シャボンソウ のバックアップ(No.35)

シャボンソウが思い浮かべる食べ物は数種類あり、ランダムで決まる。
カイコウズを目の前に置くと一抹の寂しさを覚えるかもしれない…。

名：サポナリア　科属名：ナデシコ科シャボンソウ属（サポナリア属）
学名：Saponaria officinalis　別名：シャボンソウ、石鹸草、道灌草　

英名：Cow herb, Cockle, Cow cokle, Cowherb　

南ヨーロッパに多く自生。花期は６～７月頃で、白から淡い桃色の小さな五弁花が密集して咲く。

石鹸草の名の由来は【葉を水に浸してもむと泡立つと言う性質から。】という説がかなり有力視されている。

名前のサポナリアの　”サポ(sapo)”はラテン語で【せっけん】という意味がある。英語の"soap"の語源でもある。
「シャボン（サボン）」というのも、直接の由来はポルトガル語の"sabão"とされるが、元を辿ればやっぱり"sapo"から派生した語である。

特性として、シャボンソウ属には大体、界面活性剤のサポニンが含まれている事もあって、天然せっけんとして古くから使われている。

現在、バッカリア属に分類されているドウカンソウのタネが、サポナリアの名前で流通した事もあったりする。

花言葉： 清い心、友の思い出

サポニンを含む植物はそう珍しいものでもなく、中にはシャボンソウと同じように洗剤として使われるものもあれば、薬用になったり、
魚を捕るための毒に使われたり、乳化剤として加工食品に添加されたりなど、様々な形で人間の生活に関わっている。「根流しすっぺ」
中でも洗剤として使えるほど高濃度のサポニンを含むのは、シャボンソウのほか、ムクロジ、サイカチ、エゴノキの果実など。
花騎士でお馴染みのサボテンも、江戸時代に外国船の乗組員が、サポニンを含むウチワサボテンの汁で皿洗いをしていたことから、
「石鹸体（しゃぼんてい）」と呼ばれるようになり、後に「シャボテン」「サボテン」へ転じていったといわれている。
ナトリウムやカリウムの化合物を主な洗浄成分とするアルカリ性の石鹸と比べて、天然サポニンは刺激が少なく、肌や衣類を傷めにくいため、
自然派を謳う石鹸やシャンプーなどに配合されることもあるほか、珍しい用途では博物館などで展示するような骨董の衣類を洗うのにも重宝される。

薬用となるものは、セネガや朝鮮人参、カンゾウ、カラスビシャク（半夏）、キバナオウギ（黄耆）などが有名。シャボンソウも根を生薬とする。
花騎士の中でもキキョウ、ヤツデ、ワレモコウなどが薬用とされる。植物以外ではナマコなんてのもサポニンを含む生薬である。
主に界面活性作用を利用した鎮咳・去痰薬として処方される。更に人参、黄耆、ナマコなどは、漢方では補気作用があるとされる。
その一方で、魚毒漁法に使われるということからも分かるように、サポニンの中には強い毒性を持つものもある。
強力な界面活性剤は細胞膜を破壊してしまうため、赤血球が大量に破壊されれば溶血を起こす。洗剤が細菌やウィルスを殺すのも、膜を壊すためである。
シャボンソウの毒性はそこまで危険なものではないが、要は普通に石鹸水みたいなものなので、無闇に摂取すべきではないし、しようとしてもエグすぎて無理だろう。
また、洗剤やシャンプーなどが目に入った時を想像すればお分かりいただけると思うが、繊細な粘膜には少量の界面活性剤もかなり強い刺激になりうる。
シャボンソウに限った話ではないが、草の汁がついた手で目をこすったりするのはやめよう。

たまに川の水が泡立っていることがあって、大抵は生活排水に含まれる洗剤などが原因なのだが、
稀にこうした植物由来のサポニンが、川に溶け出したのが原因で水が泡立つことがある。綺麗な小川などでは、こちらの可能性が高いかもしれない。

更に余談だが、Gに洗剤をぶっかけるとめっちゃ効く。
奴らは体表を油で覆って完全防水しているのだが、洗剤に含まれる界面活性剤は油にもよく溶けるため、このバリアを突破することができる。
結果、普段は防水されている気門に洗剤が入り込み、憎きGは苦しみ喘ぎながら窒息死するのだ。科学の勝利である。
つまり、シャボンソウの石鹸液をGにぶっかけても、洗剤ほどではないかもしれないが、理論的には殺せるということであり、
害虫をしゃわしゃわする彼女の戦闘スタイルは、ファンシーなように見えて、実に理にかなっているものなのである。
尚、スプレータイプの食器用・風呂用洗剤は命中率が高く、更に泡による足止め効果も期待でき、かつ調達が容易で、扱いも簡単で安全と、
兵器として非常に優れた性能をもつと言えるが、要は「油に溶ける液体」であれば、洗剤以外にも色々と使えるものがある。
あまりオススメではないが、例えばサラダ油なんかをかけても効く。油は当然油に溶けるので、Gは油の中で溺れ死ぬことになるのだ。

①イマジナリーフレンドとは？
「空想の友人」のこと。心理学、精神医学における現象名の一つ。

直訳すると『空想の友人』。
その名の通り、本人の空想の中だけに存在する人物であり、空想の中で本人と会話したり、時には視界に擬似的に映し出して遊戯などを行ったりもする。

自分自身で生み出した友達なので、本人の都合のいいように振る舞ったり、自問自答の具現化として、本人に何らかの助言を行うことがある。反面、自己嫌悪の具現化として本人を傷つけることもある。

人間関係という概念に不慣れな幼い子供に起こりやすい現象であり、特にアメリカでは多くの子供がイマジナリーフレンドを持つ。しかし現実の対人関係を学ぶことで、殆どの場合は幼少時に自然に消滅するため、
イマジナリーフレンドを「忘れる」ことは、子供が健全に成長するための通過儀礼であるとも言える。

なお、本人が重度のストレスに苛まれた時、自身の感情などをイマジナリーフレンドに転嫁させ、解離性同一性障害(いわゆる二重人格)になってしまう場合があるとも指摘されているが、
無論イマジナリーフレンドを持った人間が必ずそうなる訳ではない。
イマジナリーフレンドそのものは、むしろ人間の成長過程では誰にでも起こり得る自然な現象である(起こらなかったら変という訳でもない)。

②キャラクターとしてのイマジナリーフレンド
各種創作作品に、このイマジナリーフレンドがキャラクターとして登場することがある。
独自の設定として、『実は実在する存在であり特定の人間にしか見えない』『本人から分離して独立した存在になり騒動を起こす』といった要素が組み込まれている場合もある。

◆引用文献

「ピクシブ百科事典　イマジナリーフレンド」