炎の匂い しみついて む せ る
ヒルガオ科ヒルガオ属に属するつる性の多年草。近縁種にコヒルガオやハマヒルガオ、セイヨウヒルガオなどがある。
名前から分かるようにアサガオちゃんとは親戚で、特徴的なラッパ状の花はよく似ている。
朝、昼と来たのだから、当然夜もいる。15/03/17に開催された緊急任務 夜の輝きに感謝を込めての報酬としてヨルガオが配布され、晴れて朝昼夜の揃い踏みとなった。
更に朝昼夜で飽きたらず、ユウガオという子もいる。多分名前をつけるのが面倒くさかったのだろう。
ユウガオはウリ科なので遠縁どころかほぼ無関係で、しかも花も全然似てないので、よほど面倒くさかったらしい。
ちなみにユウガオはヒョウタンと同一種であり、その巨大な果実が食用とされる。
我々が干瓢(かんぴょう)として食しているのが、実はこのユウガオの実を加工したものなのである。
朝昼夜は3人ともヒルガオ科なのだが、ヒルガオはヒルガオ属であり、アサガオとヨルガオは意外にもサツマイモ属に分類される。
サツマイモもヒルガオの仲間であり、サツマイモの花を見る機会はあまりないが、ラッパ状の花はひと目でヒルガオの仲間だと分かる。
他にヒルガオ科の野菜というと、サツマイモ属のヨウサイ、中華食材でいうところの空芯菜がある。
アサガオが朝に咲くのに対して、ヒルガオは昼に咲く・・・のではなく、昼になっても花がしぼまないため、こう呼ばれる。
もっとも、アサガオでも花持ちする品種は結構あるので、咲いている時間だけから分かるものでもない。
アサガオによく似た、淡い桃色の可愛らしい花を咲かせるが、世間一般には雑草として扱われている。
というのも、一度根付くと地下茎を張り巡らし、異常な速度で増殖してつるを伸ばしはじめるためである。
地下茎は相当な長さがあり、完全に抜くことは困難。少しでも地下茎が残っていれば再生する。やっぱり異能生存体だった。
更に畑に生えた場合、農作物に絡まって成長を抑制することもあるという、可愛い顔してかなり邪悪な性質を持つ。
ちなみにこの性質から英語ではヒルガオの仲間を"bindweed"と呼ぶ。出てくるゲーム間違えてませんか
フェンスなどに大量のつるが絡まり、アサガオのような花を咲かせていたら、増殖してしまったヒルガオである可能性が高い。
これだけ増えるヒルガオだが、種子は稀にしか結実せず、ほとんどが地下茎で増える。つまり滅多に受粉しない。つまり・・・?
一応食べられる。つるの先や若葉の若く柔らかい部分は、ゆでたあと水にさらし、おひたしや和物、汁物の具などにする。
また、全草を乾燥させ刻んだものは「旋花」と呼ばれる生薬になる。
滋養強壮、利尿作用のほか、強精作用がある。つ、つまり・・・?
花言葉は「絆」・・・そういえば「今年の漢字」にも選ばれましたね・・・2011年の。
絆とはなんでしょうか。同じものを見て、同じ顔をして、同じことを言うのが絆でしょうか。
絆とは素晴らしいものです。それ故誰もが絆を求めますから、世間には高く売れる紛い物の絆が溢れています。
それを買わされた者の末路が・・・無能、怯懦、虚偽、杜撰。そして開かれる地獄の釜の蓋。
どうか団長がたには、正真正銘の絆を花騎士との間に紡いでいただきたいものです。
ちなみに花言葉の由来は、大量の地下茎が絡まりあう様子から。嫌な絆だな。
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