ヤマブキ

元から高い攻撃力に加えて、攻撃力35%増加のアビリティを保有する。
アビリティ補正込み、進化後最終値の攻撃力は8786と極めて高い。
戦闘スキルが全体か単体かの違いはあるものの、同じ斬属性のブラックバッカラとパラメーターが似ている。

戦闘スキルには吸収効果が付与されており、与ダメージとの関係で高い回復力を発揮する。
HPも16000を超え継戦能力が高く、場面を選ばずに優秀なアタッカーとしての活躍が期待できる。

ひとたびスキルが発動すると、もりもりHPが回復するため、レッドジンジャー同様、見た目のHP以上にしぶとく前線を支えてくれるだろう。
チビ害虫が猛威を振るう後半ステージでの生存能力は、『回避』アビリティ同様に、通常のキャラクターよりも頭一つ抜きん出る。

単体スキルゆえに威力倍率が4.3倍と高く、敵1体に対する攻撃1回あたりのダメージ期待値は作中トップクラスを誇る。
高めの攻撃力、高倍率の戦闘スキル、連撃ではなく単発のダメージ表示ということもあり、作中最大のダメージ表示を叩き出すのも魅力の一つ。
条件次第ではホエイルカノンを超えることも。

スキル発動時には澄んだ小気味よい効果音を発する。倍速モードで他メンバの派手なスキルエフェクトと被っても、この効果音のおかげで発動がすぐに判る。
この効果音聴きたさにヤマブキを使う団長諸氏も結構いるのではないだろうか。

★6のレア度にふさわしい大和撫子である…といいたいところだが、彼女の最大の魅力は高すぎる攻撃力でもなく、単発火力が作中屈指の戦闘スキルでもなく、
スキル発動後の四半秒にある。
あまり大和撫子していないことが窺えるが、詳細は『こだわりのクマちゃん』を参照。

2017/05/08に開花対応された。

開花での追加アビリティはヤマブキが初となる「現在HPによるダメージ上昇」と回避。
（実装当時の回避は「一定確率で」という曖昧な仕様だったが17/06/12に2ターン目まで80%、以降50%と仕様が改められた。）
スキルとアビリティの相性が上手く合い、対ボスでの高い性能を発揮するようになった。
17/10/10のアップデートでは防御アビリティに「一定確率でHP1で耐える」が追加され、
HP1で耐える→回避しつつスキルを発動でHP1から全回復まで持ち込むことも起こるようになり、さらに耐久力に磨きがかかった。

• 2015/08/03 スキルのダメージ倍率が3.6倍に上昇＆発動率が26%に上昇
• 2017/03/27 スキルのダメージ倍率が3.6倍から4.3倍に上昇
• 2017/05/08 コキア・キウイ・ヒメユリと共に開花対応された。
• 2017/06/12 回避アビリティの効果が『一定の確率で回避』→『2ターンまで80%、以降は50%の確率で回避』に修正
• 2017/07/03 攻撃力上昇アビリティの範囲が2人→3人。防御力上昇アビリティの効果が25%→40%、防御時のダメージ軽減率上昇3.7%→6.8%にそれぞれ修正
• 2017/10/10 防御力上昇アビリティに『自身は確率で3回まで戦闘不能にならずHP1で耐える』効果が追加
• 2018/02/13 才華祭ノーブル・グレイス人気投票にて、ベルガモットバレー内1位(総合8位)の報賞としてヤマブキに関連した庭園アイテム実装が決定。
• 2018/05/21 才華祭ノーブル・グレイス　入賞特典の庭園アイテムが実装。
• 2018/06/11 スキル発動率が26(36)%→28(38)%に上方修正された。
• 2018/08/06 開花後の攻撃力・防御力上昇率が40%→48%、防御時ダメージ軽減率が6.8%→8%に上方調整された。

参加方法は至って簡単。
スクリーンショットを撮って、Gyazoでコメント欄にあげるだけ。
コメント時の名前がエントリー名になります(実際の団長名以外の名前を推奨)。
尚、名前の設定がないと、自動的に称号が付されます。次回投稿時は強制的にご利用ください。

使用ツールの例：LICEcap+Giam、GifCam等。

咲けりとも知らずしあらば黙(もだ)もあらむ　この山吹を見せつつもとな（大伴家持）

• ネコヤマ
  
  （攻撃力+218％　クリダメ+88％　ボスダメ+17％　ダメ+45％　スキダメ+30％）
  　

• ○っぺの成る木
  
  （攻撃力＋157％　クリダメ＋190％　スキルダメ＋15％　ボスダメ＋15％　）
  　

山吹の花の、わけて白く咲きたる、小雨の葉の色も、ゆあみしたる美しき女の、眉あおき風情に似ずやとて、――

ヤマブキ(Kerria japonica)はバラ科ヤマブキ属の落葉低木です。
日本原産種で、日本全国非常に広い範囲に分布し、主に低山や丘陵地などに群生しています。海外では中国にも自生している種があります。
低木とはいうものの、高さは1～2m程度、茎は細くて柔らかいなど、あまり木という感じではないかもしれません。
ヤマブキは漢字では山吹と書き、前述のとおり茎が細い為風が吹くと揺れやすく、「山振り」が転じて「山吹」と呼ばれるようになったと言われています。
花の開花時期は4月～5月頃で、花びらは5枚一重のものと8枚八重のものがあります。
ヤマブキの背後に咲いているのは見た感じ前者の方ですが、園芸に好まれるのは後者の方が多いです。
ヤマブキの花は実がならない、と思われがちですが一応一重の方は実がなります。八重の方は雄しべの部分が退化して丸々花びらに変化しているため実はなりません。
一重の方も実は非常に硬いため、食用にするのは不可能でしょう。
輝くような明るい黄色の花弁が特徴で、ヤマブキの花の色を指して山吹色と呼びます。ヤマブキさんの着物の色も山吹色ですね。
また、黄金の小判の色はしばしば山吹色と例えられ、時代劇などで耳にする「山吹色のお菓子」とは菓子箱の底に忍ばせた小判、すなわち賄賂を示す隠語です。お主も悪よのう。
余談ですが、これをコンセプトに作られた「山吹色のお菓子」が実際に販売されています。団長様方も賄賂にいかがでしょうか。（ダイレクトマーケティング）

ヤマブキによく似たシロヤマブキと呼ばれるものもありますが、シロヤマブキはバラ科シロヤマブキ属に属するため、ヤマブキとは別種です。
また、どこでも見られるヤマブキと違いシロヤマブキは日本では中国地方でしか見れず、現在自生種は絶滅危惧種に指定されています。
シロヤマブキの方は名前のとおり白い花が咲きますが、ヤマブキと違い花は4枚一重が基本となります。

ヤマブキの枝の髄(芯の部分のこと)はスポンジのようになっていて、枝の中心を棒などで押すと中身の髄が綺麗に抜けたりします。
その時の音から、ヤマブキの事をスッポンとかスッポンポンと呼ぶこともあります。
別にヤマブキさんがスッポンポンというわけではないので間違えないように。
ヤマブキの髄の部分は行灯などの火を付けるのに使う灯心として使われた他、
髄を短く切ったものを弾にして竹筒などに詰め込み、それを発射するという山吹鉄砲と呼ばれるおもちゃもあるそうです。
筆者は平成生まれ平成育ちなので知らなかったのですが、昔は子供のおもちゃとしてよく遊ばれていたらしいです。

七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき　後拾遺和歌集

このヤマブキですが、古来より歌人に親しまれてきた花で、古くは万葉集から詠われています。
ヤマブキを詠んだ和歌は多いのですが、今回はその中でも有名であると思われる歌をご紹介します。
詠い人は兼明親王(かねあきらしんのう)とされていて、
歌のそのままの意味は、「山吹は七重八重と花が咲くのに、実が一つも結ばないのは不思議なことだ」といった感じのものなのですが、
この歌はむしろ戦国時代（といっても15世紀）の武将・太田道灌に関する逸話のほうで知られています。

太田道灌は江戸城の築城でも知られる当代随一の智将でしたが、ある時、越生(おごせ)の里に隠居した父を訪ねた際に雨に降られ、
通りがかった民家で蓑を借りようとしたところ、貧しい身なりの娘が山吹の花を差し出しただけで求めに応じませんでした。
業腹に思った道灌は、家臣に「あの山吹はどんな意味だったのか？」と尋ねたところ、家臣は上述の兼明親王の歌を引用して、
「山吹ではないけれど、蓑(実の)一つ無いので貸すことが出来ない」という貧しい状況を婉曲に示したのだと説明しました。
道灌は名も無き農家の娘ですら通じていた古歌を自分が知らなかったことを恥じ、それ以来歌道にも力を入れ、一流の歌人にまで昇り詰めたのでした――。
この逸話を『山吹伝説』といい、これをさらに引用した『道灌』という落語も作られています。
埼玉県越生町や東京は早稲田の面影橋近辺はこの話に出てくる土地であるとされていて、山吹の里と呼ばれています。

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