キウイ のバックアップ(No.4)

君たちキウイ、パパイヤ、マンゴーだね　嬉し恥ずかし　真夏の噂

ツバキ目マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物。
元々の原産地は中国は揚子江沿岸地帯で、外見が猿がうずくまった姿に似ているので「彌猴桃（ビコウトウ・猿に似た果実の意味）」と呼ばれていた。
20世紀初頭にニュージーランドの学者が自国に持ち帰り、品種改良を経て果物として流通するようになった。
一般的に学名:Actinidia deliciosaの果実をキウイフルーツと呼ぶ。和名はオニマタタビ、シナサルナシ。日本国内にもサルナシという親戚が存在する。
花は雄花と雌花が存在し、花の形自体は白く小さな花だが雌花は花弁の根本にある子房が膨らんでいる。
雌花が受粉した後に、この子房部分がどんどんと膨らんでいき、おなじみのあの形の果実となる。
ツル性の木なので、栽培の際には添え木や支柱などが必須。しかもツルの力はかなり強く、ときには金属の支柱すら曲げる事もある。要注意。

季節になると実る毛がびっしりと生えた丸い果実を割ると、鮮烈な緑色の果肉と黒ごまのような小さなタネ達がお目見え。
強い酸味は少々人を選ぶが、爽やかな味わいがクセになる美味なフルーツ。
ゴールデンキウイと呼ばれる黄色の果肉の種類もあるが、こちらは一般的なグリーンキウイと比べると甘みが強い。なんにせよ、美味しい果物には変わりないが。
栄養素はビタミン系に加えてカリウムに葉酸、カルシウムに鉄分など非常に豊富。食物繊維も多く含まれるので、美容と健康に良いフルーツとして知られる。

果実は収穫しただけでは固く、とてもではないが食べることは出来ない。
そこで収穫したキウイの果実と一緒にリンゴを置き、リンゴから発せられる「エチレン」というホルモンガスによって「追熟」を行う。
このエチレンにより、キウイは甘く柔らかくなるのだ。
リンゴ「むっはーーーー！！リンゴちゃんが頑張ってキウイちゃんを追熟させちゃいますよーーー！！」
キウイ「ちょ、ガス噴出どころか鼻血も噴出してるよね！？」
……ちなみに、追熟させすぎるとグジュグジュに腐ります。栽培してる団長達は気をつけようね。(※筆者の経験談)

名前の由来となった「キウイ」とはニュージーランドに生息する小型の飛べない鳥で、同国のシンボル。
丸っこく毛むくじゃらな果実の見た目がキウイに似ていた為、キウイの様な果実という意味でこの名が付いた。
花騎士の彼女が連れているお供もおそらくはキウイだろう。
スキル名は元々の原産地での呼び名「彌猴桃」から。

マタタビ科と聞いてピンと来た人も多いが、もちろんキウイにもネコ科の動物を興奮、及び酩酊させる「ネペタラクトーン」が含まれている。
流石に果実にはあまり含まれていないのかネコは興味を持たないが、根っこや枝にはたくさん含まれているのでベロンベロンのグデングデンな酔っぱらい状態と化す。
??????「まずいのニャ、あの子色々と危ないのニャ」
???????「同感だニャ、かじったりしたら骨抜きにされちゃうニャ」
?????「さ、流石に私は問題ないはずにゃ……」