レウイシア のバックアップ(No.4)

レウイシア（Lewisia）はヌマハコベ科（APGIII以降）・スベリヒユ科（それ以前）の属のひとつ。
花騎士は以前の分類体系に統一しているのでスベリヒユ科扱い。弟子のマツバボタンと科を合わせるという意味合いもあるだろう。
「レウィシア」と拗音で表記することもある。
その名前は、北アメリカ大陸西部への探検隊長を務め、北米大陸入植者として始めて太平洋に到達した探検家
メリウェザー・ルイス（Meriwether Lewis、1774 - 1809）への献名。

北アメリカ大陸西部のロッキー山脈・カリフォルニア周辺原産で、岩場や礫地など、乾燥した涼しい山地に自生する多年草。
先住のネイティブアメリカンの人々には食用の野草として用いられてきた。

一般にレウイシアと言えば、その一種レウイシア・コチレドン（Lewisia cotyledon）を指す。
葉は乾燥地への対応のために肉厚で、ロゼット状に低く茂り、スプーンやレンゲのように内側にややカールしている。
4～6月ごろ、高さ10～30cmほどの花茎を伸ばして花を咲かせる。一重咲きの他に八重咲きのタイプもある。
オレンジ、ピンク、白、黄色、紫など多彩な花色が売られている。

日本での栽培難度は高めである。
元がロッキー山脈の砂礫の高原に適応した植物なので、日本の環境は高温多湿すぎるのだ。
日当たりは好むが雨には弱いので、基本的には鉢植えにして軒下など雨の当たらない場所で管理し、
夏場には風通しのよい屋内に取り込むなどして温度調整を行う必要がある。