クノニア科エリカモドキ属(Bauera)のこと。
かつてはユキノシタ科に分類されていた。
学名の「Bauera」はマシュー・フリンダースのオーストラリア大陸周回航海(1801~1803年)に参加したオーストリアの植物画家、フェルディナント・バウアー(Ferdinand Bauer)に由来する。
エリカモドキ属は「Bauera rubioides(エリカモドキ)」、「Bauera capitata」、「Bauera sessiliflora」の3種からなり、いずれもオーストラリア東部、タスマニア島に分布する。
キャラクターのモデルとなっているのは、日本で「愛のかんざし」の名で園芸植物として流通している「エリカモドキ」と思われる。
樹高2m以下の常緑低木で、全体的に「エリカ」に似た印象がある。
春先から夏にかけ枝先にピンクや白の下を向いた小花を咲かせる。
高温、低温、乾燥、多湿、直射日光を苦手とするため、日本での栽培は難しく、中級者以上向きである。
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