アナベル

いつも淑女のことを考えていて、淑女について勉強熱心なのが好きらしい。
『タチアオイちゃんこそ、私が目指す淑女の姿！』
……まあ、お手本がお手本なので、彼女の「淑女の姿」はとても勇ましくカッコイイ。
もちろんだが、タチアオイの目指す淑女は品位のある、しとやかな女性である。

一方、タチアオイはアナベルが騎士学校からついてきているのは覚えているけれど、名前は覚えていないようだ。
追っかけ回されている理由も、自身の強さに憧れてと勘違いしている。
先は長そうだ。

学名　Hydrangea arborescens‘Annabelle’
読み　ハイドランジア・アルボレッセンス'アナベル'
別名　アメリカノリノキ、スノーボール
英名　Seven Barks, Wild hydrangea, Ashy Hydrangea, Snowhill Hydrangea, Smooth Hydrangea
分類　アジサイ科アジサイ属(ハイドランジア属)アジサイ節アメリカナ亜節
原産国　北アメリカ東部　花色　白、ピンク

ココでは、野生種　アメリカノリノキの園芸品種
ハイドランジア・アルボレッセンス'アナベル'を解説していく。

まず、属名のHydrangeaは
果実の形がギリシャの水瓶に似ている事から命名された。

アジサイ節アメリカナ亜節に分類されている種の特徴として

• ノリウツギに近い雰囲気を持つ種群
• 耐寒性が強い

アメリカナ亜節の仲間として、アメリカノリノキ以外では

• H. cinerea アメリカノリノキに近縁で、葉の裏が灰色なのが特徴。
• H. radiata(H. nivea)　アメリカノリノキに近縁で、葉の裏が葉白なのが特徴。
• カシワバアジサイ（園芸品種・スノークイーン、ハーモニー等）
  ※分類当初、ヤハズアジサイ(H. sikokiana)はアジサイ亜節に含めることが多く、カシワバアジサイと
  近縁とする見方があったが遺伝子の解析の結果、タマアジサイのグループのH. aspera の近縁と判断され、分類区分が変わった経緯がある。

最近、話題になっている　ピンクアナベルは、園芸品種として新しく【Hydrangea arborescens ‘NCH 1’】となっている。

元々のアナベルと言う名前自体は、

男性名アマビリス（古代ローマの「愛すべき」を意味する単語）を女性化した
アマベルが由来とも言われている。

一般女性の名前として命名されている傾向として

• スペイン語：Anabel
• フランス語のスペルの英語読み：Annabelle
• オランダ語のスペルを英語読み：Annabel

他の女性名称としてアナベラ（Anabella、Annabella）等がある。

エレンベルクの樹海
オズの神霊樹林、白き花畑などを含む広大な樹海。
ウィンターローズにあるフヴァの氷結湖を源泉とする川を境界線とし、エダの深き森と隣接している。
その広さゆえ、害虫に対する完全な防衛網を敷くことは不可能とされ、対策は定期的な巡回と定点的な哨戒に留まっている。

みんなのトラウマナメさんやナメかあさんの住処でもある。

ゲームキーパーさん
イギリス貴族の使用人の一種で、役割は狩猟場の資源の管理。
狩猟はイギリスの貴族や富裕層の嗜みであり、狩猟専用の土地を保有している者も少なくない。
そのような狩猟場に生息している野生動物がどの区画にどれだけの数いるか観察・管理するのが仕事である。
主人の狩猟で野生動物が数を減らしすぎないように「どこでどの種をどれだけまでなら大丈夫」といった細かい制限も報告する。

師団
“戦闘・補給・管理・衛生など総合的な機能をもち、独立的に作戦を遂行しうる、陸軍の主要な職種（兵科）をひとまとめにした諸職種連合の部隊。”（小学館　日本大百科全書より）
およその人数は、国や時代によって7,000～25,000とかなり幅が広い。
しかし春庭でこの規模の師団がいくつも存在しているとは考えづらく、現実世界の師団よりも規模は小さいと思われる。