ペペロミア のバックアップ(No.4)

庭園A

ペペロミア(Peperomia)はコショウ科ペペロミア属の多年草。
学名の「Peperomia」はギリシャ語でコショウを意味する「peperi」と
似ていることを意味する「homoios」を合わせた造語で「コショウに似た」という意味である。
和名ではサダソウ（佐田草）とも呼ばれる。
コショウと近縁種であり、種によっては香辛料として利用されることもある。

基本的に小型で、多肉質の葉を持つものが多い。
分布は熱帯、亜熱帯地域に多く、多くの種類が中央アメリカと南アメリカに集中している。

花は細長い形状で色も含めて地味で小さいものが多く、観葉植物として栽培されることが多い。
見た目の幅が広く、多肉質な葉のものから葉が大きいもの、小さい葉をたくさんつけるものなど
ペペロミアだけで集めても多様な姿を楽しむことができる。

本作のペペロミアは衣装などのデザインから、
ペペロミア・アルギレイア（P. argyreia）だと思われる。
アルギレイアは葉に白い縞模様があり、その見た目がスイカに似ていることから「スイカペペロミア」とも呼ばれる他、
「ペペロミア・サンデルシー」や「シマアオイソウ」と呼ばれることもある。

風水では物を置く方角が重要になるため小型の観葉植物であるペペロミアは風水用途での人気がある。
基本的にはトイレやリビングなどに置くと良いと紹介されることが多い。

栽培する上で注意するべきなのは直射日光、気温の低下、水のやりすぎなど。
窓辺に置く場合はカーテンなどで対策し、屋外の場合は半日陰に置くとよい。
気温については熱帯地域の植物らしく寒さに弱いためできれば10度以上を維持し、冬でも5度以下にならないように注意する必要がある。
水は土の表面が乾いてからやる程度で充分で、鉢の底に水が溜まるような量を与えてしまうと根腐れを起こし枯れてしまう原因となる。
一方で条件さえ満たせば葉挿しや挿し木で繁殖させられるため、環境を整えれば簡単に増やすことができる。