名:ユーチャリス 学名:Eucharis grandflora(ユーチャリス・グランディフロラ)
科属:植物界被子植物門単子葉植物綱ユリ目ヒガンバナ科ユーチャリス属
別名:エウカリス、擬宝珠水仙、アマゾンユリ(Amazon lily)
原産地:コロンビアのアマゾン川上流
解説
別名のアマゾンリリーは原産地や生息地から。別名の擬宝珠水仙(ギボウシズイセン)は、葉の形が擬宝珠に似ていて花の全体像が水仙に似ている点から。
学名の由来としては
【純白な花と「とても目を引く」所からギリシャ語の eu(良、真)+charis(惹き付ける)】という説と
【湖や川の女神として不死の命を与えられたニンフの名前・・・ユトゥルナ(juturna)から】という説がある。
花としては1964年には海外で発行された切手の絵柄に採用され、1999年にも別の海外で発行された切手の絵柄として採用されている。
また、1981年 某故元妃のウエディングブーケで使われた花材とも言われている。
そのリストがこちら(判断材料とされている元の写真)
- Odontglosum
- Blushing Bride
- Eucharis grandiflora
- Ivy
- Myrtle
日本でのユーチャリスが有名になった出来事としては、1985年にとある有名人の結婚式のブーケとして使われた事がキッカケで名前が広がったとされている。
ユリと名前や姿が似てるので勘違いされやすいが、ヒガンバナ科である。
某ロボットアニメのキャラ名とか某ゲームのキャラに似てるとか言った人、『あなた、憑かれてますね。』
非耐寒性球根で、増やし方としては分球とタネまき。
(タネからの育成の場合、花が咲くまでに5~6年かかる)
葉っぱが出ている時期は、直射日光を避け、明るい日陰で育成。(特に真夏の時期は、風通しの良い半日陰の場所)
9月から10月の間は、温室内を10℃以上で維持した、湿度が高い環境で栽培される。
販売されている品種としては自然交雑種の"グランディフロラ(Eucharis grandiflora)"が占めている。
(原種は"アマゾニカ(Eucharis amazonica)")
流通量が少なく価格が高い為、1輪単位で販売される事も・・・。
花の香りと純白の花がブライダルフラワーとして向いている為か、切り花が多く使われる。
ユーチャリスに害をなす虫としては【カイガラムシ】が挙げられている。
花言葉 『気品』、『清らかな心』、『純心』、『純愛』、 『爽快』、『清々しい日々』
草丈が30cm~60cmと言う事もあって、イラストも背が高いキャラとして描かれたのかもしれない。
ちなみに 英国キュー王立植物園(通称:キューガーデン 略称:WCSP)のデータベース記録には
Eucharis × grandiflora Planch. & Lindenと言う名前で認定されている。もし各団長たちの興味が湧いてきたのなら覗いて見ては如何だろうか?
(別サイト)
|