コオニタビラコ のバックアップ(No.66)

全体的に癖のないステータスでスキルは全体攻撃。
進化時点ではこれと言って特徴はないが扱いやすい構成。
開花後は攻撃力の上昇率が上がり、クリティカル2種とパーティメンバーの属性数での攻撃力上昇が追加される。
なお対象が分かりにくいが属性数での攻撃力上昇はパーティメンバーが対象。

開花後はクリティカルと属性数攻撃バフとして見ればヒツジグサに似た印象を受けるが、
実際のところはクリスマスローズやコルチカムなどのクリティカルと攻撃上昇2種を基本としたスキル発動率上昇持ちキャラと同系の構成になっている。
属性数攻撃バフはコオニタビラコは普通の★6では数が少なめの打属性なので斬のヒツジグサに比べ、ほとんど意識せずに編成しても3属性が揃いやすい。
一方で属性付与はないので、バラけさせた属性を相手に合わせるためには他のキャラで属性付与を確保する必要がある。

条件を満たした場合はクリティカル20%/35%に攻撃力が合計70%、スキル発動率1.2倍という形になる。
例に挙げた同系の2キャラが条件を満たした場合、
クリスマスローズがクリティカル20%/20%に攻撃力55%、スキル発動率最大1.36倍、
コルチカムがクリティカル20%/25%に攻撃力60%、スキル発動率1.2倍なので、
コオニタビラコは編成に癖が出る場合もあるが条件を満たした場合の数値の高さに優れている。

コオニタビラコ(Lapsana apogonoides)はキク科ヤブタビラコ属の越年草。
その他の名前にはタビラコやホトケノザなどがある。
名前の由来はオニタビラコに似て小さいことだとされるが、
オニタビラコの名前の由来も大きいタビラコであるため、
コオニタビラコは小さめの大きいタビラコというよくわからないものになっている。
(オニ○○という命名は大きめのものや棘のあるものなどに見られる)
ちなみにオニタビラコは同じキク科ではあるものの、
オニタビラコ属の植物でありヤブタビラコ属であるコオニタビラコとはやや離れた種である。
タビラコ(田平子)の由来は田の近くに生え、平たく葉を伸ばすことから付けられたと思われる。

春の七草としての名前であるホトケノザはシソ科オドリコソウ属にも同名の種が存在しているため、名前に誤解がないようにコオニタビラコとして登場したのだと思われる。
コオニタビラコがホトケノザと呼ばれる由来は田平子同様にロゼットの形状から来ていると言われている。
なおシソ科のホトケノザは食用には適さないため誤って食べることがないようにすること。
コオニタビラコについても食べられる野草でよくあるように春先の若い葉のみを食用とする。

また、こちらはあまり混同されることはないがムラサキ科のキュウリグサもタビラコと呼ばれることがある。

全草がほぼ無毛で、根生葉は柔らかい。
また水気の多い湿潤な土壌を好み、水田の近くなどにのみ生え、花は小さめで背丈も低い。
そのため現代の環境ではあまり見かけることはない。
なおオニタビラコは特に場所を選ばずに生え、道端によくあるキク科の雑草として見たことがある人も多いと思われる。

ガチャ画面で使われている英名「Nipplewort」は厳密には同属のL. communisの英名だが、ヤブタビラコ属の英名としてみればコオニタビラコの英名とも言える。
直訳すると「乳首の麦汁」となるが、「wort」は植物の名前では草という意味合いでも使われるので意訳としては「乳首の草」あたりが適当か。
このNippleは蕾の形に由来しており、残念ながら同じキク科のタンポポのように茎から乳液が出たりはしない。