エンダイブ(Cichorium endivia)はキク科キクニガナ属の一年草。
エンダイブ(endive)は英名、和名はキクヂシャ・ニガチシャ(「チシャ」はレタスのこと)。
チコリーの近縁種。
野菜として栽培され、葉が細かく縮れた、結球しないリーフレタスのような形状に育つ。
主にサラダなどで生食され、独特の苦みがある。
野菜としては主に冬場が旬で、花としてはほぼ栽培されることはない。
しかし、畑でほったらかしにすると茎がどんどん伸びてもはやレタスとは呼べない形状になり、
6月頃に青~薄紫色のコスモスのような花を咲かせる。花の形状もチコリーとよく似ている。
なお、チコリーの元ネタ解説にもあるが、チコリーとエンダイブは英語とフランス語で呼び名が逆転しており、
・Cichorium intybus = 英語:チコリー(chicory) = フランス語:アンディーブ(endive)
・Cichorium endivia = 英語:エンダイブ(endive) = フランス語:シコレ(chicorée)
というややこしい関係になっている。
ここから、名前も体型も似た姉妹、というキャラ付けになったと思われる。
なお、ふつう「チコレ」とは言わない。フランス語の「chicorée」なら、どう発音をカタカナ表記しても「シコレ」である。
この辺りは、あまり語感が良くないと判断されたものか、「窓際行って…シコれ」なんて某語録もあることだし
モケやカズラに準じた対応になったものと考えられる。
|