パイナップル のバックアップ(No.2)

I have a pineapple.

パイナップル(パインアップル)とはイネ目パイナップル科アナナス属の多年草。
鋭く尖った硬い葉と、その下で固まって咲く紫色の花が特徴。花は咲き終えた後に果実になり、あの独特の見た目の果実へと姿を変える。
果実の味は爽やかで酸味と強い甘みがあり、ジュースやお菓子に料理のアクセントなど様々な用途に使われる。
台湾名物「鳳梨酥(フォンリィスー 俗に言うパイナップルケーキ)」も有名だろう。
恐らくは知らない人は居ないレベルの超有名なトロピカルフルーツ。

主な生産地はコスタリカ、ブラジル、フィリピン。また、中国やインドなどでも栽培されている。
日本国内なら沖縄。ドラゴンフルーツやスターフルーツと仲良く名産品として売り出されている。
沖縄某所のパイナップル食べ放題を知っている人もいるのでは？

名の意味は「Pine(松)」+「Apple(林檎)」=「Pineapple」。
由来としては実の形がまるでパインの実、すなわち松ぼっくりに似た形をしていることから「松ぼっくりのような果実」と名付けられた事から。(「Apple」は広義的な意味で「果実」を指すこともある)
また、林檎に似た甘い香りを漂わせる事から「林檎の様な松ぼっくり」という意味でパイナップルとした説もある。

パイナップルを食べ過ぎると舌が痛くなったり時には出血したりするが、これはパイナップルにタンパク質を分解する「ブロメライン」という酵素が含まれているため。
しかし悪いことだけではなく、肉の消化を助ける効能もある。
この酵素の特性を活かして肉の下ごしらえに使うこともあり、肉を柔らかくすることも可能。
賛否両論な酢豚のパイナップルもちゃんとした理由があるのだ。

ちなみに、パイナップルを食べる際に取り除かれる上の葉だが、実は成長点がそこにある。挿し芽としての植え時は5月上旬から7月上旬頃。
なのでちゃんと環境を整えた上で土に植えると根を張り花を咲かせ立派なパイナップルがまた実る。
もちろん南国の植物なので、なるべく暖かい環境が必要であるし、植物を育てる以上はちゃんとしたお世話も必要。
完全無欠のパイナップル嬢の為には一手間かけなければならない。
だが、立派に育て上げた暁には美味しいパイナップルを再び楽しめること請け合い。