バルーンバイン のバックアップ(No.39)

バルーンバイン

科属名：ムクロジ科フウセンカズラ属

学名：Cardiospermum halicacabum

英名：Balloon vine, Heart seed, Heart pea

和名：風船葛（フウセンカズラ）

原産地：熱帯・亜熱帯のアメリカ　アフリカ　インド　他

開花期：7月～9月頃（イラスト背景＿白い小花）

果実の鑑賞期：8月～10月頃（イラスト背景＿緑色風船状の実）

誕生花：6月17日、8月6日、8月12日、9月17日

花言葉：『一緒に飛びたい』『自由な心』『永遠にあなたとともに』『多忙』

○バルーンバイン（フウセンカズラ）とは
つる性の植物で熱帯地域で育つ一年草。葉は三出複葉、小葉は草質で柔らかく、あらい鋸歯がある。
7月～9月頃に白い5mmくらいの花を咲かせる。花は葉腋からでる長い柄の先に数個付き、
巻きヒゲを共につける。果実は風船状に大きく膨らみ、緑色。後に茶色く枯れる。
秋には、熟した実の中に3つの種をつける。
種子は球形で大粒、なめらかな黒でハート形の白い部分がある。
ちょうど栃の実を小さくした姿に見える。

フェンスなどにつるをからませて伸びることから、緑のカーテンとして利用される。
インドやジャワ島では、若芽を食べたり、中国では全草を解毒・利尿に用いたりする。

紙風船のような透けた緑色の実をつけることが、和名の由来で、
英名でも「Balloon vine（風船のつる草）」と呼ばれている。
他にもlove in a puff、heartseedと呼ばれており、どちらもハートの模様が種に入っていることにちなむ。
属名の学名「Cardiospermum（カルディオスペルマム）」は、
ギリシア語の「cardia（心臓）」と「sperma（種子）」が語源となり、
ハート形の模様がある種に由来している。

花言葉の「一緒に飛びたい」「自由な心」は、フウセンカズラの実は風船のようで、
ゆらゆらと飛んでいるように見えることに由来している。
「多忙」は、たくさんの実をつけるフウセンカズラにちなんでつけられた。

あえて一般的な「フウセンカズラ」ではなく「バルーンバイン」を採用した運営は間違いなく確信犯（誤用）

○引用文献

「ウィキペディア　フウセンカズラ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A6%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9

「ヤサシイエンゲイ　フウセンカズラ」http://www.yasashi.info/hu_00034.htm

「horti-ホルティ-生活を彩ろう。　フウセンカズラ」https://horti.jp/6034

「花言葉　花の持つ言葉　フウセンカズラ」http://www.language-of-flowers.com/hana/se-273/

　空を飛びたいバルーンバイン。風船でその願いは叶えられるのか？
理論的な部分だけで言うならば、「可能」である。

　スプリングガーデンの風船に何が封入されているかは分からない。
夢か希望か、それとも（乳）脂肪か。
なので現実の世界と同様に、内部にヘリウムが封入されていると仮定しよう。
ヘリウムが入った風船が浮くのは、密度が空気よりも小さい為である。
鉄を水に入れると沈むが、木は浮くのと同じ理屈である。

　現実の風船で一般に流通している物は、直径が9または11インチのゴム風船で、
ゴム風船自体の重さを加えた上での持ちあげられる力（浮力）は、
9インチが約5.5g、11インチ（直径28cm）が約10gの物を持ち上げられる。

バルーンバインの体重を（女性の体重を推測するのは失礼だが）45kgとすると、
11インチのヘリウム入りゴム風船を約4,500個用意すれば、
計算上45kgの物を浮かせる事が出来る。
　11インチのゴム風船一個の最大面積は14×14×3.14＝615.44㎝2。
分かり易くする為、単純に面積を4500倍にして、風船の位置を上下にずらし、
風船の面積の40％を重複させたとすると、面積は約166.68㎡。
東京都千代田区の日比谷公園（161.37㎡）よりも、やや広いくらいに収まる。

　当初計算した分の1/10000とは計算違いも甚だしいが、これで良かったのだ。
バルーンバインの夢の困難さがスケールダウンし、
某デ○ズニー映画のような、夢のある光景に収まるのだから。
市町村の呪縛などなかった。

　　　（ここから下はかなり雑学じみてますので、予めご承知置きを）

　仮にバルーンバインが小型化の為、または攻撃手段という建前を持ち出して、
浮力は高いが引火しやすい水素を封入したとしても、実は大して変わらなかったりする。
諸条件が全て同じとして計算すると、面積差は12.8㎡。畳約8畳程度にしかならない。
　少なくとも、移動手段としてはメリットが小さすぎるのでゼッタイにやめた方が良い。

…と思ったが、別に移動用と攻撃用を分別すればいいのだ。
水素が爆発した場合、その爆轟速度は1400m～3500m/s。
アンホ爆薬の爆発とほぼ同速度を持つので、マッハの衝撃波が害虫を容赦なく襲う！
無論、近すぎると彼女自身もヤバイ。何しろ最大マッハ3なのだ。
必然的に周囲の物体も破壊し、破片を生成してしまう以上、絶対に離れて攻撃すべきだ。
……どこに持ってるかを、気にしてはいけない。

　　（追記：風船をでかくしてみよう）
　ネットで探してみると、市販されている最大のゴム風船は、直径が約510cmだった。
ベンツS350の全長に等しい大きさである。（以下、デカ風船と記載）
体積の計算式や密度差なんぞををここに書くとムダに長くなるので、
単純にデカ風船の形状が、上の風船と相似形であるとして話を進めよう。

　直径28cmを510cmに拡大するという事は、大きさは18.214倍である。
相似形の物体なら、体積は拡大率の3乗に比例するので、
デカ風船は11インチ風船の約6042.5倍のヘリウムを充填できる。
　つまりこのデカ風船は、約60.4kgの物体を浮かせられるということだ。
残念ながらこのサイズの風船の重さが調べられなかったので、
とりあえず重く見積もって、4kgとしよう。
そうすると、このデカ風船の自重を加味した上での浮力は56.4kgとなる。

おぉ、45kg（推定）のバルーンバインに対し11.4kgも余裕がある！
これなら上空を公園を占拠する規模の風船群で覆うような悪目立ちする真似をする必要はない。
おめでとうバルーンバイン！　このサイズを「バルーン」と言うべきかはともかく、
風船で飛ぶのは決して不可能ではないぞ！
なんにせよ、「大きい事はイイコト」だと、バルーンバインは我々に教えてくれた（かもしれない）のだ。

　おまけ　直径510cmの風船を装備したバルーンバイン想像図