ガザニア のバックアップ(No.8)

魔法で描いた　理想の自分とはずいぶん遠いけれど
毎年爽やかな夏はやってきてくれるの　変わらないね

暖色系の樺色・オレンジ色・臙脂・黄土色など、目が覚めるように鮮やかな色をした花を咲かせる、キク科ガザニア属（クンショウギク属）の宿根草。
園芸上の区分では半耐寒性となってはいるが、もともと南アフリカという暑い気候の生まれであるため寒さに弱い。
加えて、日本の夏のような高温多湿の気候にも弱いため、日本で出回っているガザニアは宿根草ではなく一年草として扱われている。

花の大きさは、大輪系で７～８㎝、小さいものでは５㎝程度。花の基部や花弁にいろいろな文様が入り、非常に美しい。
花弁は日中開き、夜間や天気の悪い日には閉じている。

種まきは３月～４月と９月下旬～１０月あたりが良いとされるが、暖地では秋まきの方が良い結果が得られる。
・・・というのも暖地で春播きにして庭植えにすると、十分育たないうちに梅雨時になる。前述の通り、ガザニアは乾燥地帯の植物であるため湿気に弱く成長が遅くなるのである。

そして、日本生まれの団長諸兄は当然知っているであろうが、梅雨の後に来るのは暑い夏である。これまた前述の話であるが、高温多湿に弱いガザニアは余程上手く育てていない限り殆どが枯れてしまう。

それ故、良い結果が得られにくいという話である。・・・ガザニアさん。貴女、バナナオーシャン出身ですよね？

なら、暖地で秋まきすれば必ず上手くいくかというと、実際はそうでもなかったりする。

実りの秋を越えれば、待っているのは寒い寒い冬。半耐寒性とは言えど寒さに弱い植物であるので不織布をかけるなどの霜よけは必須。
おまけに、霜よけ対策をすると暖かい日は湿度が高くなるため換気に気を付けたりなど意外と気を付けることが多い。

だが、それらを気を付けていれば、冬を超え春に綺麗な花を見ることができるはずだろう。

ちなみに、ガザニアの品種の中には"宿根ガザニア"と呼ばれる品種がある。こちらは普通のガザニアと違い、暑さ、寒さに強く、花壇に植えても本来の宿根草になる。それ故、多年草として栽培し易い。

花の大きさは５～６cmほどで、一年草として出回っている品種よりは小ぶりである。花色は、オレンジ、黄花、白花など。

宿根ガザニアも、普通の品種と同じく湿気が苦手であるため、日当たりが良くて水はけのいい場所を好む。成程。だから泳ぐのが苦手なーーーイエ、ベツニナンデモナイデスヨ？

なお、雑談であるが、ガザニアの学名である「Gazania」は、、アリストテレスなどのギリシア古典書物をラテン語に翻訳したギリシャ人ガザの名前に由来する。