カンヒザクラ のバックアップ(No.7)

庭園A

カンヒザクラ(寒緋桜、Prunus campanulata)はバラ科サクラ属(スモモ属)の落葉高木。

学名：Prunus campanulata
別名：ヒカンザクラ（緋寒桜）、元日桜、薩摩緋桜、台湾桜

日本で一番早く開花する桜。
梅や桃のように赤い釣鐘型の花が下向きに咲く。
亜熱帯性だが俳句では冬の季語。
沖縄など、ソメイヨシノが育ちにくい温暖な土地では桜といえばコレ。
桜前線が北上していくソメイヨシノとは逆に、北から咲き始めて南下していく。
関東では3月頃に開花するが、沖縄などの温暖な土地では１月の中旬から開花するため、「元日桜」ともいう。
沖縄では、毎年１月の中旬から２月頃にかけて各地で桜を楽しむ催しがある。

原産地は台湾、中国南部。
日本では鹿児島県や琉球列島に分布するが、元々自生していた品種なのか、人為的に持ち込まれた品種なのかは判っていない。

学名の「Prunus（プルヌス）」は、ラテンで「すもも」を意味する「plum」が語源。
「campanulata（カンパニュラタ）」は「鐘形の」という意味。
カンパニュラのような、釣鐘型の花の形から付けられた。

本作では「カンヒザクラ」という名前で実装されているが、「ヒカンザクラ（緋寒桜）」とも呼ばれる。
また、「ヒカンザクラ」とは別に「ヒガンザクラ（彼岸桜）」というのがいるが別物。
間違えやすいので「カンヒザクラ」という名称ができたのだとか。