フハハハ…怖かろう!!
しかも脳波コントロールできる!
しかも手足を使わずにコントロールできるこのマシーンを使う私を
ナディアと同じように見下すとは!
つくづく女というものは、御し難いな!
ラフレシア(正式名称ラフレシア・アルノルディイ)は、インドネシア原産の全寄生植物であり、世界最大の花として知られている。
ブドウ科の植物の根に寄生して、植物の栄養を奪って成長する寄生植物であり、自身では光合成を行なわないために葉や茎が存在しない。
発芽から開花までは2年という長い歳月を要するものの、その巨大な花が咲いてから枯れるまでの期間は3日とかなり短い。
その花の大きさは約90cmと間違いなく世界最大の大きさであるのだが、前述のとおり開花から枯れるまでの期間が3日しかなく、
さらに葉も茎も持たない花のみの植物であることから、開花までの1か月の間に発見するのも難しい。
人工栽培も現状不可能であることから地道に探して見つけることしかできず、出会うことの難しい幻の花でもある。
さて、このラフレシアにはもう一つ特徴がある。
それは、その巨大な花弁から発する香りであり、その香りは汲み取り便所に譬えられるほどに臭い。
これは死体やフンに群がるハエを呼び寄せて花粉で運んでもらうために、このような匂いとなったらしい。
ラフレシアを西欧人が最初に確認したのは1826年のことで、シンガポールの建設者トーマス・ラッフルズの調査隊による。
彼らは最初、この奇怪な花を「人食い花ではないか?」と恐れたが、
暗い森の中で遭遇した茎も葉もない毒々しい色合いの巨大な花が腐臭を漂わせていたのでは、そう早合点してしまうのも無理からぬところだろう。
その花言葉は夢現。この世のものとは思えないほど巨大な花びらを咲かせるところと、
その生態から見ることすらも難しく、わずか3日で枯れてしまうこの花に相応しい花言葉といえるかもしれない。
世界最大の花というインパクトから、ラフレシアの名前を冠するキャラクターは多く存在し、
例えば一番上のセリフは、ガンダムシリーズに登場するMA『ラフレシア』のパイロットである鉄仮面のセリフである。
なお、ギネスブックには世界最大の花としては、ラフレシアではなくショクダイオオコンニャク?が登録されている。
確かにショクダイオオコンニャクの花は最大1.5mにも達するが、これは花序や仏炎苞を含めての大きさであり、
その内側に咲く厳密な意味での花はごく微細で、単体としての花は依然ラフレシアが世界最大である。
ショクダイオオコンニャクの名は、作中でもラフレシア女史がムーングロウと並ぶかつての戦友として言及しており、続報が待たれる。
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