合田草(ゴウダソウ) 分類 アブラナ科ゴウダソウ属(ルナリア属)
原産地:ヨーロッパの中央部。
学名 Lunaria annua
属名の Lunaria はラテン語の「Luna(月)」。 同様のラテン語で「lunatus(月形の、三日月形の)」「lunulatus(やや三日月形の)」から予測できると思うのだが、実の形が月の形に似てる所から。 *Lunaria annuaのannuaは1年置きを意味するラテン語。よって2年草という事に。 出典
ゴウダソウ属の総称であり、園芸では主に一年生もしくは二年生のL. annuaを指すが、他に多年生のL. redivivaがある。
その他にはバルカン半島にL. telekianaという種が自生しているそうだが、たいへん稀少な種でほとんど知られていないらしい。
英名では"Honesty"の他、"Money Plant"とも呼ばれる。お金は裏切らない(意味深)
フランス語 「Monnaie-du-pape(マネ・ドゥ・パップ)」・・・ローマ法王のお金
和名の由来・・・1901年(明治34年)に東京美術学校教授の合田清氏「かく言う私も童貞でね」がパリから種子を持ち帰ったことが由来とされている。
観賞用の栽培が中心
しかし、北海道などの寒冷地では逸出して道端などで野生化。
葉の形はハート形、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)があり、互い違いに生える(互生)。
開花時期 4月~5月
花の後になる実は薄く半透明で団扇のような形をしている。
実はドライフラワーとして人気がある。
乾燥して表皮が剥がれると内側の銀色の薄膜が残り、なるほど月のようである。
ちなみに多年生のL. redivivaはサヤの形が違い、エンドウマメに似る。三日月と言えなくもないか。
実の形から、銀扇草(ギンセンソウ)、銀貨草(ギンカソウ)、大判草(オオバンソウ)などの別名がある。
参考リンク「学名って何?」
参考リンク「新エングラー体系」
参考リンク「クロンキスト体系」
参考リンク「APG体系」
参考リンク「ギリシャ神話と花言葉
参考リンク「花咲マニアとアロマさん」
参考書籍「樋口康夫『花ことば:起原と歴史を探る』」
参考書籍「ヴィジュアル版 植物ラテン語事典」ロレイン ハリソン
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