自身がスキルを2回発動するたび、『100％の確率で迎撃3倍』を付与」、「回避率上昇」、「弱点属性ダメージ上昇」の3つだが、
  高難易度ステージは敵が先制攻撃や命中率上昇を持っていたり、無属性であったり、1戦のみかつターン制限付きのことがあるため、
  ポテンシャルをフルに発揮できるステージはそれなりに限定される。

• 最も一般的なパーティコンセプトの一つである純回避PTにおいて、攻撃力バフの低さがボトルネックになりやすい。
  もし迎撃の威力を重視したいのであれば、適性のない回避PTにこだわらず普通のアタッカー向きのバッファーを編成したほうがよい。
  しばしば勘違いされることであるが、回避持ちの中で有力なバッファーであるブラックベリー(イースター)等よりも、
  回避率のないドラセナやヒノキ(パラレル学園)等の方が迎撃にかかるバフの量が大きいのである。

• これは回避キャラ全体のアビリティセットの傾向により、旧来の純回避PTにおいて「攻撃力」「クリティカル率」「スキル発動率」の3つのバフの両立が困難であることに由来する。

• 回避と迎撃の有効な高難易度ステージとしては、道中戦が多く最終ボスが回避率とガッツ持ちの「VS月輪の来訪者」、「世界花の力のダンジョン(EX級)」等が挙げられる。
  また、1戦のみかつPTメンバー全員の生存が重要になるカラクリ無限城との相性は決してよいとはいえないものの、
  2021年の大規模調整以前に実装された第120階層までにおけるほとんど全ての階層と、敵のHPと火力のインフレが比較的緩やかだった第121階層から第160階層までの実装分における多くの階層では有力な継戦能力になる
  （もっとも、回避を使ってそれらの階層全てを満点でクリアできるわけではない）。

• しばしば回避軸のパーティ全体に共通して挙げられる「欠点」であるものの、
  敵の【命中率+100%】の所持率の高さやHPと火力のインフレにより、
  現行の高難易度ステージにおいてごく一般的な命中率バフ持ちの敵を回避と迎撃で倒そうと考える人が決して多くはないと思われる。

• が、2023年7月になって回避PT用の迎撃支援バッファーとしてセントポーリア(式典の礼装)が実装されたため、
  今後はこのスイセンも純回避PTにおいてそのポテンシャルを引き出すことができるようになる可能性がある。

「[単体スキル5人]連撃10%」

• 「[単体スキル5人]連撃10%」を他のメンバーへの連撃付与として使う場合の汎用性に難がある。
  現環境で有力な支援タイプの多くが［攻撃タイプ1人］を対象指定するため、複数のアタッカーを編成するパーティが環境に合っているとはいいがたい。
  バッファーとしてのスイセンは連撃付与以外のバフを提供しないが、
  連撃にかかる種類のダメージバフと、アタッカー複数のPTにおいて不足しがちなスキル発動率バフを持っているアタッカーで、なおかつ単体スキルのものは限られる。
  さらにスイセン自身の攻撃力バフの欠如もボトルネックになってしまいやすいので、他のメンバーへの連撃付与は無理に活かそうとせずおまけとして捉えてしまった方がよい。

スキルLv5(38%)の場合、合計2.63倍以上でスキル発動率100%になる。
実装から時が経つにつれて、挑発と被攻撃を必要としない高倍率のスキル発動率アビリティを持つキャラクターが増えつつある。

ハナモモ(ハロウィン)

• 同時期に開催されていた緊急任務にて登場した、パーティメンバーのタイプに応じて異なるバフをかける高機能な支援タイプ。
  支援タイプの人数に応じてスキル発動率を上昇させるアビリティや、打属性付与、［攻撃タイプ1人］に対する与ダメバフなど
  相性のいいアビリティが揃う。参戦条件付きのアビリティが多い点に注意。
  彼女の発動率上昇アビリティは、戦闘開始時点で参戦している支援タイプの人数のみを参照し、
  他のメンバーが脱落すると次回以降の戦闘で発動率が低下する欠点がある。

  +

  「[5人][参戦]スキル発動率:PTの支援タイプ数に応じ最大2倍(1人:1.2倍、2人:1.4倍、3人:1.6倍、4人:1.8倍、5人:2倍)」の実装について_

  内部的にはハナモモの参戦を条件とする、支援タイプのパーティメンバーに対する「[5人]スキル発動率:1.2倍」アビリティの付与として実装されている。 テキストの[参戦]とはあくまでハナモモ自身の参戦を指しており、 ハナモモ本体が脱落したときに支援タイプ全員へのアビリティ付与が失われるという意味である。 ゲーム内の説明では一切触れられていないが、戦闘開始時に脱落している支援タイプのメンバーにはこのアビリティ付与が行われず、 その分だけスキル発動率が低下した状態になる。この付与の判定は戦闘開始時にのみ行われるため、 戦闘中に支援タイプが脱落した場合において——ハナモモ本体が脱落しない限り——その戦闘の終了までPTメンバーのスキル発動率は低下しない。 付与されていない状態の支援タイプをホシクジャクやジュズダマ等のアビリティによって戦闘中に蘇生した場合でもこれは変わらず、 次の戦闘までアビリティの再付与が行われることはない。 なお、アビリティ付与系のアビリティとして実装されていることは、このスイセンにアビリティ付与全般が多重にかかる不具合（現在は修正済み）によって発覚した。 筆者はこのアビリティの挙動と説明文の食い違いについて報告したが、2023年6月現在に至るまで「修正」されていないため、不具合ではないと思われる。

  リンゴ(ジューンブライド)

  • 好感度・誓100%以上のキャラのスキル発動率上昇1.6倍を持つバッファー。
    参戦アビのハナモモとは異なり本人や他のパーティメンバーが脱落してもステータスが低下しない長所がある。
    他にも攻撃力最大+100%、クリ率／クリダメ+30%、確定ガッツ付与など有用なアビが揃う。
  • 初期タイプが【攻撃】タイプになってしまっているが、自己強化バフを一つも持ち合わせていない純粋なバッファーであることから、設定ミスだと考えられる。

  ピンクッション昇華

  • スキル発動率上昇3倍。

  「[5人]自身が被攻撃次ターン中、スキル発動率:2倍」を持つキャラクター(の一部)

  • スイセンPTではあまり編成枠の余裕がないため、回復タイプの介助を必要とせず、脱落後も攻撃支援を行うものが望ましい。
    本人が吸収スキル持ちで、魔属性付与と弱点属性ダメージ+200%をかけるシンビジューム(猫耳メイド)や、
    吸収付与とダメージバフをかけるコットンやイフェイオン(パラレル学園)などがおすすめである。
    吸収付与は吸収スキルの最大回復量に最大HPの半分の上限を設定してしまう欠点もあるが、スイセン自身は常時再行動率100%のため大して問題になりにくい。
    攻撃の激しい高難易度ステージでは先に脱落してしまいやすいため、スイセンの迎撃付与回数を稼ぐためのブースターだと割り切って運用するとよい。
    この2人は「挑発(小)」を持参しないのも特徴。昨今の高難易度ステージに多い、攻撃の激しい敵相手であれば挑発させない方がかえって安定することが多い。
  • 他には、火力関連バフがない代わりに吸収スキルと高い耐久力を誇るアザミ(水着)や、
    ［参戦］条件付きで攻撃力+150%とダメージバフ2種のあるアネモネ(ジューンブライド)も候補になるが、
    生存に必要なバフ（アザミはHP吸収のための火力関連バフ、アネモネはHP回復能力）を持参しないため、中・長期戦での運用には工夫が必要である。
    なお、発動率が不足しやすい回避統一PTにおいてはメコノプシスやストレプトカーパス(水着)がほぼ必須になる。

  ストレプトカーパス(水着)

  • 「[5人]自身が回避時次ターン中、スキル発動率:2倍」を持つ回避迎撃キャラ。トリガーが被攻撃ではない点に注意。
    迎撃にかかる第三のダメージとなる「迎撃ダメージ上昇」をかけるため、編成すると迎撃の威力が跳ね上がる。
    また、倍率そのものは10％と低めになるものの、ジューンベリーと同じ「回避時のHP回復」を付与することから、回避持ちの多いパーティに向いている。
  • スイセンを守護タイプに変更すると「[斬属性かつ守護タイプ1人]自身が回避した次のターン、与ダメージ上昇:65%」の条件を満たすことができる。
    なお、この与ダメージはスイセン自身のバフと同じ素の与ダメ枠であるうえに、
    2021年後半以降に実装された［攻撃タイプ1人］対象のアビを持つ有力なバッファーの大半もまた同じバフをかけるので、
    必要に応じて無視してしまってもよいだろう。
    守護タイプに攻撃支援を行う回避PT要員は他にヒガンバナ(パラレル学園)とブラックベリー(イースター)がいる。
  • 余談であるが、［斬属性かつ守護タイプ1人］の条件を満たすことができる回避迎撃キャラで
    与ダメバフを活かすことのできるアタッカーがほとんど実装されていない。
    旧カチケ範囲内のヤマブキや同時実装のワルナスビ(水着)なども適性があるが、中でもスキルの火力が高いものはこのスイセンくらいである。

  キンレンカ(イースター)

  • PTメンバーの防御発動回数に応じて、戦闘終了までスキル発動率2倍や防御力バフなどをかけることができる。
    パーティメンバーの合計防御発動回数をトリガーとするアビリティはキンレンカ自身が脱落していても発動する特徴がある。
    回避率、命中デバフ、ダメージ無効化、特殊回避、スキル発動率デバフ等が発動の妨げになる点に注意。

  ブルーベル

  • 好感度に応じて発動率上昇1.2倍、スイセン等の単体スキルにはさらに.25倍上昇させる。
    また、打属性のパーティメンバーの防御力を上げるためコットンやネムノキとの相性がよい。

攻撃力、クリティカル、ボスダメージ、HP割合ダメージ、HPn%の敵へのダメージ、(敵の)被ダメージのうちいずれか2種類以上を上昇させるバッファー

• 攻撃力バフのためだけに編成枠1つを割くのはできれば避けたいところである。
• 貴重なこれらのバフをかけることのできるブルーベリー(イースター)、ヒガンバナ(パラレル学園)、シロタエギク(パラレル学園)、オンシジューム(クリスマス)、ラベンダー(ジューンブライド)、エレモフィラ等は優秀なので積極的に採用したい。
• 汎用性の高い、特に高倍率の攻撃力バフをかけることのできるようなバッファーが半ば暗黙のうちに「与ダメージ上昇」バフをかけるようになったこととは対照的に、
  これらのバフをかけるキャラクターはまとまった攻撃力やスキル発動率など他の最低限必要になる役目を兼任しないものが中心であるため、パーティの自由枠に配置されることが多い。

回避率バフをかけることのできるヒガンバナ(パラレル学園)とブルーベリー(イースター)の2人は、とりわけスイセンと相性の良いバッファーとして挙げることができる。

• 現環境で特に有力なバッファーの多くがスイセンの持参バフと同じ「与ダメージ上昇」や*1、連撃に乗らない「スキルダメージ上昇」のバフをかけるのに対し、
  別枠で連撃にかかる「ボスダメージ」、「HP割合ダメージ」、「HPn%以上の敵に与えるダメージ」、「[敵○体]被ダメージ上昇」等を持つ
  バッファーが不足していることが、スイセンの連撃の威力を伸び悩ませる主な要因の一つになる。

［攻撃タイプ1人］や「守護タイプ1人」対象のアビリティを持つその他のバッファー

• 攻撃タイプ1人の対象指定は、高倍率の火力関連バフをかけるものが多い。ヒノキ(パラレル学園)やドラセナなどが代表的である。
  これらは支援タイプであることが多いが、2023年には《守護》タイプかつスキル発動率のジェネレーターを兼ねるキャラクターも実装され始めている（アネモネ(ジューンブライド)）。
• 守護タイプ1人に攻撃支援を行うのは主に回避や反撃に関連するバッファーである。
  2023年4月時点でストレプトカーパス(水着)、ヒガンバナ(パラレル学園)、ブラックベリー(イースター)の3人が実装されている。

「[敵○体]命中率低下」を持つキャラクター

• 命中デバフは敵の命中率上昇バフを打ち消すため、高難易度で回避率を活かすときは不可欠な存在である。
  回避率と「[敵○体]命中率低下」を併用したときの迎撃発動率は、#戦闘について冒頭の早見表を参照。
• 攻撃力上昇120%のあるハートツリーやクリティカル率のあるユキモチソウ昇華はスキル発動率バフを持っていて特に使い勝手が良い。
  回避キャラのみを編成したい時は、自身も回避率を持つオミナエシやバンダ昇華が候補になる。
  なお、バンダ昇華は迎撃にかかる第三のダメージバフとなる「迎撃ダメージ上昇」をかけるため、編成すると迎撃の威力が跳ね上がるが、
  ターン経過と共に味方の被ダメージが増えるデバフを持つ点に注意。
• 2023年4月現在、50%以上の倍率の命中デバフは入手性に難があることが否めず、「昇華キャラ」(イベ金を含む)、期間限定の「虹メダル交換限定キャラ」、「特別ガチャ限定キャラ」のみに実装されている。
  今後再復刻入りするだろうイベ金を除けば、現時点で恒常的に入手の機会があるのはガチャ金であるユキモチソウ昇華とバンダ昇華の2人だけである(2023年4月現在)。

セントポーリア(式典の礼装)

• 2023年7月に実装された、回避PT向きの迎撃支援バッファー。
  もしスイセンを純回避PTに編成するのであれば、メコノプシスやストレプトカーパス(水着)と並んで必須の回避キャラである。

ヒガンバナ(パラレル学園)

• 回避率バフを持つ中では特に相性のいい支援タイプの一人。
  回避盾を務められるキャラクターがパーティにいることを前提とする構成になっている。
  回避に関係するバフとしては回避率上昇15%、特殊回避付与1回、攻撃力バフ、防御力バフのほか、パーティメンバーの誰かが回避するたび5人全員のHP保護とボスダメが増えるアビリティがある。
  スイセンは回避率50%と被弾しやすく、これらのバフも持ち合わせていないために重宝する。
• 「[守護タイプ1人]自身が被攻撃次ターン中、迎撃ダメージ上昇:120%」はヒガンバナ自身の被攻撃をトリガーとするが、
  本人の回避率が15%しかないため挑発を持たせると早々に落ちてしまいやすい。
  しかしながら、これは各ターン中1回でも敵の攻撃対象になれば発動するものであり、
  （再行動と行動回数+のついた複数体スキルの敵が複数体同時に出現するなど）現行の高難易度ステージにありがちな攻撃の激しい敵が相手であれば
  挑発させない方がかえって安定するため、実用上は大した問題にならないことが少なくない。
  • このことが問題になるのは旧来の純回避PTに編成する場合だが、このスイセンがそもそも純回避PT向きとはいえないため、ここでは関係のない話になる（#性能のあれこれを参照）。
• 現環境では［攻撃タイプ1人］を対象に強力な攻撃支援を行う支援タイプが多いため、
  一見すると［守護タイプ1人］が対象のこのキャラとは二者択一になるようだが、
  攻撃タイプと守護タイプのアタッカーをそれぞれ1人ずつ編成する場合は別である。もう編成枠が一杯だって？　細かいことは気にするな
  スイセンを守護タイプに変更してもう1人別に単体攻撃スキルの攻撃タイプのアタッカーを編成することで
  2体のアタッカーに十分な量のバフがかかる連撃付与PTをつくることができる。
• 守護タイプを対象に攻撃支援を行う回避PT要員は他にストレプトカーパス(水着)とブラックベリー(イースター)がいる。

ブルーベリー(イースター)

• アビリティの構成は上述のヒガンバナに類似するが、すべてのアビリティにタイプ指定がないという違いがある。
  注目すべきは「[5人]回避率上昇:30%」という破格のバフであり、彼女一人でスイセンの回避率は80%に達する。
  ボスダメも最大+150%まで上昇し、迎撃と連撃双方を重視するアタッカーの攻撃支援に向いている。
• 一方でHP保護付与のトリガーは、ヒガンバナ(パラレル学園)ではパーティメンバーであれば誰が回避してもよかったのだが、
  こちらは「ブルーベリー自身が回避するたび」となり条件が厳しくなっている。
  本人の回避率が30%しかないことから発動そのものが期待できるものではないため、特殊回避のおまけとして割り切ってしまったほうがよい。
  また、スイセンPTに編成する限り問題にならないが、迎撃付与を持っていない。
• 余談であるが、大規模調整後に登場したほとんど全ての回避キャラが回避率70%であるため
  「[5人]回避率上昇:30%」は無駄になりやすく、ボスダメも迎撃PTでは本来不要なものである。
  彼女の実装時点でこの2つを最大限に活かせる「連撃」と「低い回避率」を両方備える花騎士が、
  このスイセンの他には、迎撃を持っていない同期のチェッカーベリー(イースター)しか存在していないという欠点があったが*2、
  翌週のイベントにて双連撃・迎撃持ちかつ回避率0%で攻撃力や連撃にかかるボスダメ等を持参しないスイカズラ(イースター)と、チェッカーベリーに続いて回避率が旧仕様準拠の倍率となるバイカソウ(イースター)が実装されたことから、
  回避率付与の数値のインフレに伴って、低い回避率のアタッカーやタンクが今後増えていく可能性も否定できなくなった。

ネムノキ(七華の花騎士)

• 有力な守護タイプの筆頭。
  PTメンバー5人に無尽蔵のHP保護と無効化を提供するのが特徴。防壁30%（被ダメージ(最低保証)-30%）と防御力バフもある。
  パーティの守りは彼女一人だけでどうにかなってしまうことが少なくない。
• ただし、スイセン用のパーティにおいて回避率と命中デバフを併用する場合、
  編成枠の関係で彼女のような純粋な継戦支援バッファーを編成できないことがある。
  特に回避率バフをかけるキャラと二者択一になるケースが多い。

コットン、イフェイオン(パラレル学園)

• 吸収付与、無効化や確定ガッツの付与、防御力バフなどのあるバッファー。
  これらの継戦支援バフに加え、自身の被攻撃をトリガーとする「次ターン中のスキル発動率上昇2倍」と高めの倍率のダメージバフをかけることができるため、汎用性が高い。

ブラックベリー(イースター)

• 「[守護タイプ1人]攻撃力上昇:120%」や「[5人]回避率上昇:10%」を備える支援タイプ。
  PTメンバーを回避キャラのみで統一したい場合における有力候補である。
  守護タイプを対象に攻撃支援を行う回避PT要員は他にヒガンバナ(パラレル学園)とストレプトカーパス(水着)がいる。
• 通常版スイカズラの同期であるバンダ昇華などと同様に、迎撃軸なら本来不要なはずの「与ダメージ上昇」は、
  同時実装のチェッカーベリー(イースター)や直後のイベントにて実装されたスイカズラ(イースター)との相性がよい。
  一方で、このスイセンは「与ダメージ上昇」バフを既に持っているため効果が減弱する点に注意。

連撃付与の対象となる単体スキルの攻撃タイプ。
アタッカー複数PTにおいて不足しがちなスキル発動率や耐久力の穴を埋められるものが望ましい。
連撃にかかる種類のダメージバフを持たないキャラクターに連撃を付与する場合、素直にアタッカーを1人だけに絞った方が火力が出ることが多い。

リーガルリリー

• [5人]スキル発動率上昇1.28-1.36倍のほかに、
  HP参照ダメージと「ターン中のパーティメンバーのスキル発動回数に応じて与ダメージ上昇（＆HP回復）」という
  連撃にかかる2種類のダメージアビがあるため、常時再行動率100%のスイセンとの相性が特によい。

アネモネ(パラレル学園)

• 連撃にかかる種類のダメージバフとスキル発動率上昇1.2倍がある。

ミズタマソウ昇華

• ［攻撃タイプ2人］対象の攻撃支援バフを持つ単体スキルのアタッカー。
  なお、一緒に編成すると、ミズタマソウよりもスイセンの方のスキルと連撃にかかるダメージが大きくなる。

ライムギ

• ここに本文

サクラ

• 特別に相性が良いわけではないが、バフの数値が大きいため連撃の威力が比較的大きくなる。
  現在、初期配布キャラの一人であり入手性が高いのもポイント。

スイレン(水着)

• スイセンと名前が一文字違いの斬属性アタッカー。［攻撃タイプ2人］対象のバフがあるものの、
  持参アビはスキルダメージとクリティカルダメージが中心で、連撃にかかる種類のバフが弱点属性ダメージのみであるため、
  普通はスイセンよりも他のバッファーに編成枠を割り当てた方がよい。

ジュズダマ
ヒャクニチソウ

• 環境破壊級の性能を持つ。
  最近の高難易度ステージはこの二人を編成する前提で調整されている場所が少なくない。

これは余談である。
スイセンはインフレが進んだ昨今の高難易度ステージに登場する高HPの敵を
場合によっては回避と迎撃のみで倒し切ってしまうことができる数少ないアタッカーの一人だが、純粋に回避持ちや連撃持ちとして見た場合の欠点があることも否定できない。
同じニッチを争うライバルは主に高い継戦能力を持つアタッカーと迎撃持ちのアタッカーである。

ヒガンバナ(輝く情熱のドレス)

• 約1ヶ月後に実装された「迎撃ダメージ上昇」を持つ初のキャラクター。
• 高倍率のクリダメを持つため、弱点属性のない敵を相手にする場合はこちらの方が大きな迎撃ダメージを出すことが多い。
  スイセンの迎撃回数に上限がなく、ターン経過とともに迎撃の威力が際限なく上がっていくことを考慮してもである。
  彼女は回避率70%と自前の攻撃力バフがあり、迎撃編成のために特定のキャラクターが必須ということもないため
  パーティを組むのは容易。このため回避PTにおいて一般的に高く評価される。
  特にこの違いが顕著になるのは無限城で、ターン制限付きのことが多いうえ、回避迎撃PTで攻略することが念頭に置かれているだろう階層の多くが無属性ボスになっている。
• 一方でバフの数字自体は大きいものの、クリダメ偏重の体質のため迎撃・スキルともに威力が頭打ちになりやすく、
  連戦や長期戦で弱点属性のある敵を相手にする場合の火力はスイセンに軍配が上がる。
  このヒガンバナの実装から月日が流れた2023年4月現在の環境において、迎撃ダメージを構成する3種類のバフのうち
  「迎撃ダメージ上昇」は迎撃支援キャラが一般的に持っているバフの一つになっていて、
  「クリティカルダメージ上昇」もクリ率と一緒にかかるバフなので自己バフは過剰になってしまうことが多い。
  このため、回避PTではバッファーがほとんど実装されていない「弱点属性ダメージ上昇」の影響が大きくなる。

チェッカーベリー昇華
チェッカーベリー(イースター)

• 高倍率の攻撃力バフや弱点属性ダメージ等のあるヒットアンドアウェイ型の回避アタッカー。
  どちらもヒガンバナ(パラレル学園)やブルーベリー(イースター)との相性がいい。
• (無印): 2021年の大規模調整以前に実装された金（昇華虹）で、回避率が旧仕様（2ターン目まで80%、3ターン目以降40%）のため見落とされがちだが、
  迎撃にかかるバフの総量がトップクラスであり、先述のヒガンバナ(輝く情熱のドレス)と比べても遜色がない。
  これらは迎撃以外の攻撃にもかかる種類のバフだが、連撃を持たない中では通常攻撃やスキルの火力も比較的大きい方になる。
  なお、「迎撃ダメージ上昇」を持っていないため、ヒガンバナ(輝く情熱のドレス)との相性もよい。二人を同じパーティに編成するのは有効である。
• イースター: 2023年のイースターイベントにて実装された、連撃20%と回避率40%を持つアタッカー。
  連撃と回避率のあるアタッカーはスイセン以来である。連撃の乗ったスキルの威力はスイセンのそれよりも大きい。
  通常ver.のアビリティの構成が踏襲されており、迎撃と連撃の両方にかかるバフである高倍率の弱点属性ダメージがあるのが特徴的だが、
  迎撃そのものは引き継がれていない。
  回避率+30%と高倍率のボスダメをかけられる同時実装のブルーベリー(イースター)との相性が良いアタッカーの一人でもある。
  彼女は他のPTメンバーに補ってもらう必要のあるバフとして、回避率、スキル発動率、クリティカル率、連撃にかかるその他のダメージなどを挙げることができる。
  回避発動率とスキルの威力の両立を念頭に置くスイセン用のPTと一定の互換性がある（→#パーティ例）。

ネコヤナギ

• 2021年に実装された、ヒットアンドアウェイ型の回避アタッカー。
  初期状態では《守護》タイプだが、純粋な回避タンクとは異なりスキルの火力にも重点がある。
  戦闘中の自身の回避発動回数をトリガーとするアビリティにより、大きな攻撃力バフと再行動率を持っていて、回避率も自力で90%の上限に達する。
  回避率と再行動率のあるアタッカーという点では、スイセンやチェッカーベリー(イースター)等のアビリティ構成の前身ともいえる。
• かつてはスキルと回避の両立、挑発を吸わないスキル発動率バフなどの要求を満たすことが困難で、このような課題もそのままスイセンに引き継がれていた。
  現在はアビリティセットの多様化が進み、相性のよいバッファーが一通り揃っていることから、
  実装当時のように同種のアビリティを持つキャラのみで統一する古典的なコンセプトパーティ]]にこだわる意義は薄い。
  要件が部分的に重なっているスイセン用のPTとも一定の互換性がある。

アザミ
サンダーソニア(ハロウィン)

• ヒットアンドアウェイ型の回避アタッカー。
  迎撃ではなくスキルにかかるダメージバフを持つが、こちらも初期状態では《守護》タイプに設定されている。
  自力でスキル発動率や攻撃力バフを確保することができるため、
  回避アタッカーとしては珍しく純回避PTやニシキギ(温泉浴衣)入りスキルデバフPTなどへの適性がある。

ライムギ

• 吸収スキル、最大HP300%、高倍率のHP参照ダメージやスキルダメージなどを持つ中・長期戦用のアタッカー。
  一度スイッチが入ると、目の前の敵が死ぬまでスキルで殴るのをやめなくなるバーサーカー型である。
• 2022年度以降の環境では連撃至上主義的な意見が珍しいものではなくなり、
  連撃持ちのうちのごく一部、とりわけスイカズラ以外のアタッカーの優位性の評価を放棄または無視する向きが一部にあるが、
  一つの基準として、連撃のないこのライムギも高難易度ステージの「VS王国の騎士」等をクリアすることのできる
  アタッカーの一人であることはとどめておきたい。
  時に盲目的に持ち上げられることのある連撃だが、連撃アビ単体で火力が出る計算式にはなっていないため、
  耐久性能が意識された高難易度ステージクリア用のパーティにおいて
  連撃のない彼女は、スイセンやスイカズラ(パラレル学園)などの連撃10%のアタッカーを上回るスキル火力を発揮する場合が多い。
  結局のところ、他のバフの量が重要なのである。
  （もっとも、ジュズダマ・ヒャクニチソウ入りPTや腕試し用PTなど火力特化のパーティであれば彼らの連撃10%も無視できない威力にはなる）

バニラ

• 比較的初期の期間限定ガチャにて実装された特別キャラ。
  クリティカル率変更100%と自身への3属性付与を持つため編成しやすいのが特徴。
  スキルの3回発動のたびに確定ガッツが増える固有アビリティにより、自身の被ダメージを無視しながら敵を殴り続けることができるバーサーカー型である。
  自己バフがクリダメに偏っているが、汎用性が高いため他の火力バフをバッファーで補う余地が大きい。
  ニシキギ(温泉浴衣)入りスキルデバフPTへの適性があり、高難易度ステージの「VS王国の騎士」等をクリアすることができる。

ヒマ

• 一つ前の期間限定ガチャにて実装された特別キャラで、高い長期戦適性と連撃20%を持つ突・打属性のアタッカー。
  「[自身]通常攻撃による被ダメージ低下:50%」や「[自身][戦闘中1回まで]ターン開始時、自身のHPが50%以下なら防御力上昇:250%」を持っているため、
  HPを半分以下の状態に固定するクコ(七華の花騎士)やセダム(イースター)とセットでのスキルデバフPTでの運用が基本になる。
• 「被ダメージ低下」は回避率よりも安定している守護アビであり、他の迎撃持ちや回避持ちを差し置いてスイセンなどの迎撃アタッカーに対する最も有力なライバルの一人である。
  連撃倍率の違いや攻撃力バフの有無により連撃の乗ったスキルの威力がスイセンのそれを上回るのが常であり、
  基本的にはヒマのほうが安定して高い火力を発揮することのできる継戦アタッカーだといえる。
  なお、ボスダメではなく素の与ダメを持つ点はスイセンと同じで、現環境の「与ダメージ上昇」偏重体質に足を引っぱられるきらいがある。
• 一方、2022年の後半には高難易度ステージにおいてスキルデバフへの対策がされた敵が登場し始めていて、
  【スキル発動率変更:100%】、【スキル発動率低下:無効】を持っているものや「素のスキル発動率」の高いものがそれである。
  回避対策の【命中率+100%】や反撃対策の【防御力-n%】に比べれば稀な存在であるものの、
  このような敵を相手にする時はスキルデバフPTで挑まないほうが賢明だろう。

スイカズラ

• 約3ヶ月後に周年記念キャラとして発表された特別キャラ。
  連撃と迎撃を両方持つアタッカーはスイセンに続いて2人目。回避率がない代わりに特殊回避を持っているのが特徴である。
• 元ネタの花の形状を基にした白と金の衣装デザイン、ピンク色の目、ウィンターローズ所属など類似点が多い。
  アビリティの基本構成は一致している：
  • 攻撃力上昇0％＋再行動率100％＋迎撃＋連撃＋迎撃発動アビリティ（回避率、特殊回避等）＋迎撃ダメージ上昇（弱点属性、クリティカル）＋連撃ダメージ上昇（弱点属性、与ダメージ、ボスダメージ等）
  • アビリティが類似しているため、スイセン用に組んだパーティーはそのまま彼女をスイカズラに交換しても基本的に問題なく機能することが多い。その逆は持参バフの汎用性や環境適性の関係でうまくいかないことも多い。
• 回避率0%である代わりに特殊回避2回を持つ。連撃20%と迎撃20倍、クリティカル率変更100%を備えており、一言でいうとスイセンのアビリティをよりシンプルに、汎用性の高いものに置き換えたような構成である。
  なお、攻撃力バフやクリダメはなく、ダメージバフは「ボスダメージ上昇:100%」の一種類だけを持参する。
  もっとも、2021年後半以降に実装された120%以上の高倍率の攻撃力バフを持つ支援タイプや、
  その他の有力なバッファーの大部分が暗黙のうちに50%以上の倍率の「与ダメージ上昇」バフをかけるため、
  欠点として意識されることはそうないだろう*3。普通に編成を組んでアタッカーに与ダメバフをかけないほうが難しいくらいなので、
  現環境では、他のバッファーのかける与ダメージをスイカズラの自己バフの一つのように認識してしまっても差し支えないといえる。
• 連撃倍率の違いとバッファーの持つダメージバフの種類の偏りのため、連撃の乗ったスキルの威力は基本的にスイカズラの方が大きくなるとみてよい。
  • 一方、PTメンバーのかけるダメージバフによってはスイセンのほうが連撃の威力が大きくなることもある。
    現環境の「与ダメージ上昇」バフ偏重体質がスイセンにかかる連撃ダメージを伸び悩ませる要因の一つだが、
    スイカズラに与ダメバフをかけず「ボスダメージ上昇」バフを集中させた場合にも同じ現象が起こる。
    具体例を挙げると、前年に実装されたラベンダー(ジューンブライド)や年末に実装されたシロタエギク(パラレル学園)とオンシジューム(クリスマス)は、
    スイカズラが既に高倍率のボスダメやクリ率を持っている関係で、スイセンに編成した時に比べて実際の効果量が小さくなる。
• スイカズラの迎撃は主に回数制限のある特殊回避に依存しており、命中率上昇を持つ敵には決められた回数しか発動できないのに対して、
  スイセンには「[自身]回避率上昇:50%」があることから、命中デバフと合わせることで命中率バフを持つ敵にも対応できることが差別化の焦点となる。
  迎撃倍率ではスイカズラが上回るものの、スイセンは迎撃にかかるバフとして「弱点属性ダメージ上昇」を持っているため、
  弱点属性のある敵に対するスイカズラの実際の迎撃ダメージは、同じパーティならばクリティカルの発生した
  スイセンの迎撃回数2～3.7回分程度になることが多い。
  毎ターンスキルが発動して討伐全体で4ターン以上かかるときの迎撃の威力は最終的にこちらが上回ることになる。
  （なお、迎撃にかかる第三のダメージバフとなる「迎撃ダメージ上昇」がかかる場合は別だが、
  　回避率を持たないスイカズラとそれほど相性の良くない回避PT用のバッファーの持つアビリティなので、ひとまず考慮しない。
  　その場合でもスイセンの約6.67倍という迎撃倍率の差よりは控えめになる）
  • 言うまでもないことだが、裏を返すとこのようなケース以外ではスイセンではなくスイカズラやヒガンバナ(輝く情熱のドレス)などを使用したほうが良いということでもある。
    持久戦で敵が弱点属性を持つ時はスイセンに、属性弱点なしの敵を相手にする時や短期決戦の時は彼らに軍配が上がる。
• スイカズラ中心主義: 2022年度は彼女の性能を中心とする環境調整が行われている。これは他の連撃持ちを含むすべてのアタッカーを取り巻く
  環境に影響を及ぼしており、彼女の実装以降に実装されたバッファーの持つアビリティの種類に偏りがあることが否定できない。
  • この時期に実装されたキャラクターの性能はインフレしているものと、
    虹メダル交換範囲内の旧虹に比べてもアビリティの組み合わせや数値で見劣りする、編成の余地の小さいものとが混在していたが、
    クリティカル回りに関しては明確にデフレしており、不足分をフラワーメモリーで補う必要性が増している。
    純虹においてクリ率+25%以上を持つ汎用バッファーは古代花騎士のヒャクニチソウを除けばたったの3人だけ*4。
    2020年元旦実装のスノードロップ(新春)以来となるクリ率+15%の純虹が3人追加されており*5、この年だけでクリ率15%持ちが純虹全体で6人に倍増している。
    さらにクリ率のみでクリダメをかけないバッファーの実装ペースも上がっている。
    このような編成事情から、クリティカル率を持参しないアタッカーで高難易度ステージに挑む場合、
    たいていのケースにおいてFMの編成枠5人分のうち2つ以上をクリティカル率のために割くのが最適解となっている。
  • 汎用性の高い、有力なバッファーが決まって50%以上の「与ダメージ上昇」バフをかけるようになったこととは対照的に、
    「ボスダメージ上昇」バフ30%以上をかけることのできるバッファーは、年末に実装されたシロタエギク(パラレル学園)とオンシジューム(クリスマス)の2人だけに実質的にとどめられている*6。
  • これらの他にも、高難易度ステージにおいて【クリティカル以外被ダメージ-n%】が敵の標準装備になる、特殊回避付与を持つ一般バッファーの急速な増加、「世界花の力のダンジョン」の中級からEX級までに出現する敵の過半数が打属性になる（全15体のうち12体が打属性）、クリ率デバフを持つ敵の登場、クワイと同系統のアビリティを持つ中で最も攻撃支援バフの大きいタッカ・シャントリエリが打属性で実装される等々、
    他のどの花騎士よりも運営による環境の変化の恩恵を受けているキャラクターであることに異論の余地はないだろう。
    一方で、このような調整には他のアタッカーにとっての逆風になる要素があることも無視できない。

ミヤコグサ昇華

• 2023年の周年記念イベントで実装された配布金。迎撃7.5倍と特殊回避1回。
  迎撃発動アビリティとして回避率の代わりに特殊回避を持つキャラクターはスイカズラに続いて2人目で、この点において特筆性がある。
  火力関連バフが乏しいが、他のPTメンバーにかかるバフや持久戦のためのアビリティを持たされていないことから、パーティにおける役割としては準アタッカーまたは初期タイプそのまま「支援タイプ」>になるだろう。
  一応、単体スキルなのでスイセンの連撃付与の対象である。

バイカモ(イースター)

• 2023年4月に実装された、反撃と連撃を両方持つ初めてのアタッカー。
• 敵の火力がインフレし、頻繁に防御力デバフが味方にかけられる昨今の高難易度ステージにおいて、
  攻撃をHPで受け止めるのが基本となる反撃は回避迎撃以上に扱いの難しいダメージソースである。
  反撃と連撃の両立は今後実装されるバッファーの構成にかかっており、連撃と迎撃を持つスイセンの実装当初の頃と状況が似ている。
  反撃が攻撃力ではなく防御力を参照することや、連撃の発動が自身の被攻撃時次ターン中の条件付きであること、
  HP回復機能を持参しないことなどから、彼女の編成難易度はスイセンよりも高めになる。
  なお、彼女の反撃まわりのアビリティには他の反撃持ちと大きな違いがなく、スイセンやスイカズラの迎撃のように異常な回数や倍率などではない。
  • 同年7月には反撃PTの強化が念頭に置かれた性能のオキザリス(水着)や、非常に大きい倍率の反撃アビと「反撃ダメージ上昇」を持つカタバミが、
    8月には初の反撃付与を持つキャラクターが実装され始めている。
• フラワーメモリーには「看板娘、誕生？」や「切り開く一撃」を持たせたいところだが、
  敵が単体スキルのステージなど連撃の条件を満たすために挑発させたほうがよいケースもある。
  生存能力において周りのバッファーとほとんど違いがないため彼女一人だけが生き残る状況にすることは難しい。
• このようなコンセプトの最大の競合相手は、回避率持ちのスイセンやチェッカーベリー(イースター)とスキルデバフPTにおけるヒマである。

スイカズラ(イースター)

• 2023年のイースターイベントの期間限定ガチャにて実装された特別キャラ。
  連撃と迎撃を持つアタッカーは、スイセンと通常版スイカズラに続いて3人目である。
  先述したスイセンとスイカズラのアビリティの基本構成が踏襲されている。
  迎撃12倍、「迎撃ダメージ上昇:100%」、被攻撃時次ターン中の「クリティカル率変更100%」、固定倍率の全体スキル（吸収なし）、
  回避率の代わりとしてガチャ虹では初となる高倍率の命中デバフ-60%や「[自身]自身がクリティカルを2回発生させた次のターン開始時、特殊回避:1回」などを持ち、
  通常版よりも迎撃に重きが置かれた性能だといえる。
  ターン毎に特殊回避+1回付与の機会があるため、敵が1体のみで登場し、再行動せず、複数回攻撃スキルではないケースでは
  被弾することがなくなり、ハメ殺すことができる。
• フラワーメモリーには定番の「看板娘、誕生？」や「切り開く一撃」を持たせたいところだが、
  クリ率変更アビのトリガーが被攻撃のため、単体スキルの敵と戦う時は挑発をつけたほうがよい。
• 彼女の特殊回避付与アビリティは、確実に毎ターン1回は回避できるという点において回避率よりも優れている。
  ミスデバフはできれば回避率と組み合わせたいところだが本人が回避率を所持していないため、
  （再行動と行動回数+のついた複数体スキルの敵が複数体同時に出現するなど）近年の高難易度ステージにありがちな、攻撃の激しい敵を相手にする時に迎撃をメインにするのは難しい。
  もっとも、単発式でも彼女の迎撃は一撃一撃の威力が大きいため、HPのそう多くない敵が相手のケースでは有力なダメージソースになることに違いはない。
  現環境だとHPを連撃のみで削り、特殊回避分の迎撃をガッツ対策程度のおまけにとどめる短期型のPTが主流であり、
  命中率バフを持つ敵に対して回避率と命中率デバフの併用などしないのが普通なので、
  命中率デバフを回避率と等価ととらえ、命中率バフを持つ敵に対しては特殊回避のみで迎撃するという割り切った性能とみることもできる。
  一方で、このバージョンのスイカズラの直前のイベントにて回避率付与が倍率30%で実装されたことから、
  非回避率持ちの回避率まわりの事情が今後変化する見込みも大きい（後述）。
  • 編成枠の都合上、迎撃アタッカーが回避率バフと命中率デバフのどちらを持っていたほうがよいのかに関しては
    今後実装されるバッファーのアビリティセットに依存する部分が大きい。
    一つ前のイベントから純虹の回避アタッカーの回避率が40％で実装され始めていて（バイカソウ(イースター)、チェッカーベリー(イースター)）
    彼らは命中デバフ持ちに一般的な「命中率低下:60%」と組み合わせただけでは【命中率+100%】とちょうど相殺されて回避が発動しない。
    さらに彼らと一緒に、ボスダメ上昇150%と、初の「[5人]回避率上昇:30%」のあるブルーベリー(イースター)が実装されており、
    一部の回避率持ちの倍率引き下げと回避率付与のインフレが同時に行われたことになる回避率まわりは今後変化する可能性がある。
    すでにこの年は、50%以上のボスダメバフを持つバッファーがこのブルーベリーを含めて2人実装されているが、
    このバージョンのスイカズラと特に相性のいいキャラクターは、とりわけスイセンのパーティとも相性のよいものになる。
• ホルムショルディアと同じ双連撃を持つキャラクターだが、やはり連撃の追加攻撃にかかるバフを持参しない。
  固定倍率の全体(非吸収)スキル、クリティカル率が被攻撃トリガーであること、「迎撃ダメージ上昇」以外のダメージバフや攻撃力バフの欠如などのネックもあるが、
  連撃倍率が実質30%（連撃15%×2回）とかなり高めのため、スキル回りの欠点はバッファーのインフレが進むことによって無視できるようになる。
  彼女に対するスイセンの差別化のポイントは、迎撃軸における敵の命中率上昇バフや弱点属性の有無と討伐全体にかかる総ターン数になるだろう（通常版と同様）。
• 攻撃力バフの欠如や回避率0%などの欠点を通常版から引き継いでいるため、
  双連撃と両立せず迎撃のみに特化させる古典的な純回避PTで運用する場合は、先述のヒガンバナ(輝く情熱のドレス)やチェッカーベリー昇華が有力なライバルになる
  （迎撃倍率の差がそのまま迎撃の威力の差にならないのは先述した通り。
  　この二人は迎撃倍率ではなく迎撃にかかるバフの総量が大きいため迎撃付与も有効である）。
  このような編成事情はやはりスイセンのそれに似ていて、回避PTでは攻撃力バフの低さがボトルネックになる。
  適性のない回避PTにこだわるよりも普通のアタッカー向きのバッファーを編成したほうが迎撃の威力が大きくなるのである。
  回避支援を中心とするキャラのみが持っている迎撃関連バフは「迎撃ダメージ上昇」だけで、このバージョンのスイカズラは自身で高倍率のものを持っているため、それほど意識しなくてもよい。

朱雀院紅葉

• 期間限定ガチャにて実装されたゆれあかコラボのキャラクター。
  迎撃10倍と連撃20%のアタッカーで、アビリティの基本構成がスイセンとスイカズラの系譜である。
  バフの種類を見ると、スイセンの与ダメージ上昇を攻撃力バフに置き換えたような構成だが、
  スイカズラ(イースター)のように、迎撃発動アビとして回避率の代わりに「毎ターン25%の確率で戦闘終了まで、特殊回避:1回」を持参する。
  PTメンバーに補ってもらう必要のあるバフの種類がスイセンのそれとほぼ一致しており、スイセン用のPTと一定の互換性がある。
  • 具体的には、スキル発動率、クリティカル率、ボスダメージ、攻撃属性追加（打、魔）、与ダメージ、迎撃発動率（回避率、命中率デバフ、特殊回避）等。
• スキルは吸収なしの全体・敵数変動タイプである。
  「自身が2回クリティカル攻撃発生時次ターン中」という条件付きの連撃20%（と再行動率変更100%）は発動が安定しないことから、実質的な倍率は20％より落ちる。
  他のPTメンバーから再行動率バフをかけられていない時の、連撃と再行動の初動は最速で3ターン目になる。
  初動が遅めで、火力が安定しないため各戦闘が長引くことも多く、
  一方でHP回復能力（吸収など）や耐久関連アビ（回避率、被ダメージ低下、最大HP+など）も持参しないために長期戦向きともいえないことが、運用上のネックになりやすい。

スイレン昇華

• 名前が一文字違いのため取り違えられやすい。
  さらにスイセンの口癖が「うふっ♪」であるのに対し彼女は「んふっ♪」で、
  それぞれ世話好きな性格であることも紛らわしさに拍車をかけている。
  どちらも単体吸収スキルの斬属性キャラで（3ターン目以降の）回避率50%という妙な共通点がある。
• 性能面の話をすると初期の昇華虹のため現在の高難易度での出番はない……のだが、
  2023年の追加キャラにおいてバイカソウ(イースター)など一部の自己強化型の迎撃タンクの持つ
  回避率の仕様や防壁の有無などが、回避率付与のインフレと入れ替わりで2021年の大規模調整以前の水準に逆戻りしてしまったため、
  それら一部の新虹と比較した場合、実用上は火力への貢献や生存能力に関して必ずしも大きな違いがあるとはいえなくなってしまっている
  （もちろん常時回避率70%の純虹も引き続き実装されている）。

迎撃が連撃ほどの爆発力を持たないため、迎撃軸のパーティは昨今の高難易度ステージにおいて影が薄いのだが、
討伐全体を通じて迎撃付与の回数が増加するこのスイセンは、連戦や長期戦において並の回避PT以上の迎撃火力を発揮することができる。
ステージとパーティの組み合わせ次第ではHP約1.5億の敵を回避数回分の迎撃だけで倒してしまうことも可能である。

①スイセン＋（メコノプシス or ストレプトカーパス(水着)）＋（バンダ昇華 or オミナエシ）＋α

• 古典的な回避・迎撃パーティの一例。
  回避キャラのみで固めると迎撃に必要な「攻撃力」、「スキル発動率」、「クリティカル率」の三つのうちのどれかが不足してしまいやすく、
  戦闘が長引くことによって被弾率が上がるため推奨されない。
  回避をトリガーとするアビリティのあるキャラクターが多いため、挑発させるメンバーを慎重に選ぶ必要がある。
  なお、ボスダメや弱点属性ダメ等をかける回避キャラがほとんど実装されておらず、スキルとの火力の両立は困難である。
• 大きな攻撃力バフのある回避持ちはブラックベリー(イースター)、ヒガンバナ、グミ昇華などである。
  スイセンに持たせるフラワーメモリーはディーラーズレッスンがよい。
• もしPTメンバー5人の生存率を第一に考えないのであれば、適性の高くない回避PTにこだわらず普通のアタッカー向きのバッファーを編成したほうがよい。
  しばしば勘違いされることであるが、回避持ちの中で有力なバッファーであるブラックベリー(イースター)等よりも、
  回避率のないドラセナやヒノキ(パラレル学園)等の方が迎撃にかかるバフの量が大きいのである。

②リンゴ(ジューンブライド)＋ユキモチソウ昇華＋ブルーベリー(イースター)＋ヒノキ(パラレル学園)＋スイセン
（フラワーメモリー:「誰かが好きだったパンの味」＋「晴れの装い」＋「貴方だけのパティシエール」＋「一緒に帰ろう」＋「看板娘、誕生？」）

• スイセンの性能を念頭に置いた、連撃と迎撃を両立する半迎撃軸のパーティ。
  回避発動率とスキルの威力の両立を念頭に置いており、最終的にスイセン一人だけが生き残ることを想定している。
  PTメンバーの構成も運用も旧来の回避・迎撃PTとは明らかに異なっているが、アタッカー一人で並の回避PT以上の迎撃火力を発揮することができるため、
  ここでは迎撃軸に含める。
  命中デバフ60%とスイセンの合計回避率80%は、【命中率+100%】を持つ敵に対する回避・迎撃発動率が40%となり、
  高難易度ステージで通用する継戦能力になる（後述）。
  • PTメンバーの主な役割は、
    左から順に、「スキル発動率バフ」、「（敵にかかる）命中率デバフ」、「回避率バフ」、「攻撃力バフと打属性付与」、「アタッカー」である。
    これらの編成枠は他のバフとの兼ね合いの関係で、ほかのキャラクターでの代用が難しい。
• ヒノキの攻撃力バフはターン経過に伴って低下するが、JBリンゴとFM「一緒に帰ろう」の経過バフが補完するためだいたい一定の倍率になる。
  スイセンにはFM「看板娘、誕生？」を持たせよう。
  クリティカル率はFMと合わせて+75％である。
• VS月輪の来訪者: 上下両ルートをタケ最終戦を含めてクリアすることができる。
  スイセンの連撃とブルーベリーのボスダメバフの組み合わせが、回避迎撃では分の悪い【命中率+100%】の敵のいる下ルート初戦の突破を可能にしている。
  最終戦のタケ本体や、回避率と命中率+100%を持つ挑発持ちのその取り巻きにはスイセンのスキルと通常攻撃が当たりにくいが、
  高倍率の命中デバフと回避率により比較的安定して迎撃で倒してしまうことができる。
• VS王国の騎士: 迎撃PT単独でのクリア報告がおそらく上がっていないステージだが、
  HP約1.5憶のコルベット最終戦を迎撃だけで倒すのがこのパーティである。
  道中戦においてコルベットにボスフラグが立っていないため、ボスダメやボス戦時攻撃力が用をなさず、さらにクリ率デバフまでかけられてしまうため戦闘が長引いてしまうが、
  このことを逆手にとって最終戦のための迎撃付与の回数を増やすことになる。
  最終ボスのコルベットは【無効化+10回】を持っているため、1対1だと6ターン目まで通常攻撃やスキルでダメージを与えることができないが、
  スイセンが一撃当たり約100万ダメージ強の迎撃を25回ほど付与された状態で戦闘開始し、
  特殊回避3回を含めて回避を計6回発動することで、6ターン目を待たずに迎撃だけで倒してしまうことができる。
  迎撃火力の限界に迫るパーティだといってもいいだろう。
• 攻撃をHPで受けきれる場合を考慮せず、
  特殊回避+3回、確定ガッツ+1回、確率ガッツ+0～3回、ガッツなしでの被弾(とどめ)1回を合わせた
  コルベットの攻撃5～8回の間に通常回避が3回発動する確率は31.74%～68.46%になる（注：確率ガッツの発動率(詳細不明)を考慮しない純粋な回避発動率のみで求めた数字）
  実際には道中で事故が起きてしまうことや、迎撃付与の数と迎撃のクリティカル発動回数の下振れがあるため、討伐全体での勝率はもう少し下がる。
  念のために断っておくと、回避の性質からして運要素が絡むのが普通である。

③スイセン＋ストレプトカーパス(水着)＋（ヒガンバナ(パラレル学園) or ブルーベリー(イースター)）＋｛（ブラックベリー(イースター)＋ユキモチソウ昇華）or（ハートツリー＋ジューンベリー）｝
（フラワーメモリー:「ディーラーズレッスン」＋「歌声は風に乗って」＋α）

• 迎撃を重視しつつスキルと連撃の威力に配慮した回避パーティ。「[自身]回避率上昇」を持たないバッファーを一部採用する。
  ［(斬属性かつ)守護タイプ1人］対象のバフを持つストレプトカーパス、ヒガンバナ、ブラックベリーに合わせて
  スイセンを守護タイプに変更すること。
  なお、攻撃力をハートツリーの経過バフ頼みにすると初動が遅くなりすぎる欠点がある。
• フラワーメモリー: 攻撃力バフの大きい「ディーラーズレッスン」をスイセンに、挑発をストレプトカーパスに、
  残りのメンバーに攻撃力やクリティカル率を上げるものをセットする。
  「一緒に帰ろう」(解放Lv5：攻撃力+0%(1ターン目)/+20%(2ターン目)/+40%(3ターン目以降))、「晴れの装い」(解放Lv5：クリ率+15%)、「誰かが好きだったパンの味」(解放Lv5：クリ率+10% クリダメ+10%)等がよい。
  なお、ヒガンバナやブルーベリーは被攻撃トリガーのアビリティを持っているものの、本人の回避率が低いため挑発をさせないほうがよい。
• 「VS月輪の来訪者」の上下両ルートをタケ最終戦を含めてクリアすることができる。

④ユキモチソウ昇華＋ネムノキ(七華の花騎士)＋（ハナモモ(ハロウィン) or リンゴ(ジューンブライド)）＋（ドラセナ or ヒノキ(パラレル学園) or カルダミネ・リラタ(ハロウィン)等）＋スイセン
（フラワーメモリー:「看板娘、誕生？」＋「晴れの装い」等）

• オードソックスな攻撃タイプ1体のパーティに、命中率デバフ持ちのユキモチソウを加えた（だけの）素朴なPT。
  スイセンの回避率が50%のままなので、【命中率+100%】を持つ敵への回避・迎撃発動率は10%止まりになる。
• ハナモモを使う時は、スイセン以外のPTメンバーを支援タイプに変更すること。
• フラワーメモリーは主にクリティカル率を上げるものをセットする。
  継戦能力はネムノキの無効化・HP保護・確定ガッツ付与と敵にかかる【命中率-60%】に依存している。
  ［参戦］条件付きのバッファーが混ざったり、PTメンバーへの回復・吸収付与や追加の回避率バフがない等、長期戦への適性に難もあるが、
  高難易度ステージの「VS月輪の来訪者」程度なら最後までクリアすることができる。

連戦時に真価を発揮し、純粋な1ターンPTでは敵を倒しきれない場合でも
スイセンの回避率と迎撃付与によってある程度敵の攻撃を凌ぐことができる。
アタッカーの役割としては同じく連撃を持つタツタソウやスイカズラ等と被るものの、
自己バフの関係からあちらが主に与ダメバフを伸ばすことになるのに対して、
こちらはボスダメージとクリティカル率が中心になるなど、パーティメンバーの構成が異なってくる。

①ヒノキ(パラレル学園)＋シロタエギク(パラレル学園)＋イフェイオン(パラレル学園)＋オンシジューム(クリスマス)＋スイセン

• 高倍率の攻撃力バフと打属性付与をかけられるバッファーとしてヒノキ、
  ボスダメやクリ率などを持つバッファーとしてシロタエギクとオンシジューム、スキル発動率のためにイフェイオンを編成したパーティ。
  フラワーメモリーはスイセンに「看板娘、誕生？」を持たせよう。
  なお、1ターンPT向きの命中デバフ持ちとしてオモイグサ昇華が挙げられる。

• 特殊回避・無効化・確定ガッツ・確率ガッツ・吸収付与等の継戦関連アビとスイセンの回避迎撃で多少の攻撃に耐えることができ、
  高難易度ステージの「世界花の力のダンジョン(EX級)」程度なら問題なくクリアすることができる。
  最終戦は無属性相手の持久戦になるため安定しないが、道中戦では億のダメージを叩き出すことがある。

• なお、このパーティのオンシジュームをネムノキ(七華の花騎士)に入れ替えた場合において
  「VS王国の騎士」のクリアを確認しているが、長期戦になる
  （もっとも、強力な耐久関連バフのあるネムノキが編成された時点で短期決戦型とはいえなくなる）。　

2体またはそれ以上の人数のアタッカーが軸になるパーティ。

①スイセン＋ヒガンバナ(パラレル学園)＋リンゴ(ジューンブライド)＋ネムノキ(七華の花騎士)＋リーガルリリー

• 主砲としてリーガルリリーを編成するPT。
  攻撃支援バフとしては、PTメンバー全員に攻撃力バフ、ボスダメ、クリティカルの3種のバフがかかり、スイセンにはさらに「迎撃ダメージ上昇」がかけられる。
  ヒガンバナのアビリティの効果により、スイセンが回避を発動するたびにPTメンバー全員のHP保護が増える。
  ヒガンバナのバフの対象にするため、スイセンのタイプを守護タイプに変更すること。
• フラワーメモリー: リーガルリリーに属性付与FMを持たせた状態で、高難易度ステージの「VS月輪の来訪者」と「世界花の力のダンジョン(EX級)」のクリアを確認している。

• 2022/01/17 復刻ガチャ開催(～2022/01/24)
• 2022/04/11 「復刻 特別キャラ出現率アップガチャ」が開催(～2022/04/25)
• 2023/05/25 「復刻 特別キャラ出現率アップガチャ」が開催(～2023/06/07)

心臓に咲く 水仙 燃ゆる夜に

スイセン(和名:水仙 英名:Narcissus 学名:Narcissus tazetta)とは、キジカクシ目ヒガンバナ科の多年草。
上述のNarcissus tazetta以外に、ニホンズイセン(学名:Narcissus tazetta var. chinensis)と呼ばれる変種もまとめて「スイセン」と呼ばれる事が多い。

原産地はスペイン、そこから世界中に広がっているポピュラーな観葉植物の1つ。
丸い球根(鱗茎)からヒガンバナ科お馴染みの長い線形の葉を伸ばし、冬から春にかけて白や黄色の目立つ花を咲かせる。
その花からは甘い香りが漂い、見た目だけではなく嗅覚でも楽しませてくれる。

一方で、ヒガンバナ科の例に漏れず毒草。リコリンやガランタミンという様々な毒を含み、口にしようものなら容赦なく命を奪いに来る。
加えてスイセンは非常に誤食・誤飲が多い事で有名。葉だけ見ればギョウジャニンニクやニラ、ネギ類に近い。
畑でニラやネギと間違えて採ってしまい誤食、山で山菜集めしてたらギョウジャニンニクやノビルと間違えて採ってしまい誤食と、とにかくスイセンの誤食による死亡事故が年々報告されている。

日本では、中国で名付けられた漢名の「水仙」を音読みしたスイセンという呼び名で知られる。「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来する。水辺に育ち、仙人のように寿命が長く、清らかなという意味から名付けられたという。
別名に雪中花、雅客。方言ではチチロ、キンデバナ、キンデ、シイセン、ハルダマなどの呼び名がある。

英名及び学名のNarcissus(ナルキッソス)の由来は例によって神話から。
ギリシャ神話ではもはやお馴染みの「何かかわいそうだし転生させてやるわ」フォーマットの話の1つにこんなものがある。
ある所にナルキッソスという美男子がいた。その美貌は男も女も神も人間も関係なく虜にしていた。
しかし、彼はとある理由から愛の神アフロディーテを怒らせてしまい、「彼を愛した者は彼を手に入れることが出来ない」という呪いをかけられていた。
神に呪われた運命故に誰も彼と結ばれる事は無く、不幸の連続や彼自身に愛想をつかされるという形で皆その恋を砕けさせていった。彼も叶わない恋が続いた結果、無感動で非情な人間へと変わっていった。
特に、エーコーという精霊は彼に捨てられた悲しみから彼を呼ぶ声がいつまでも反響しつづけ文字通りの木霊(こだま)と化してしまう程。
そしてエーコーの件に怒った復讐と天罰の神ネメシスは、ただでさえ呪われた彼に新たな呪いをかけた。「誰も愛せないナルキッソスは、もはや自分しか愛せない」と。
ネメシスはナルキッソスを裁く為に鏡面の様に澄んだ泉へと彼を呼び寄せた。

「う～～水分補給水分補給」

今、きれいな水を求めて全力疾走している僕は顔立ちが整いまくったごく一般的な男の子。
強いて違うところをあげるとすれば、自分自身が大好きって事かナ……。
そんなわけで山にあるきれいな泉にやって来たのだ。
ふと水面を見ると、水面に一人の若い男が映っていた。

「――ウホッ！いい男…」

こうして、水鏡に映る自分自身に夢中になってしまったナルキッソスは、飢えて死ぬまで己の姿に陶酔し、愛情を抱き、その場に居続けていたという。
或いは自分自身と口づけしようと水に近づき、そのまま泉に落ちて溺死したとも。
彼が死ぬまで、もしくは死ぬ直前までいた丘には一輪の花が咲いていた。
それはなんとも美しい、文字通りナルキッソスの生まれ変わり様なスイセンの花だったという。

こういった話から、自己愛の高い人物の事を「ナルシスト」と呼び、心理学における自己愛の傾向を「ナルシズム」と呼ぶ様になったとか。