サボテン（フォスの花嫁） のバックアップ(No.6)

なにかを　束ねている…

しごとりょうを10倍にした！

サボテンは「サボテン科」の植物の総称である。サボテンという種はおろか、サボテン属という分類すら存在しない。
サボテン科は５つの亜科に分類でき、属まで分けるだけでも結構な数になる。種や品種となると数え切れないほどある。
立ち絵を見る限りではウチワサボテンやハシラサボテンなど、オーソドックスなサボテンをイメージしているようだ。それでも相当な種類があるが。
ちなみにサボテン・多肉植物と分けて表記されているのは単純にサボテンの種類が多いからであり、サボテンも多肉植物に含まれる。

サボテンの特徴は「刺座」である。
棘のハエギワに生えている綿のことである。
ユーフォルビア属の多肉植物は姿がサボテンに酷似していてよく間違えられるのだが、刺座が存在しないので知っていれば区別できる。
またロフォフォラやランポー玉のように棘が退化して毛になったサボテンもいるが彼女達にもちゃんと刺座はある。

「サボテン」は純然な日本語である。
もともとサボテンが日本に伝来した当時、洗浄のために使われたという。
洗浄の時に出る「さぼん（シャボン）」を生み出す「手」のような植物…つまり「さぼん手」がなまってサボテンになったと言われる。
ちなみに英語では「cactus（カクタス）」と呼ばれる。世界でもっとも有名なサボテンだろう└|∵|┐の英語名も「cactuar」なのだ。

観葉植物としては、砂漠の植物だけあって非常に丈夫であり、育てやすさと多種多様な独特の姿から高い人気がある。
小さいものなら値段も数百円程度と手頃なので、園芸初心者の団長もこの機会にサボテンを育ててみるのはいかがだろうか。種類が非常に多いため愛好家も多い。
育てれば出る、かもしれない？
よく誤解されるが、確かに乾燥には比較的強いものの、水がなくてもいいというわけではなく、
サボテンの自生する地域は乾季と雨季がはっきりしているだけで、サボテンは普通に水を好む植物である。
かと言って水をやり過ぎると腐るのも事実であり・・・真面目に育てようとすると、意外と加減が難しかったりする。
サボテンは雨季に水を吸い上げて成長を図り、乾季は休眠し体力の温存に努めるというライフサイクルを持つ植物である。
そのため、春と秋は水をじゃぶじゃぶと与え、夏と冬は水やりを控えて休ませる、というのが理想的である。
その見た目からインテリア感覚で室内に閉じ込めたまま育ててしまうことも多いが、しっかり日光に当てなければ健康に育てることは出来ない（最もこれはサボテンに限った話ではないのだが）春～秋は屋外の風通しの良い場所に置き、特に成長期の春と秋はしっかり日光に当てることが大事。
しかし砂漠の植物だからという先入観で日光に当てすぎると今度は日焼けしてしまう。
知識と勘が必要で中々難しいのだが、上手く育てれば綺麗な花も咲かせてくれるかもしれない。

ペヨーテ、またはウバタマと呼ばれるサボテンの一種からは、メスカリンと呼ばれる幻覚物質を得られることが有名。
使うとイカしたビビッドな幻覚が見えまくって神様の声とか聞こえちゃってめっちゃハイになれるとか。
著名な作家や音楽家なども服用した歴史があるが、当然日本国内では麻薬指定を受けており、所持や使用はダメ、絶対。

毒性はないものの形的な意味、ネーミング的にアウトなサボテンもある。
「ナルホド柱」という婉曲的な別名もあるにはあるそうなのだが…その名もズバリ「珍宝閣」。
名前にたがわずどこぞのご立派様のように見事な形をしている。アウトどころかデッドボールだ。

Q. なんでサボテンちゃん打属性なのん？
A. 「さぼてん」*1を漢字変換してみよう