【シルフィウム】Silphium
キク科シルフィウム属の総称。
属名シルフィウムの由来は、古代ギリシャの都市キュレネで栄えた薬草のことで、
種の形がハートの形をしており、「ハートマーク」の由来になったとも云われている。
薬草・料理用・避妊薬として、古代ギリシャ世界では有名な植物だったが、
栽培がうまくゆかず、属名の由来となったシルフィウムは絶滅したと考えられている。
名前を引き継いだ現存のシルフィウム属は北米原産の植物で数十種に分かれるため、
デザインや性格の元になっている"ツキヌキオグルマ"を紹介する。
★シルフィウム・パーフォリアタム 学名:Silphium perfoliatum
別名:ツキヌキオグルマ(和名:"突抜小車" 英名:"Cup plant")
誕生花:11/26
元々は北米の東・中部に分布しており、調査すれば日本で見ることもできる帰化植物である。
驚くべきはその高さで、0.5m~2.5mまで成長し、人の背丈を超える事もあるのだとか。
頂点に咲き誇る黄色の花は直径5~8cmで、舌状の花びらが多く付く、まさに歯車のような外見である。
(7~9月の夏に咲くことから、バナナオーシャン生まれなのだろうが、初対面で陽気な性格ではないと語る堂々さ。
しかしながら、進化後衣装の露出はグンと増えており血は争えなかったよう)
英名"カッププラント"の由来は、対になる葉の根元同士がくっ付き、水を入れるようなカップ状になることから。
また、和名"ツキヌキオグルマ"は、カップ状の葉を太い茎が突き抜き、その頂点に歯車のような花を咲かせる様子から付けられたという。
(キャラクエストやボイスで、ティーカップに関する話題が多いのも英名を意識してのことかと思われる)
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